不正アクセス:キーロガー使用の高校生ら3人送検 北海道

 パソコンの入力情報を送信させる不正ソフト「キーロガー」を使って他人のインターネットゲームのIDを盗み不正に接続したとして、道警生活経済課と苫小牧署は19日、大阪市内の高校3年の男子生徒(17)や神奈川県内の無職少女(16)ら16~17歳の男女3人を不正アクセス禁止法違反などの疑いで札幌地検苫小牧支部に書類送検した。キーロガーを使った犯罪の摘発は道内初。

 調べでは、男子生徒らは7月、ネットを通じて知り合った苫小牧市内の女性会社員(23)ら2人に「ネットトラブルを防ぐソフトがある」などとうそを言ってキーロガーをインストールさせ、ネットゲームのIDとパスワードを盗んで不正に接続した疑い。

 男子生徒はゲーム内のアイテムを盗んでネットオークションで転売し、約100万円の利益を得ていたとみられる。「遊ぶ金が欲しかった」と話しているという。3人はネットを通じて知り合い、男子生徒が盗んだIDを他の2人に教えていた。【金子淳】

毎日新聞 2008年11月20日 10時42分(最終更新 11月20日 18時48分)

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