東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 1月12日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

昨年の都内振り込め詐欺被害額 60億円割れ 警視庁まとめ

2009年1月12日

 警視庁が二〇〇八年、被害を認知した振り込め詐欺の被害額は五十九億九千万円で、二年ぶりに六十億円台を割ったことが、同庁のまとめで分かった。一方、認知件数は三千七百十八件で、前年比6%増だった。

 同庁によると、〇七年の被害額は約六十億四千万円。〇四年(約四十億五千万円)、〇五年(約五十一億九千万円)、〇六年(約六十一億一千万円)と大幅に増えていたが、〇七年は前年比1・1%減、〇八年は同0・8%減となり、二年連続で微減。

 〇八年の被害手口の内訳は、おれおれ詐欺が二千三十九件、還付金詐欺が千八十三件、架空請求詐欺が三百五十一件、融資保証金詐欺が二百四十五件。

 同庁幹部は「上半期の認知件数は前年を大幅に上回っていたが、下半期は抑えられた。十月の撲滅月間で都民に周知できたことが、一因だろう」としている。

 

この記事を印刷する