愛知県稲沢市増田東町で10日夜、歩行者らを襲い、警察官に射殺された大型犬の飼い主は、同県海部郡の建築業男性(58)と11日、わかった。
県警稲沢署の事情聴取に対し、男性は「自宅の囲いから逃げた」と説明しているという。
同署の発表によると、グレートデンと見られていた大型犬は、3歳のオスの土佐犬だった。男性は犬を自宅敷地内の鉄筋やワイヤで作った囲い(縦3・5メートル、横2・8メートル、高さ約1・5メートル)で放し飼いにしていたが、10日午後6時ごろ、いなくなったことに気付いた。11日朝、自宅近くの交番に届け出た。土佐犬は囲いの低い部分を乗り越えて逃げたとみられる。
同署は、県動物愛護条例(係留義務)違反の疑いもあるとみて、男性から事情を聞いている。
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