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管理運営責任者として、心からお詫びします

 たいへん残念で、気持からすれば今でも信じられないでいる不祥事が起きてしまいました。本学附属小学校の男性教諭が、女子高校生とみだらな行為をした廉で宮城県青少年保護条例違反により逮捕され、起訴、罰金刑が確定した件です。このことについて、任命権者である学長として、本人に対して懲戒免職の処分を課しました。

 次はこの際報道機関に公表したものの全文です。

平成15年8月12日

報道機関各位

宮城教育大学

 本日、下記のとおり懲戒処分を行いましたのでお知らせします。

被処分者: 宮城教育大学教育学部附属小学校教諭(41歳男性)
処分量定: 懲戒免職
処分月日: 平成15年8月12日(火)
理  由: 本年7月23日(水)に宮城県青少年保護条例違反により逮捕された件にかかるもの。

(学長コメント)
 今回の事件は、小学校教諭という、児童の教育をつかさどる立場にある教育者として、あるまじき非違行為であります。このような不祥事が起きましたことは、教育を掲げる大学の信用を著しく傷つけ、国民から大学に寄せられて来た信頼を裏切るものであり、誠に遺憾であります。

 さらに今回の事件が、本学児童とその保護者はもとより、社会に対しても衝撃を与えることとなり、責任を痛感いたしております。
 宮城教育大学としては、この不祥事を重大な戒めとして服務規律の一層の徹底を図り、信頼の回復に努める決意であり、学長として当該校長に対してこのような事案が発生したことについて強く遺憾の意を伝えるとともに、今後の改善策について早急に報告するよう指示したところであります。

 以上は大学としての正式見解ですが、私個人としてもまったくこのように考えていますし、もっともっと断腸の思いでいます。私は平成5年から8年まで3年間、附属小学校の校長を務めていましたので、当該教諭をよく知る立場にありました。その意味では今でもこの事件を信じることが出来ない気持です。人を見る目がない、甘いと言われても仕方がありませんが、その気持に変わりがありません。それだけにどうして、どうしてなのだ、と毎日考えています。人間の心の暗闇の深さをあらためて思っています。
 学長としては、附属学校の校園長と相談しながら、事件の背景となったものは何か、どうしたら改善できるかを把握し、実行していくつもりでいます。

 管理運営責任者として、あらためてお詫びします。

(2003.8.19)

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