このうち、倉敷市の成人式は去年まで会場として使われた倉敷チボリ公園の閉園に伴い、今年は倉敷マスカットスタジアムで行われました。振袖やスーツに身を包んだ新成人たちは、久しぶりに会う恩師や友人たちとの会話に花を咲かせていました。今年のテーマは「道・今までの軌跡、これからの奇跡」です。20年間の軌跡を振り返り、これから待ち受けている奇跡に胸をときめかせる日にしようという思いが込められています。記念式典では、成人式実行委員長の吉岡沙耶さんが「遠く先にある小さな光を信じ、道を歩んでいきましょう」と新成人たちに向けたメッセージを述べました。今年、倉敷市では去年より300人ほど少ない4,964人が新たな大人の仲間入りを果たしました。
上の句を読み上げた瞬間、 一斉に手が伸び、かるたをたたきます。このかるた大会は倉敷市文化連盟が毎年開いているもので、今年は倉敷市をはじめ、県内外から50人あまりが参加しました。試合は全日本かるた協会に所属する有段者らが1対1で行う本格的な「競技かるた」の部と、初心者らが数人のグループで行う「散らし取り」の部に分かれて行われました。「競技かるた」の部では実力に合わせて勝ち抜き戦で勝敗を競い、参加者たちが真剣な表情で札を見つめ、素早い反応でかるたを取りあっていました。高校の部活動でかるたに取り組んでいる生徒は「真剣に取り合う緊張感がかるたの魅力」と話していました。なお、大会の結果、上級者のクラスでは玉野市の長原あつ美さんが優勝しました。
この大会は、倉敷市水島の昇龍館一福道場の創設15周年を記念してはじまり、今年で16回目となります。毎年、参加人数が2,000人を超え、全国指折りの大会として知られています。また大会は、より多くの子供たちに全国の強さを肌で感じてもらおうとオープン参加にしており、今年も北は秋田県、南は沖縄県まで35都府県の小中学生が参加しました。大会2日目は、4年生以下の小学生低学年の部、小学生の部、中学生の部の3部門に分かれて5対5の団体戦が行われました。小学生の部で去年の夏、全国大会を制している昇龍館一福道場は地元の大声援を受けてトーナメントを勝ち抜き、小学生の部では1995年以来の優勝となりました。