2009年01月11日(日)
看護師不足解消に期待の声 就職ガイダンスの参加者急増
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看護学生や復職、転職を希望する人が詰め掛けたガイダンス=ベルクラシック甲府 |
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山梨県内で看護師不足が課題となる中、県看護協会(里吉和子会長)が10日開いた就職ガイダンスに、昨年を大きく上回る約120人が詰め掛けた。資格を持ちながら子育てや介護で現場から離れている「潜在看護師」の姿も多くみられた。
景気悪化が復帰の動きにつながっているとの見方もあり、関係者は「看護師不足解消につながってくれれば」と期待している。
ベルクラシック甲府で開いた看護職員就職ガイダンスでは、県内63の病院や診療所、福祉施設などが個別ブースを設置。潜在看護師のほか、看護師を目指す学生や転職希望者らが訪れ、人事担当者や現役の看護師が勤務体制などについて面接相談に応じた。
今年は託児所の有無についての問い合わせも多く、担当者は「離職していた人のサポート体制も少しずつ整ってきた。不況の折、自分の持つ資格を意識して動いた人もいるかもしれない」と話していた。
会場には2台のベビーベッドが設置され、子供連れの参加者も多かった。
同ガイダンスの昨年の参加者は約90人だった。
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