イスラエル軍のガザ侵攻に抗議し、デモ行進する人たち=10日午後、大阪市北区、伊藤恵里奈撮影
イスラエル軍のガザ侵攻に抗議し、デモ行進する人たち=10日午後、大阪市北区、伊藤恵里奈撮影
パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍の侵攻に抗議するデモが10日、大阪市中心部であった。約500人が参加し、「虐殺を許さないぞ!」などと声を上げながら中之島公園からJR大阪駅前まで約1.5キロを行進した。
関西に拠点がある民間団体「パレスチナの平和を考える会」などでつくる実行委員会の主催。インターネットなどで参加を呼びかけた。デモに先立つ集会では、ガザに住む40代の男性が同日朝に電話で寄せた「四方と上空から完全に封鎖され、今もミサイル攻撃が続いている。死者の約半分が女性と子どもだ。住民が人間性を奪われている今の状況に声を上げてほしい」という声が紹介された。
デモに参加した、パレスチナを訪れたことがあるという大阪市の公務員の女性(34)は「子どもたちまで標的にされているのは許せない」と話した。