イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に反対するNGO関係者や市民ら約1500人が10日、東京都港区で「ピースパレード」を行った。参加者は「ガザの子どもたちを殺さないで」と声を上げ、真冬の都心を行進した。
「日本国際ボランティアセンター」など12団体が主催。若者や中高年、在日外国人ら幅広い層の市民が参加し、横断幕やペンライトを手に抗議の意思を示した。
ガザ地区でろう学校の支援を続ける「パレスチナ子どものキャンペーン」(東京都豊島区)では今月2日以降、現地と電話がつながらず、約300人の生徒らの安否がわからない状態。事務局の中村哲也さん(27)は「耳が聞こえず情報が不十分な子どもたちは、余計に怖い思いをしているはず。一刻も早い停戦を望みたい」と話した。この日、札幌や大阪などでも同様のパレードがあった。【鵜塚健】
毎日新聞 2009年1月10日 21時44分(最終更新 1月10日 21時47分)