釜山のチャンポン。右が激辛、左が長崎に似た味=韓国・釜山
チャンポンを作る衣さん。いためる際に唐辛子をたっぷり入れる=韓国・釜山、伊東写す
発祥の地「四海楼」のチャンポン=長崎市松が枝町
ひ孫で4代目社長の優継(まさつぐ)さん(43)は「チャンポンは福建料理がルーツ。韓国にもチャンポンがあるのは知っているが、似て非なるものでしょう」。韓国から来た旅行ガイドからも「長崎が発祥だと、みんな知ってますよ」と言われたことがある。「チャンポンという呼び方も長崎でできた。それが韓国に渡ったのでは」と推測する。
衣さんも「長崎が発祥の地」と耳にしたことがあるという。その上で「どっちが先かは重要じゃない。同じような材料をコックの前に並べたら、その国の人の味覚に合わせた同じような料理を作るでしょう」と話す。「でも、有名な長崎のチャンポンを一度食べてみたいね」(伊東聖)