授業科目名
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アジア経済論
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担当者
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康上賢淑
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開校学期
単位
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前期
2単位
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年次配当3・4
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テーマ
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アジア主導の世界経済を考える
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要 旨
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20世紀後半の世界経済は,アメリカ主導のグローバリゼーションであった。しかし,それは世界を平和に導いたとは言い難い。貧困問題,文化・宗教による摩擦,世界資源の配分紛争による不安定要素は21世紀に「遺産」として残されている。そのなかに生きるアジアは,いかにしてアメリカ的主導を超え,新たな世界経済の秩序をつくるかは,今後の最大の課題である。ハイテク・情報産業の発展は,アジア諸国(世界7割人口)の企業活動の国際化に最も良い環境を与えている。それと同時に,アジアの企業,人材,商品は世界のどこでも認められる時期がすでに来ている。本講義では,アジア経済の基礎理論をその社会の実態と関連して検討し,「アジアを見る眼」,「地球人」の思考力の養成に焦点をおきたい。
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計 画
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講 義 内 容
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月 日 |
1 |
第1章 東アジア経済 |
4/10 |
2 |
第2章 対外指向的発展戦略の成果と限界 |
17 |
3 |
第3章 韓国型圧縮成長モデルの功罪 |
24 |
4 |
*討論 (ビデオ)
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5/8 |
5 |
第4章 台湾の中小企業主導モデル |
15 |
6 |
第5章 マレーシアの外国人直接投資(FDI)主導モデル |
22 |
7 |
第6章 東アジア先発新興工業国の産業連関効果の比較動学 |
29 |
8 |
中間テスト(A4,横書き,2000字程度)持ち込み自由
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6/5 |
9 |
第7章 東アジア通貨危機と構造改革 |
12 |
10 |
第8章 東アジア経済、日本と中国 |
19 |
11 |
第9章 東アジア経済の未来 参考資料 |
26 |
12 |
*討論 21世紀のアジア主導の世界経済は可能か (ビデオ) 資料
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7/3 |
13 |
本日休講 (→7月22日に補講) |
10 |
14 |
前期 期末テスト(A4,横書き,2000字程度)持ち込み自由 |
17 |
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特別講演会へ出席しましょう |
補講日 22 |
使用教材
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安忠榮『現代東アジア経済論』岩波書店
参考書(語順):
北原淳・西澤信善『アジア経済論』ミネルヴァ書房 2004年
末廣昭『キャッチアップ型工業化論』名古屋大学出版会 2000年
中村哲編著『東アジア近代経済の形成と発展』日本評論社 2005,2006,2007年
原洋之介『現代アジア経済論』岩波書店 2001年
平川均・石川 幸一『新・東アジア経済論』ミネルヴァ書房 2003年
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成績評価
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積極的な態度と議論30点+中間テスト30点+最終試験40点(総合的評価を原則とする)
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その他
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授業中の質問・討論を大歓迎
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