【長澤まさみさん】
脚本を読んで、実際の容子さんは可愛らしくて、いつも笑顔でいらしたんだろうなあと思いました。容子さんの素敵な部分を私も真似したいです。
ウェディングドレスでの結婚式シーンは経験がありますが、和服は初めて。カツラの金具が当たってちょっと痛いんですけど(笑)、こちらの方が綺麗ですね。勘太郎さんには着物のさばき方を教えていただきました。
私の可愛い花嫁姿をぜひお楽しみに!!
【中村勘太郎さん】
田村正和さんと富司純子(ふじすみこ)さんが出演される後半部分が感動的なドラマになっているので、若い時もしっかりやらないといけないと思いました。
結婚式というのは初めての経験です。やはり厳粛な気持ちになりますね。長澤さんの花嫁姿は綺麗ですねえ。でもこのカツラ、結構重いんですよ。自分もせっかくモーニングを着られたので、白にしようか黒にしようか悩みました。
綺麗な花嫁もらって幸せな私の顔を見てください!!
【八木康夫プロデューサー】
今年の1月に発表され大反響を呼んだ原作を読み、ドラマの話を申し込みましたが、その時すでに18社から映像化のオファーがあったそうです。それでも諦めずに交渉した甲斐がありました。
ドラマは原作通りというわけではなく、オリジナルのエピソードも加えてよりいっそう深くご夫婦の絆を表現していこうと思っております。
【脚本・山元清多】
原作者は経済小説の先駆者としては名立たる方ですが、個人の生活は全く知りませんでした。原作を読んで、小説から感じる城山さんからは全然違う印象を受けました。
「仕事ができて、愛する伴侶がいればいい」という人生のシンプルな生き方を貫いた人なのでしょう。
有名な作家の話というのではなく、ある夫婦の出会いから別れまでを描いた愛妻物語に仕上げたつもりです。
【土井裕泰ディレクター】
自分より年上の主人公のドラマは久しぶりです。最近大人のドラマが少なくなっているので、こういう作品がやりたかった。
自分は主人公の子どもの世代で、親のことも考えるし、子どもの未来のことも気がかりという立場。そういう世代の皆さんの気持ちに近いところで、今回の作品がつくれたらと思います。