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文書番号: 310747 - 最終更新日: 2007年12月1日 - リビジョン: 4.3

Windows XP および Windows Server 2003 のシステム ファイル チェッカー (Sfc.exe) について

この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP310747
Microsoft Windows 2000 については、次の資料を参照してください。 222471  (http://support.microsoft.com/kb/222471/JA/ )

目次

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概要

この資料では、Windows ファイル保護 (WFP) 機能と共に使用されるコマンド ライン ユーティリティであるシステム ファイル チェッカー (Sfc.exe) ツールについて説明します。

詳細

システム ファイル チェッカー ツールを使用することにより、管理者は、保護されているすべてのファイルをスキャンして、バージョンを確認することができます。システム ファイル チェッカーは、保護されているファイルが上書きされていることを検出すると、キャッシュ フォルダ (%Systemroot%\System32\Dllcache) または Windows インストール ソース ファイルから適切なバージョンのファイルを取得し、不適切なファイルを取得したファイルに置き換えます。システム ファイル チェッカーは、キャッシュ フォルダのチェックと再作成も行います。システム ファイル チェッカーを実行するには、管理者または Administrators グループのメンバとしてログオンする必要があります。キャッシュ フォルダが損傷するか、使用不能になった場合は、sfc /scannow、sfc /scanonce、または sfc /scanboot のいずれかのコマンドを使用して内容を修復することができます。

システム ファイル チェッカー ツールの構文

Sfc [/Scannow] [/Scanonce] [/Scanboot] [/Revert] [/Purgecache] [/Cachesize=x]
  • /Scannow : 保護されているすべてのシステム ファイルを直ちにスキャンして、誤っているバージョンをマイクロソフトの正しいバージョンに置き換えます。このコマンドの実行時、Windows のインストール CD の挿入またはインストール ファイルの存在場所の指定が必要になる場合があります。
  • /Scanonce : 保護されているすべてのシステム ファイルを次回起動時に 1 回スキャンします。コンピュータを再起動する際、Windows のインストール CD の挿入またはインストール ファイルの存在場所の指定が必要になる場合があります。このコマンドの実行時に、以下のレジストリ キーにある SfcScan の DWORD 値が 2 に設定されます。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
  • /Scanboot : 保護されているすべてのシステム ファイルを、コンピュータを起動するたびにスキャンします。コンピュータを起動するたびに Windows のインストール CD の挿入またはインストール ファイルの存在場所の指定が必要になる場合があります。このコマンドの実行時に、以下のレジストリ キーにある SfcScan の DWORD 値が 1 に設定されます。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
  • /Revert : スキャンをデフォルトの設定に戻します (コンピュータの起動時に保護されているファイルをスキャンしません)。このコマンドを実行してもデフォルトのキャッシュ サイズはリセットされません。このコマンドは、Windows 2000 の /Enable スイッチと同じです。
  • /Purgecache : ファイル キャッシュを削除して、保護されているすべてのシステム ファイルを直ちにスキャンします。Windows インストール CD の挿入またはインストール ファイルの存在場所の指定が必要になる場合があります。
  • /Cachesize=x : ファイル キャッシュのサイズを x MB に設定します。キャッシュのデフォルトのサイズは 50 MB です。このコマンドを実行した場合は、コンピュータを再起動した後、/purgecache コマンドを実行してディスク上のキャッシュのサイズを調整する必要があります。このコマンドにより、以下のレジストリ キーにある 、SfcQuota の DWORD 値が x に設定されます。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Windows ファイル保護機能の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
222193  (http://support.microsoft.com/kb/222193/EN-US/ ) Description of the Windows 2000 Windows File Protection Feature
222193  (http://support.microsoft.com/kb/222193/JA/ ) Windows ファイル保護機能について

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 310747  (http://support.microsoft.com/kb/310747/EN-US/ ) (最終更新日 2003-06-04) を基に作成したものです。

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, 64-Bit Datacenter Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Web Edition
  • Microsoft Windows XP Home Edition
  • Microsoft Windows XP Professional
  • Microsoft Windows XP Professional x64 Edition
  • Microsoft Windows XP Tablet PC Edition
キーワード: 
kbinfo KB310747
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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