2009年1月12日 20時1分更新
岡山県鏡野町で「てっちりこ」と呼ばれるワラ細工で体をたたいて子宝やことし1年の無病息災を祈る伝統の祭りが行われました。
この祭りは、鏡野町の奥津地区に古くから受け継がれてきた正月の伝統行事の一つで、長さ60センチほどの「てっちりこ」と呼ばれるワラ細工で、腰や尻などをたたいて子宝や無病息災を願うものです。
12日は、地域おこしグループのメンバーたちが、地元の温泉の駐車場を「てっちりこ」を手にして回りました。
そして、「今年も元気に暮らしてください」などと声をかけながら訪れた観光客や地元の人の腰などをたたいていました。
なかには妊娠中の女性もいて、「元気な赤ちゃんを産んでください」などと声をかけてもらいながら、お腹をそっとたたいてもらっていました。
「てっちりこ」でたたいてもらった人たちは、「今年は健康に暮らせそうです」と話していました。