美少女フィギュアを日本文化に ボーメさん個展
2008/10/15 10:49更新
このニュースに関連したブログ
関連フォト
記事本文
美少女フィギュアは、いかにして現代美術になり得るのか-。海外で「キング・オブ・フィギュア」と呼ばれる造形作家、ボーメさん(47)の個展が東京・渋谷のパルコファクトリーで開かれている。2次元キャラクターを立体化した作品には不思議な存在感が漂う。まだまだオタク趣味と見られがちだが、この世界の第一人者は「そのうち、美少女フィギュアこそ日本文化だと言える日が来ますよ」と話す。(村上智博)
関連記事
記事本文の続き 虚構であるはずなのにリアル。ボーメ作品の特徴は、手に取ったときのナチュラルな印象だろう。
お気に入りのアニメキャラクターを見つけると、手に入る限りの資料を集め、キャラの表情の細かなニュアンスをかぎ取る。イメージをふくらませながら立体化。合成樹脂で成形を終えるまでには、3カ月以上かかるという。
塗装にも職人の「技」が光る。陰影を演出し、透明感のある顔料を重ねながら皮膚の質感を出していく。その細やかさには圧倒されるばかり。
「イラストレーターらのイメージを壊さないよう、常に気にかけています」
アニメ界では新しいキャラが続々と生まれる。ひたすら立体化に挑戦し続けて20年になる。現代美術家の村上隆さんが描いたオリジナルキャラの原型造りに携わったのをきっかけに世界デビューも果たした。背丈が50センチほどの独自サイズのフィギュアは「ボーメ・スケール」と呼ばれて人気を集めている。
だが、本人は「美少女フィギュアはまだ、文化になりきれていない」と評する。
「機動戦士ガンダムのフィギュアは登場して何年もたった今、やっとアートとして認められ、部屋に飾れるようになった。美少女モノの時代は…あと20、30年先でしょうね」
「クール・ジャパン」の象徴として、海外から注目を集める美少女フィギュアだが、国内ではまだ限られた人たちのもの。
それでも、ボーメさんの勤務先で、食玩をヒットさせた「海洋堂」(大阪府)の宮脇修一社長(51)は「美少女フィギュアをキワモノとして終わらせたくない」と語る。オタクの街・秋葉原ではなく、渋谷で個展を企画したのもそういう意味だという。
「日本人は掛け軸や障子など平面は好きだが、立体を楽しむ文化はさほど持っていない。でも、人生をかけて美少女モノに挑んできた彼の作品をぜひ見てもらいたい。オタクの人以外にも必ず、その芸術的な価値は通じるはず」
関連ニュース
| タイトル | 更新日付 | 補足情報 |
|---|---|---|
| 速水もこみち、フィギュアが大好き! | 10/07 14:24 | |
| 村主がSP首位、中野2位 フィギュア… | 10/12 22:28 | |
| 本格復帰戦で織田が優勝 フィギュアの… | 09/27 10:38 | |
| 村主がV、中野は3位 フィギュア東京… | 10/13 21:21 |
このニュースのブログエントリ
イザ!ブログ
-
ボーメ、ボーメ、ボーメ!
- [事実は小説より奇なり]
- 一昨日、渋谷パルコ1の「ボーメ〜アーティストデビュー10周年記念展」へ行って来ま…
ハーモンさん
-
冗談はやめてくれ!!!
- [redPill-0verd0z3d]
- こんな恥さらしの文化なんて必要ないです。 竹島にでも移住してやってください。気…
L0ki DePlumeさん