ミネルバ逮捕:「新東亜」寄稿文の真相は?
パク・デソン容疑者「インタビューを受けたことはない」
時事月刊誌「新東亜」に「ミネルバ」というハンドルネームの人物がインタビューに応じた記事が掲載されたことについて、拘束されたパク・デソン容疑者(31)は「新東亜からインタビューを受けたことはない」と全面的に否認していることから、記事が掲載された経緯に対する疑惑が広がっている。
同誌は昨年12月号でミネルバについて、「証券会社での勤務経験や海外生活の経験があるというのは事実だが、年齢に関してはコメントしない」「韓国の株価の底は500、米国は5000と予想している」などの記事を掲載した。同誌はこの記事について、「昨年11月にミネルバと接触したが、いかにしてインタビューに至ったかは本人の意向をくんで明らかにしない」とコメントしている。しかしパク容疑者は検察での取り調べで、「自分は新東亜からインタビューされたことはなく、新東亜の記者に会ったこともない」と全面的に否認している。また10日に拘束された際にも記者たちからの質問に、「自分は新東亜に寄稿したことはない。みなさん(マスコミ)がぜひ明らかにしてほしい」と語った。
新東亜の報道とパク容疑者の主張が食い違っていることについて、今後のパク容疑者の証言によっては▲パク容疑者は唯一のミネルバなのか▲二人以上のミネルバが存在するのか▲偽のミネルバが存在するのか—などについて明らかになりそうだ。パク容疑者が新東亜と接触しながらもそれを否認して虚偽の証言を行っているのか、あるいは新東亜が偽のミネルバにだまされたのか、検察は双方の可能性を視野に入れて捜査を行っているという。
パク容疑者の弁護を引き受けているパク・チャンジョン弁護士は、「新東亜が偽のミネルバに完全にだまされたか、あるいは新東亜が確認を怠ったままミネルバとして報じた可能性もある」と述べた。
これに対して新東亜の宋文弘(ソン・ムンホン)編集長は本紙との電話インタビューで、「昨年12月号に掲載されたミネルバ関連報道については、その背景や経緯について2月号の誌面を通じて明らかにしたい」と語った。
クァク・チャンリョル記者
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