ここから本文エリア 気管切開で患者死亡2009年01月10日 藤岡市の公立藤岡総合病院(鈴木忠院長)で昨年7月に気管切開手術を受けた83歳の女性患者が手術中に心停止となって死亡し、病院側は死因が分からない異状死として藤岡署に届けていたことがわかった。同署は医療ミスがあったのかどうか調べている。 病院側によると、女性患者は昨年7月13日、脳幹梗塞(こう・そく)によって意識がなく呼吸も停止した状態で緊急入院し、人工呼吸器をつけられた。同月25日、呼吸管理をスムーズにするため、執刀医と指導医ら複数のスタッフが立ち会い、気管切開手術を行ったところ、手術中に低酸素血症のため心停止状態に。蘇生を施した結果、心拍は戻ったが、間もなく死亡したという。 病院内の事故対策委員会に報告され、死因がはっきりしないため医療事故として藤岡署に届けた。病院側の話では、同様の手術で患者が死亡したのは初めてという。 鈴木院長は「ご遺族には大変申し訳なく思い、謝罪と経過説明をさせていただいている」とのコメントを出した。
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