東京・日比谷公園の「年越し派遣村」にいた失業者のうち、生活保護を申請していた207人に対し、東京都千代田区は1カ月分の保護費を支給することを決めた。申請者の大半は所持金がほとんどなく、住居や仕事を探すことが難しい事情を考慮、短期間で申請を認めた。
千代田区によると、派遣村から223人の申請があり、5日から窓口に来ていた207人に面接を実施、8、9の両日で支給を決定した。金額は住宅費を含めて1人当たり10万5000~13万1000円で、総額は約2800万円。多くの申請者には、既に保護費が支給された。【山本太一】
毎日新聞 2009年1月10日 東京朝刊