2009年1月11日 21時48分更新
総社市と広島県の福山市を結ぶ第三セクターの井原鉄道は、開業から11日でちょうど10年となり、井原市の井原駅前で記念のイベントが行われました。
井原鉄道の井原線は平成11年1月11日に開業しこれまで1100万人あまりの乗客が利用しました。
しかし開業以来、経常収益は毎年1億円あまりの赤字となっていて、利用客を増やすことが課題となっています。
記念式典では、井原鉄道の社長を務める井原市の瀧本豊文市長が「井原線は地域の住民の熱意で開業した大切な社会基盤です。これからも安全を確保し、利用促進を図っていきたい」とあいさつしました。
続いて、井原線は開業した日に生まれ、11日10歳の誕生日を迎えた倉敷市の秋山未来さんが、1日駅長に委嘱されました。
秋山さんが駅のホームに立って手を挙げて笛を吹くと、10周年の記念列車が駅を出発しました。