年中無休の“仕事”とも言える家事。誰かと一緒に住む場合には家事の分担が大切になってくるが、うまく分担できているのだろうか。
アイシェアの調査によると、「あなたは料理が得意ですか」と尋ねると、「不得意(あまり得意ではない+得意ではない)」が59.1%と「得意(得意+どちらかといえば得意)」の31.8%を上回った。男女別では「得意(得意+どちらかといえば得意)」と回答した比率は、男性(30.5%)と女性(33.3%)でほとんど差はなかった。
ほかの家事についてはどうなのか。「あなたは掃除が得意ですか」と尋ねると、こちらでも「不得意(あまり得意ではない+得意ではない)」が70.7%と「得意(得意+どちらかといえば得意)」の22.8%を大きく上回った。男女別では「得意(得意+どちらかといえば得意)」と回答した比率は、女性(19.9%)より男性(25.2%)のほうがやや高かった。
同居人に家事の面で不満を抱いている人が過半数
同居人との家事の分担はうまくいっているのだろうか。配偶者や恋人と同居している回答者に「配偶者・恋人について、家事の面での不満はありますか」と聞くと、「ある(ちょっとあるを含む)」は52.6%と半数を超えた。男性(50.1%)、女性(55.9%)ともに半数を超えており、性別を問わず不満を抱いている人が多いようだ。
自由回答で不満の理由を尋ねると、「すべて」(40代男性)、「なんにもできない」(30代女性)、「人任せ」(40代女性)、「手抜きしている」(20代男性)、「ゴミ捨てや皿洗いをしただけで家事をしていると満足している」(30代女性)など厳しい意見が寄せられた。女性からは「もうちょっと手伝って!」(30代女性)など家事への協力を求める声も多かった一方、男性からは「掃除をしろとうるさい」(30代男性)、「ちょっとした気配りに乏しい時がある」(30代男性)のように女性からの家事協力要請に対する抵抗などがあった。
携帯電話による調査で、対象は男女396人(男性53.0%、女性47.0%)。調査期間は2008年12月10日から12日。