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【発明の名称】 生物管理方法およびそのシステム、管理サーバ、並びにプログラム
【発明者】 【氏名】▲高▼本 治明

【氏名】安達 精治

【氏名】岡田 賢治

【氏名】大平 みはる

【氏名】並木 秀男

【氏名】菅野 淳

【要約】 【課題】生物の管理を徹底して行うことができ、生物の人間社会に対する役割向上あるいは生物に対する人間のモラル向上を図ることができる生物管理方法およびそのシステム、管理サーバ、並びにプログラムを提供すること。

【解決手段】管理サーバ20、生物(例えば、ペットとしての犬や猫等)の飼い主の操作するユーザー端末装置2、あるいは行政の操作する行政端末装置3を、ネットワーク1で接続して生物管理システム(例えば、ペット管理システム10等)を構成し、管理サーバ20に接続されたデータベース40に生物の個体データを登録することにより、飼い主に対し、生物についての家系図作成、結婚プロデュース、思い出日記、健康管理、迷子捜索等の各サービスを提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理方法であって、前記ユーザー端末装置により、血縁関係を含む前記生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として入力した後、前記ユーザー端末装置から前記ネットワークを介して送られてくる前記家系図情報を、前記管理サーバに接続された家系図データベースに記憶しておき、前記管理サーバの家系図作成手段により、前記家系図データベースに記憶された前記家系図情報に基づき前記生物の家系図を作成することを特徴とする生物管理方法。
【請求項2】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムであって、前記管理サーバには、前記ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む前記生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続され、前記管理サーバは、前記家系図データベースに記憶された前記家系図情報に基づき前記生物の家系図を作成する家系図作成手段を備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項3】 請求項2に記載の生物管理システムにおいて、前記家系図データベースは、前記ユーザー端末装置で入力された前記生物とその親との関係を前記個体識別情報を用いて記憶する親データベースを備えるとともに、前記ユーザー端末装置で入力された前記生物とその配偶者との関係を前記個体識別情報を用いて記憶する配偶者データベースと、前記ユーザー端末装置で入力された前記生物とその兄弟との関係を前記個体識別情報を用いて記憶する兄弟データベースと、前記ユーザー端末装置で入力された前記生物とその従兄弟との関係を前記個体識別情報を用いて記憶する従兄弟データベースと、前記ユーザー端末装置で入力された前記生物とその子供との関係を前記個体識別情報を用いて記憶する子供データベースと、前記ユーザー端末装置で入力された前記生物とその親族との関係を前記個体識別情報を用いて記憶する親族データベースと、前記ユーザー端末装置で入力された前記生物とその友達または友好関係にある生物との関係を前記個体識別情報を用いて記憶する友好データベースとのうち少なくとも一つのデータベースを備えて構成されていることを特徴とする生物管理システム。
【請求項4】 請求項2または3に記載の生物管理システムにおいて、前記管理サーバには、前記ユーザー端末装置で入力された前記生物の個体特徴を記憶する家系図サービス用の個体情報データベースが接続され、前記家系図作成手段は、前記家系図の中に前記個体情報データベースに記憶された前記個体特徴の少なくとも一部を表示する構成とされていることを特徴とする生物管理システム。
【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の生物管理システムにおいて、前記管理サーバには、前記家系図作成手段により作成された前記家系図に含まれる他の生物の飼い主と連絡をとるための連絡フォームを記憶する連絡フォーム記憶手段が接続され、前記管理サーバは、前記ユーザー端末装置からの連絡要求に基づき前記連絡フォーム記憶手段に記憶された前記連絡フォームを前記ユーザー端末装置に送信する連絡フォーム送信手段と、前記連絡要求をした飼い主により前記連絡フォームを用いて入力された連絡内容を、前記個体識別情報で指定された連絡対象としての前記他の生物の飼い主に通知する連絡内容通知手段とを備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項6】 生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、前記生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続されて前記生物に関するデータを管理する管理サーバであって、前記ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む前記生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続されるとともに、この家系図データベースに記憶された前記家系図情報に基づき前記生物の家系図を作成する家系図作成手段を備えたことを特徴とする管理サーバ。
【請求項7】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記管理サーバには、前記ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む前記生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続され、前記管理サーバは、前記家系図データベースに記憶された前記家系図情報に基づき前記生物の家系図を作成する家系図作成手段を備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項8】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理方法であって、前記ユーザー端末装置により、結婚プロデュース登録フォームを用いて前記生物の個体特徴を入力し、この入力された個体特徴を、前記管理サーバに接続された結婚プロデュースサービス用の個体情報データベースに登録しておき、前記管理サーバの結婚相手検索手段により、前記ユーザー端末装置で結婚相手検索条件入力フォームを用いて入力された条件に合致する生物を前記個体情報データベースの中から検索し、この結婚相手検索手段による検索結果の一覧表示画面を、前記管理サーバの結婚相手検索結果一覧表示画面送信手段により、前記ユーザー端末装置に送信し、続いて、検索された結婚相手候補に対して前記ユーザー端末装置でプロポーズ入力フォームを用いてプロポーズをした後、このプロポーズに関するデータを、前記管理サーバに接続されたプロポーズデータベースに記憶し、その後、前記管理サーバのプロポーズ通知手段により、前記プロポーズをプロポーズ受信側の飼い主に通知し、さらに、前記管理サーバのプロポーズ返答通知手段により、前記プロポーズに対する前記プロポーズ受信側の飼い主による返答をプロポーズ送信側の飼い主に通知することを特徴とする生物管理方法。
【請求項9】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムであって、前記管理サーバには、結婚プロデュースサービスで用いられる前記生物の個体特徴を入力する結婚プロデュース登録フォームを記憶する結婚プロデュース登録フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された前記生物の個体特徴を記憶する結婚プロデュースサービス用の個体情報データベースと、前記個体情報データベースに記憶された前記生物の中から結婚相手候補を検索するための条件を入力する結婚相手検索条件入力フォームを記憶する結婚相手検索条件入力フォーム記憶手段と、検索された結婚相手候補に対してプロポーズをするためのプロポーズ入力フォームを記憶するプロポーズ入力フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記プロポーズ入力フォームを用いて入力された前記プロポーズに関するデータを記憶するプロポーズデータベースとが接続され、前記管理サーバは、前記ユーザー端末装置で前記結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された前記生物の個体特徴を前記個体情報データベースに登録する個体情報登録処理手段と、前記ユーザー端末装置で前記結婚相手検索条件入力フォームを用いて入力された条件に合致する生物を前記個体情報データベースの中から検索する結婚相手検索手段と、この結婚相手検索手段による検索結果の一覧表示画面を前記ユーザー端末装置に送信する結婚相手検索結果一覧表示画面送信手段と、前記ユーザー端末装置で前記プロポーズ入力フォームを用いて入力された前記プロポーズに関するデータを前記プロポーズデータベースに登録するプロポーズデータ登録処理手段と、前記プロポーズをプロポーズ受信側の飼い主に通知するプロポーズ通知手段と、前記プロポーズに対する前記プロポーズ受信側の飼い主による返答をプロポーズ送信側の飼い主に通知するプロポーズ返答通知手段とを備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項10】 請求項9に記載の生物管理システムにおいて、前記プロポーズデータ登録処理手段により前記プロポーズデータベースに登録される前記プロポーズに関するデータには、前記プロポーズの送信側および受信側の飼い主と、前記プロポーズ送信側の飼い主により入力された前記プロポーズの言葉と、前記プロポーズに対する前記プロポーズ受信側の飼い主による返答の有無の情報と、前記プロポーズ送信側の飼い主による判断結果としてのプロポーズ成立または不成立の情報とが含まれ、前記管理サーバは、不成立となったプロポーズに関するデータを前記プロポーズデータベースから自動的に削除する不成立データ削除手段と、前記プロポーズ送信側の飼い主による判断結果としてのプロポーズ成立の情報を前記プロポーズ受信側の飼い主に通知するプロポーズ成立通知手段と、前記プロポーズ送信側の飼い主による判断結果としてのプロポーズ不成立の情報を前記プロポーズ受信側の飼い主に通知するプロポーズ不成立通知手段とを備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項11】 生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、前記生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続されて前記生物に関するデータを管理する管理サーバであって、結婚プロデュースサービスで用いられる前記生物の個体特徴を入力する結婚プロデュース登録フォームを記憶する結婚プロデュース登録フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された前記生物の個体特徴を記憶する結婚プロデュースサービス用の個体情報データベースと、前記個体情報データベースに記憶された前記生物の中から結婚相手候補を検索するための条件を入力する結婚相手検索条件入力フォームを記憶する結婚相手検索条件入力フォーム記憶手段と、検索された結婚相手候補に対してプロポーズをするためのプロポーズ入力フォームを記憶するプロポーズ入力フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記プロポーズ入力フォームを用いて入力された前記プロポーズに関するデータを記憶するプロポーズデータベースとが接続されるとともに、前記ユーザー端末装置で前記結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された前記生物の個体特徴を前記個体情報データベースに登録する個体情報登録処理手段と、前記ユーザー端末装置で前記結婚相手検索条件入力フォームを用いて入力された条件に合致する生物を前記個体情報データベースの中から検索する結婚相手検索手段と、この結婚相手検索手段による検索結果の一覧表示画面を前記ユーザー端末装置に送信する結婚相手検索結果一覧表示画面送信手段と、前記ユーザー端末装置で前記プロポーズ入力フォームを用いて入力された前記プロポーズに関するデータを前記プロポーズデータベースに登録するプロポーズデータ登録処理手段と、前記プロポーズをプロポーズ受信側の飼い主に通知するプロポーズ通知手段と、前記プロポーズに対する前記プロポーズ受信側の飼い主による返答をプロポーズ送信側の飼い主に通知するプロポーズ返答通知手段とを備えたことを特徴とする管理サーバ。
【請求項12】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記管理サーバには、結婚プロデュースサービスで用いられる前記生物の個体特徴を入力する結婚プロデュース登録フォームを記憶する結婚プロデュース登録フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された前記生物の個体特徴を記憶する結婚プロデュースサービス用の個体情報データベースと、前記個体情報データベースに記憶された前記生物の中から結婚相手候補を検索するための条件を入力する結婚相手検索条件入力フォームを記憶する結婚相手検索条件入力フォーム記憶手段と、検索された結婚相手候補に対してプロポーズをするためのプロポーズ入力フォームを記憶するプロポーズ入力フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記プロポーズ入力フォームを用いて入力された前記プロポーズに関するデータを記憶するプロポーズデータベースとが接続され、前記管理サーバは、前記ユーザー端末装置で前記結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された前記生物の個体特徴を前記個体情報データベースに登録する個体情報登録処理手段と、前記ユーザー端末装置で前記結婚相手検索条件入力フォームを用いて入力された条件に合致する生物を前記個体情報データベースの中から検索する結婚相手検索手段と、この結婚相手検索手段による検索結果の一覧表示画面を前記ユーザー端末装置に送信する結婚相手検索結果一覧表示画面送信手段と、前記ユーザー端末装置で前記プロポーズ入力フォームを用いて入力された前記プロポーズに関するデータを前記プロポーズデータベースに登録するプロポーズデータ登録処理手段と、前記プロポーズをプロポーズ受信側の飼い主に通知するプロポーズ通知手段と、前記プロポーズに対する前記プロポーズ受信側の飼い主による返答をプロポーズ送信側の飼い主に通知するプロポーズ返答通知手段とを備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項13】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理方法であって、前記ユーザー端末装置により、健康入力フォームを用いて前記生物の日々の健康状態を入力し、この入力された健康状態のデータを、前記管理サーバに接続された個体健康用データベースに記憶した後、前記管理サーバのコメント付加画面送信手段により、前記個体健康用データベースに記憶された前記健康状態のデータにこの健康状態についての診断コメントのデータを加えてこれらの健康状態および診断コメントの表示を含む画面を前記ユーザー端末装置に送信することを特徴とする生物管理方法。
【請求項14】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムであって、前記管理サーバには、前記生物の日々の健康状態を入力する健康入力フォームを記憶する健康入力フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記健康入力フォームを用いて入力された前記生物の日々の健康状態のデータを記憶する個体健康用データベースとが接続され、前記管理サーバは、前記個体健康用データベースに記憶された前記健康状態のデータにこの健康状態についての診断コメントのデータを加えてこれらの健康状態および診断コメントの表示を含む画面を前記ユーザー端末装置に送信するコメント付加画面送信手段を備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項15】 請求項14に記載の生物管理システムにおいて、前記管理サーバには、様々な健康状態についての診断コメントを予め用意して記憶するコメントデータベースが接続され、前記管理サーバは、前記コメントデータベースに予め用意されて記憶された複数の前記診断コメントの中から前記健康状態に対応する診断コメントを検索する対応コメント検索手段を備え、前記コメント付加画面送信手段は、前記対応コメント検索手段により検索された前記診断コメントを前記健康状態とともに表示する画面を作成する構成とされていることを特徴とする生物管理システム。
【請求項16】 請求項14または15に記載の生物管理システムにおいて、前記管理サーバは、前記個体健康用データベースに記憶されたデータに基づき健康状態の経時変化を含む表示を行うグラフを作成する健康状態表示グラフ作成手段を備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項17】 請求項14〜16のいずれかに記載の生物管理システムにおいて、前記管理サーバは、前記個体健康用データベースに記憶されたデータに基づき診断者に対して診断対象生物に関する情報提供をするための診療補助資料を作成する診療補助資料作成手段を備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項18】 請求項14〜17のいずれかに記載の生物管理システムにおいて、前記管理サーバには、前記飼い主により提出された前記生物のDNAデータを登録して記憶保存するDNAデータベースが接続され、前記管理サーバは、前記DNAデータベースに登録された前記DNAデータに基づき前記生物についてのDNAによる潜在的身体情報を検索するDNA情報検索手段を備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項19】 請求項14〜18のいずれかに記載の生物管理システムにおいて、前記管理サーバには、生物関連学会に蓄積された前記生物に関する知識をデータベース化して記憶する知識データベースが接続され、前記管理サーバは、前記健康入力フォームを用いて入力されたデータまたは前記個体健康用データベースに記憶されたデータに基づき前記知識データベースを用いて前記生物についての理想的な状態を検索する理想状態検索手段を備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項20】 生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、前記生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続されて前記生物に関するデータを管理する管理サーバであって、前記生物の日々の健康状態を入力する健康入力フォームを記憶する健康入力フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記健康入力フォームを用いて入力された前記生物の日々の健康状態のデータを記憶する個体健康用データベースとが接続されるとともに、前記個体健康用データベースに記憶された前記健康状態のデータにこの健康状態についての診断コメントのデータを加えてこれらの健康状態および診断コメントの表示を含む画面を前記ユーザー端末装置に送信するコメント付加画面送信手段を備えたことを特徴とする管理サーバ。
【請求項21】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記管理サーバには、前記生物の日々の健康状態を入力する健康入力フォームを記憶する健康入力フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記健康入力フォームを用いて入力された前記生物の日々の健康状態のデータを記憶する個体健康用データベースとが接続され、前記管理サーバは、前記個体健康用データベースに記憶された前記健康状態のデータにこの健康状態についての診断コメントのデータを加えてこれらの健康状態および診断コメントの表示を含む画面を前記ユーザー端末装置に送信するコメント付加画面送信手段を備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項22】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理方法であって、前記ユーザー端末装置により、思い出データ入力フォームを用いて前記生物に対する前記飼い主の日々の思い出日記に関するデータを入力し、この入力された思い出日記に関するデータを、前記管理サーバに接続された思い出データベースに記憶し、その後、前記管理サーバの思い出データ検索手段により、前記ユーザー端末装置で思い出データ検索フォームを用いて入力された指定日付の思い出データを前記思い出データベースの中から検索し、この思い出データ検索手段により検索された前記指定日付の思い出データによる思い出日記表示画面を、前記管理サーバの思い出日記表示画面送信手段により、前記ユーザー端末装置に送信することを特徴とする生物管理方法。
【請求項23】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムであって、前記管理サーバには、前記生物に対する前記飼い主の日々の思い出日記に関するデータを入力する思い出データ入力フォームを記憶する思い出データ入力フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記思い出データ入力フォームを用いて入力された思い出データを記憶する思い出データベースと、閲覧したい前記思い出日記の日付を入力指定する思い出データ検索フォームを記憶する思い出データ検索フォーム記憶手段とが接続され、前記管理サーバは、前記ユーザー端末装置で前記思い出データ検索フォームを用いて入力された指定日付の思い出データを前記思い出データベースの中から検索する思い出データ検索手段と、この思い出データ検索手段により検索された前記指定日付の思い出データによる思い出日記表示画面を前記ユーザー端末装置に送信する思い出日記表示画面送信手段とを備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項24】 請求項23に記載の生物管理システムにおいて、前記思い出データ検索フォームには、閲覧したい前記思い出日記の日付を直接に入力指定する日付入力部および閲覧したい前記思い出日記の日付が含まれる月を入力指定する月入力部を有する思い出データ第一検索フォームと、この思い出データ第一検索フォームの前記月入力部で入力指定した月のカレンダーを表示してこのカレンダー上で閲覧したい前記思い出日記の日付を選択指定する思い出データ第二検索フォームとが含まれ、前記思い出データ検索手段は、前記思い出データ第一検索フォームの前記日付入力部で日付が入力指定された場合には、その指定日付で検索を行い、前記思い出データ第一検索フォームの前記月入力部で月が入力指定された場合には、その指定された月に属する日付の思い出データが存在するか否かを検索し、存在するときには指定された月のカレンダーを表示した前記思い出データ第二検索フォームを前記ユーザー端末装置に表示する構成とされていることを特徴とする生物管理システム。
【請求項25】 請求項23または24に記載の生物管理システムにおいて、前記管理サーバは、前記思い出データベースに記憶された前記思い出データを編集して思い出アルバムを作成する思い出アルバム作成手段を備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項26】 生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、前記生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続されて前記生物に関するデータを管理する管理サーバであって、前記生物に対する前記飼い主の日々の思い出日記に関するデータを入力する思い出データ入力フォームを記憶する思い出データ入力フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記思い出データ入力フォームを用いて入力された思い出データを記憶する思い出データベースと、閲覧したい前記思い出日記の日付を入力指定する思い出データ検索フォームを記憶する思い出データ検索フォーム記憶手段とが接続されるとともに、前記ユーザー端末装置で前記思い出データ検索フォームを用いて入力された指定日付の思い出データを前記思い出データベースの中から検索する思い出データ検索手段と、この思い出データ検索手段により検索された前記指定日付の思い出データによる思い出日記表示画面を前記ユーザー端末装置に送信する思い出日記表示画面送信手段とを備えたことを特徴とする管理サーバ。
【請求項27】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記管理サーバには、前記生物に対する前記飼い主の日々の思い出日記に関するデータを入力する思い出データ入力フォームを記憶する思い出データ入力フォーム記憶手段と、前記ユーザー端末装置で前記思い出データ入力フォームを用いて入力された思い出データを記憶する思い出データベースと、閲覧したい前記思い出日記の日付を入力指定する思い出データ検索フォームを記憶する思い出データ検索フォーム記憶手段とが接続され、前記管理サーバは、前記ユーザー端末装置で前記思い出データ検索フォームを用いて入力された指定日付の思い出データを前記思い出データベースの中から検索する思い出データ検索手段と、この思い出データ検索手段により検索された前記指定日付の思い出データによる思い出日記表示画面を前記ユーザー端末装置に送信する思い出日記表示画面送信手段とを備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項28】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、行政の操作する行政端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理方法であって、前記ユーザー端末装置により、迷子捜索サービス用のユーザー側入力フォームを用いて前記生物が迷子になる前に前記生物の飼い主が予め前記生物の個体情報を入力し、この入力された個体情報を、前記管理サーバに接続されたユーザー側事前登録データベースに、前記生物が迷子になったときに備えて記憶登録しておき、行政が迷子になった生物を捕獲した際に、前記行政端末装置により、迷子捜索サービス用の行政側入力フォームを用いて前記行政が前記迷子についての個体情報を入力し、その後、前記管理サーバのユーザー側事前登録データ検索手段により、前記行政側入力フォームを用いて前記行政により入力された前記迷子についての個体情報に基づき前記ユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報を検索することを特徴とする生物管理方法。
【請求項29】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、行政の操作する行政端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムであって、前記管理サーバには、前記ユーザー端末装置で前記生物が迷子になる前に前記飼い主が予め前記生物の個体情報を入力しておくための迷子捜索サービス用のユーザー側入力フォームを記憶するユーザー側入力フォーム記憶手段と、このユーザー側入力フォームを用いて前記飼い主により入力された前記生物の個体情報を登録する迷子捜索サービス用のユーザー側事前登録データベースと、迷子になった生物を捕獲した際に前記行政端末装置で前記行政が前記迷子についての個体情報を入力する迷子捜索サービス用の行政側入力フォームを記憶する行政側入力フォーム記憶手段とが接続され、前記管理サーバは、前記行政端末装置で前記行政側入力フォームを用いて前記行政により入力された前記迷子についての個体情報に基づき前記ユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報を検索するユーザー側事前登録データ検索手段を備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項30】 請求項29に記載の生物管理システムにおいて、前記管理サーバには、前記行政側入力フォームを用いて前記行政により入力された前記生物の個体情報を登録する行政側捕獲迷子登録データベースが接続され、前記管理サーバは、前記飼い主の要求により前記ユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報に基づき前記行政側捕獲迷子登録データベースに登録された個体情報を検索する行政側捕獲迷子登録データ検索手段と、この行政側捕獲迷子登録データ検索手段による検索結果の一覧表示画面を前記ユーザー端末装置に送信する捕獲迷子検索結果一覧表示画面送信手段とを備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項31】 請求項29または30に記載の生物管理システムにおいて、前記管理サーバは、前記ユーザー側事前登録データ検索手段により前記ユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報の中から該当する個体情報が抽出された場合に前記迷子が発見された旨を前記飼い主に通知する迷子発見通知手段を備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項32】 請求項29〜31のいずれかに記載の生物管理システムにおいて、前記ユーザー側入力フォームおよび前記行政側入力フォームを用いて入力される前記生物の個体情報には、DNAデータ、虹彩データ、インプラントチップデータ、肉球データ、鼻紋データ、血液データ、歯形または嘴形データ、声紋データ、臭い成分データ、唾液データ、毛色若しくは毛質を含む体毛または羽データ、骨格データ、足輪若しくは首輪または鑑札を含む装備品に付される識別データ、体液濃度データ、鱗データ、角データ、皮膚データ、ほくろデータ、耳あか成分データ、爪データ、耳の形状データ、排泄物データ、胃の内容物データ、舌データ、生体エネルギーデータ、生体電気データ、行動データのうちの少なくとも一つのデータが含まれることを特徴とする生物管理システム。
【請求項33】 生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、前記生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続され、かつ、行政の操作する行政端末装置と前記ネットワークで接続されて前記生物に関するデータを管理する管理サーバであって、前記ユーザー端末装置で前記生物が迷子になる前に前記飼い主が予め前記生物の個体情報を入力しておくための迷子捜索サービス用のユーザー側入力フォームを記憶するユーザー側入力フォーム記憶手段と、このユーザー側入力フォームを用いて前記飼い主により入力された前記生物の個体情報を登録する迷子捜索サービス用のユーザー側事前登録データベースと、迷子になった生物を捕獲した際に前記行政端末装置で前記行政が前記迷子についての個体情報を入力する迷子捜索サービス用の行政側入力フォームを記憶する行政側入力フォーム記憶手段とが接続されるとともに、前記行政端末装置で前記行政側入力フォームを用いて前記行政により入力された前記迷子についての個体情報に基づき前記ユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報を検索するユーザー側事前登録データ検索手段を備えたことを特徴とする管理サーバ。
【請求項34】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、行政の操作する行政端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記管理サーバには、前記ユーザー端末装置で前記生物が迷子になる前に前記飼い主が予め前記生物の個体情報を入力しておくための迷子捜索サービス用のユーザー側入力フォームを記憶するユーザー側入力フォーム記憶手段と、このユーザー側入力フォームを用いて前記飼い主により入力された前記生物の個体情報を登録する迷子捜索サービス用のユーザー側事前登録データベースと、迷子になった生物を捕獲した際に前記行政端末装置で前記行政が前記迷子についての個体情報を入力する迷子捜索サービス用の行政側入力フォームを記憶する行政側入力フォーム記憶手段とが接続され、前記管理サーバは、前記行政端末装置で前記行政側入力フォームを用いて前記行政により入力された前記迷子についての個体情報に基づき前記ユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報を検索するユーザー側事前登録データ検索手段を備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項35】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理方法であって、前記ユーザー端末装置により、血縁関係を含む前記生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として入力した後、前記ユーザー端末装置から前記ネットワークを介して送られてくる前記家系図情報を、前記管理サーバに接続された家系図データベースに記憶しておくとともに、この家系図データベースに、前記飼い主により提供された前記生物のDNAデータを前記家系図情報として含ませて記憶しておき、前記管理サーバの家系図作成手段により、前記家系図データベースに記憶された前記家系図情報に基づき前記生物の家系図を作成し、さらに、前記管理サーバの結婚プロデュースサービス提供手段により、前記飼い主に対して前記生物の結婚をプロデュースするサービスを提供する処理と、前記管理サーバの健康管理サービス提供手段により、前記飼い主に対して前記生物の健康セルフチェックを含む健康管理サービスを提供する処理と、前記管理サーバの思い出日記サービス提供手段により、前記飼い主に対して前記生物との思い出日記の記録および閲覧のサービスを提供する処理と、前記管理サーバの迷子捜索サービス提供手段により、前記飼い主に対して迷子になった前記生物を捜索するサービスを提供する処理とのうち、少なくとも一つのサービスを提供する処理を行うことにより、これらの各サービスで得られた前記生物に関する情報を、前記管理サーバに接続された各サービス用データベースに記憶することを特徴とする生物管理方法。
【請求項36】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムであって、前記管理サーバには、前記ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む前記生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続され、この家系図データベースには、前記飼い主により提供された前記生物のDNAデータが前記家系図情報として記憶され、前記管理サーバは、前記家系図データベースに記憶された前記家系図情報に基づき前記生物の家系図を作成する家系図作成手段を備え、さらに、前記飼い主に対して前記生物の結婚をプロデュースするサービスを提供する処理を行う結婚プロデュースサービス提供手段と、前記飼い主に対して前記生物の健康セルフチェックを含む健康管理サービスを提供する処理を行う健康管理サービス提供手段と、前記飼い主に対して前記生物との思い出日記の記録および閲覧のサービスを提供する処理を行う思い出日記サービス提供手段と、前記飼い主に対して迷子になった前記生物を捜索するサービスを提供する処理を行う迷子捜索サービス提供手段とのうち、少なくとも一つのサービス提供手段を備えたことを特徴とする生物管理システム。
【請求項37】 生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、前記生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続されて前記生物に関するデータを管理する管理サーバであって、前記ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む前記生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続され、この家系図データベースには、前記飼い主により提供された前記生物のDNAデータが前記家系図情報として記憶されるとともに、前記家系図データベースに記憶された前記家系図情報に基づき前記生物の家系図を作成する家系図作成手段を備え、さらに、前記飼い主に対して前記生物の結婚をプロデュースするサービスを提供する処理を行う結婚プロデュースサービス提供手段と、前記飼い主に対して前記生物の健康セルフチェックを含む健康管理サービスを提供する処理を行う健康管理サービス提供手段と、前記飼い主に対して前記生物との思い出日記の記録および閲覧のサービスを提供する処理を行う思い出日記サービス提供手段と、前記飼い主に対して迷子になった前記生物を捜索するサービスを提供する処理を行う迷子捜索サービス提供手段とのうち、少なくとも一つのサービス提供手段を備えたことを特徴とする管理サーバ。
【請求項38】 生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、前記生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して前記生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記管理サーバには、前記ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む前記生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続され、この家系図データベースには、前記飼い主により提供された前記生物のDNAデータが前記家系図情報として記憶され、前記管理サーバは、前記家系図データベースに記憶された前記家系図情報に基づき前記生物の家系図を作成する家系図作成手段を備え、さらに、前記飼い主に対して前記生物の結婚をプロデュースするサービスを提供する処理を行う結婚プロデュースサービス提供手段と、前記飼い主に対して前記生物の健康セルフチェックを含む健康管理サービスを提供する処理を行う健康管理サービス提供手段と、前記飼い主に対して前記生物との思い出日記の記録および閲覧のサービスを提供する処理を行う思い出日記サービス提供手段と、前記飼い主に対して迷子になった前記生物を捜索するサービスを提供する処理を行う迷子捜索サービス提供手段とのうち、少なくとも一つのサービス提供手段を備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理方法およびそのシステム、管理サーバ、並びにプログラムに係り、例えば、犬や猫等のペット、牛や馬や羊等の家畜、魚や昆虫や鳥等の飼育生物などを含む人間を除く生物同士の間の関係を示す家系図を作成する家系図サービス、生物同士を結婚させる結婚プロデュース、生物の健康状態を診断する健康セルフチェック、生物に対する飼い主の思い出を記録する日記サービス、迷子になった生物を捜索する迷子捜索サービス等に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、動物は番犬や家畜等のように生活の道具として、あるいは個人的な趣味として人間に飼われている。しかし、近年、動物の果たす社会的役割に大きな注目が寄せられている。
【0003】すなわち、先ず第一に、医療上の効果である。人間が動物に触れると、脈拍数や血圧が安定するなどのリラックス効果が生じるだけではなく、痴呆やある種の精神障害、コミュニケーション障害等の回復への大きな後押しになることが考えられる。これらの効果を精神障害等の治療に応用したのが「アニマル・アシステッド・セラピー(動物介在療法)」であり、米国等では既に積極的に行われている。
【0004】また、このような効果をもとに、生活の質の向上、情緒的な安定、教育やレクリエーションのために行われる動物との触れ合い運動「アニマル・アシステッド・アクティビティ(動物介在運動)」も、近年、老人ホームを中心として積極的に導入されている。
【0005】次に、もう一つ期待されているのは、犬の盲導犬・聴導犬と並ぶ、介助犬としての役割である。介助犬とは、障害や老齢化により不自由となった人間の様々な動作・活動を、人間に代わって行う犬のことをいう。これは、厚生労働省も注目するところであり、厚生労働省のもと、現在、介助犬に関する検討会が設けられ、議論がなされている。
【0006】以上のように、今後、シルバー社会を迎える日本にあっては、ペットの果たす役割は大きく、現在、ペット社会の発展が社会的にも望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、飼い主のモラルが低下しているというのも事実である。ペットの世話をしない、ペットを虐待する、あるいは捨てるといった無責任な飼い主が増えてきている。我が国では、このような事態を重くみて、平成11年末に「動物の保護及び管理に関する法律」を「動物の愛護及び管理に関する法律」と名称変更したうえで、飼い主の義務を重くする一部改正を行っている。従って、ペット社会の発展が望まれる一方で、いかに飼い主のモラルを向上させていくかがペット社会に課せられた現在の大きな課題である。
【0008】また、このような問題は、単に犬や猫等を中心としたペット社会に限らず、牛や馬や羊等の家畜を飼う場合、さらには魚や昆虫や鳥等のような各種の生物を飼う場合についても同様にいえることである。
【0009】そして、これらの生物の管理を徹底して行うことで、生物の適性(各個体の適性または同種の個体を集合させた場合の集団的な適性)を判断できるうえ、生物自身を良好な環境に置くことができるため、その生物が人間社会に対して果たす役割を大きく、かつ的確に引き出すことができるようになり、さらには、このような徹底した生物の管理を通じ、生物への愛護や愛着の精神の向上、生物に対する人間のモラル向上を図ることもできるようになる。
【0010】本発明の目的は、生物の管理を徹底して行うことができ、生物の人間社会に対する役割向上あるいは生物に対する人間のモラル向上を図ることができる生物管理方法およびそのシステム、管理サーバ、並びにプログラムを提供するところにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、生物の個体データを中心とする各種データの一元管理を行うことにより前記目的を達成しようとするものである。
【0012】具体的には、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理方法であって、ユーザー端末装置により、血縁関係を含む生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として入力した後、ユーザー端末装置からネットワークを介して送られてくる家系図情報を、管理サーバに接続された家系図データベースに記憶しておき、管理サーバの家系図作成手段により、家系図データベースに記憶された家系図情報に基づき前記生物の家系図を作成することを特徴とするものである。以下、この発明を、家系図サービスに関する方法の発明という。
【0013】ここで、「生物」とは、人間が飼い主になり得る人間以外の生物をいい、例えば、犬や猫等のペット、牛や馬や羊等の家畜、魚や昆虫や鳥等の各種の飼育生物などが含まれる。以下の発明においても同様である。
【0014】そして、「飼い主」とは、飼い主自身のみならず、飼い主から飼い主の行う作業の代行を委託された者(個人または業者が含まれ、例えば、ペットシッター等が含まれる。)、あるいは飼い主から明示または黙示の許諾を得て飼い主の行う作業を代行する者(例えば、飼い主の家族等)も含まれる。
【0015】また、「個体識別情報」とは、個々の生物(個体)を識別するめに各生物の各々に個別に付された識別情報をいい、例えば、数字、アルファベット、漢字、ひらがな、カタカナ、算術記号、ハイフン、あるいはこれらの組合せ等により構成される識別番号や識別記号(より具体的には、例えば、ペットID、あるいは各ペット毎(各飼い主毎ではない。)に付与された電子メールアドレスや各ペット毎(各飼い主毎ではない。)に付与された家系図サービス登録番号等)、さらには、DNAデータ、虹彩データ、インプラントチップデータ、肉球データ、鼻紋データ、血液データ、歯形または嘴形データ、声紋データ、臭い成分データ、唾液データ、毛色若しくは毛質を含む体毛または羽データ、骨格データ、足輪若しくは首輪または鑑札を含む装備品に付される識別データ、体液濃度データ、鱗データ、角データ、皮膚データ、ほくろデータ、耳あか成分データ、爪データ、耳の形状データ、排泄物データ、胃の内容物データ、舌データ、生体エネルギーデータ、生体電気データ、行動データ等であり、要するに、個体に対して一対一で定まる情報であればよい。
【0016】さらに、「血縁関係を含む生物同士の間の関係」とは、例えば、生物とその親との関係、生物とその配偶者との関係、生物とその兄弟との関係、生物とその従兄弟との関係、生物とその子供との関係、生物とその親族との関係、生物とその友達または友好関係にある生物との関係等のいずれか一つまたは複数をいう。
【0017】また、管理サーバとユーザー端末装置とを接続する「ネットワーク」には、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット、あるいはこれらの組合せ等、様々な形態のものが含まれ、有線であるか無線であるか、さらには有線および無線の混在型であるかは問わず、要するに、複数地点(距離の長短は問わない。)間で、ある程度の速度をもって情報を伝送することができるものであればよい。以下の発明においても同様である。
【0018】このような本発明においては、家系図作成手段により、家系図データベースに記憶された家系図情報に基づき生物の家系図を作成するので、作成された家系図を参照することにより、生物同士の間の関係を明確に把握することが可能となる。このため、例えば、従来、オスの生物の飼い主は、自分の飼っている生物の子供がその後どこでどのようにして育っているのかという情報を知ることが困難であり、また、メスの生物の飼い主であっても、自分の飼っている生物の子供が、貰われた先でどのように成長しているのかという情報を知ることが困難であったが、これらの情報を容易に把握することが可能となる。
【0019】そして、このような家系図情報を世代を超えて家系図データベースに蓄積していけば、管理サーバにより、子供だけではなく、孫や曾孫の代に渡っても情報を取得することが可能となる。
【0020】また、このような家系図を作成すれば、由緒正しい新しい血統を作り出すことが可能となり、血統書の代用とすることができるようになる。このため、生物についての血統に基づく適性を把握することも可能となるので、生物の人間社会に対する役割を大きく、かつ的確に引き出すことができるようになる。
【0021】さらに、このような家系図を作成すれば、飼い主が死亡した際に、家系図を参照して、その飼い主が飼っていた生物の引取先を検索したり、その生物の親族等の飼い主に引取依頼の通知を出したり、連絡をとって引取りの交渉をしたりすることも可能となり、これらにより前記目的が達成される。
【0022】さらに、飼い主から生物のDNAを調査するための媒体(例えば、体毛等)または調査結果を提供してもらい、家系図情報としてDNAデータを家系図データベースに蓄積保存してもよい。このようにすれば、管理サーバの親族鑑定手段により、DNAによる親族鑑定が可能となる。
【0023】また、以上に述べた本発明の生物管理方法を実現するためのシステムとして、次のような本発明の生物管理システムを挙げることができる。
【0024】すなわち、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムであって、管理サーバには、ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続され、管理サーバは、家系図データベースに記憶された家系図情報に基づき生物の家系図を作成する家系図作成手段を備えたことを特徴とするものである。以下、この発明を、家系図サービスに関するシステムの発明という。
【0025】このような本発明の生物管理システムにおいては、前述した本発明の生物管理方法で得られる作用・効果をそのまま得ることができる。
【0026】また、前述した生物管理システムにおいて、家系図データベースは、ユーザー端末装置で入力された前記生物とその親との関係を個体識別情報を用いて記憶する親データベースを備えるとともに、ユーザー端末装置で入力された生物とその配偶者との関係を個体識別情報を用いて記憶する配偶者データベースと、ユーザー端末装置で入力された生物とその兄弟との関係を個体識別情報を用いて記憶する兄弟データベースと、ユーザー端末装置で入力された生物とその従兄弟との関係を個体識別情報を用いて記憶する従兄弟データベースと、ユーザー端末装置で入力された生物とその子供との関係を個体識別情報を用いて記憶する子供データベースと、ユーザー端末装置で入力された生物とその親族との関係を個体識別情報を用いて記憶する親族データベースと、ユーザー端末装置で入力された生物とその友達または友好関係にある生物との関係を個体識別情報を用いて記憶する友好データベースとのうち少なくとも一つのデータベースを備えて構成されていることが望ましい。
【0027】さらに、前述した生物管理システムにおいて、管理サーバには、ユーザー端末装置で入力された生物の個体特徴を記憶する家系図サービス用の個体情報データベースが接続され、家系図作成手段は、家系図の中に個体情報データベースに記憶された個体特徴の少なくとも一部を表示する構成とされていることが望ましい。
【0028】ここで、家系図サービスで用いられる「個体特徴」には、家系図用写真が含まれることが望ましく、また、例えば、体重、体高、体長、性格、予防接種の済・未済の別、備考、コメント、趣味等が適宜含まれることが望ましい。
【0029】このように家系図の中に各生物の個体特徴の少なくとも一部を表示する構成とした場合には、家系図から得られる情報が増加し、自分の飼っている生物と一定の関係にある家系図に含まれる他の生物についての詳細情報が得られるようになるため、飼い主による情報取得が、より一層容易になる。
【0030】そして、前述した生物管理システムにおいて、管理サーバには、家系図作成手段により作成された家系図に含まれる他の生物の飼い主と連絡をとるための連絡フォームを記憶する連絡フォーム記憶手段が接続され、管理サーバは、ユーザー端末装置からの連絡要求に基づき連絡フォーム記憶手段に記憶された連絡フォームをユーザー端末装置に送信する連絡フォーム送信手段と、連絡要求をした飼い主により連絡フォームを用いて入力された連絡内容を、個体識別情報で指定された連絡対象としての他の生物の飼い主に通知する連絡内容通知手段とを備えた構成とすることが望ましい。
【0031】このように連絡フォームを用いて他の生物の飼い主に連絡できる構成とした場合には、家系図に含まれる他の生物の飼い主と容易に連絡をとることができるようになり、自分の飼っている生物と一定の関係にある家系図に含まれる他の生物についての情報の取得が、より一層容易になる。
【0032】また、本発明は、生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続されて生物に関するデータを管理する管理サーバであって、ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続されるとともに、この家系図データベースに記憶された家系図情報に基づき生物の家系図を作成する家系図作成手段を備えたことを特徴とするものである。以下、この発明を、家系図サービスに関する管理サーバの発明という。
【0033】さらに、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、管理サーバには、ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続され、管理サーバは、家系図データベースに記憶された家系図情報に基づき生物の家系図を作成する家系図作成手段を備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのものである。以下、この発明を、家系図サービスに関するプログラムの発明という。
【0034】そして、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理方法であって、ユーザー端末装置により、結婚プロデュース登録フォームを用いて生物の個体特徴を入力し、この入力された個体特徴を、管理サーバに接続された結婚プロデュースサービス用の個体情報データベースに登録しておき、管理サーバの結婚相手検索手段により、ユーザー端末装置で結婚相手検索条件入力フォームを用いて入力された条件に合致する生物を個体情報データベースの中から検索し、この結婚相手検索手段による検索結果の一覧表示画面を、管理サーバの結婚相手検索結果一覧表示画面送信手段により、ユーザー端末装置に送信し、続いて、検索された結婚相手候補に対してユーザー端末装置でプロポーズ入力フォームを用いてプロポーズをした後、このプロポーズに関するデータを、管理サーバに接続されたプロポーズデータベースに記憶し、その後、管理サーバのプロポーズ通知手段により、プロポーズをプロポーズ受信側の飼い主に通知し、さらに、管理サーバのプロポーズ返答通知手段により、プロポーズに対するプロポーズ受信側の飼い主による返答をプロポーズ送信側の飼い主に通知することを特徴とするものである。以下、この発明を、結婚プロデュースサービスに関する方法の発明という。
【0035】ここで、結婚プロデュース登録フォームを用いて入力される「個体特徴」には、お見合い用写真が含まれることが望ましく、また、例えば、体重、体高、体長、性格、予防接種の済・未済の別、備考、コメント、趣味等が適宜含まれることが望ましい。また、結婚プロデュース登録フォームは、お見合いの要否、血統書の要否、健康診断書の要否を入力できるようになっていることが望ましい。
【0036】このような本発明においては、管理サーバを介してユーザー端末装置を操作する飼い主同士に情報交換をさせることにより結婚プロデュースを行うので、結婚相手を容易に探すことが可能となるうえ、結婚相手候補の生物についての個体特徴を参照することで、自分の納得のいく相手を探すことが可能となる。このため、人間社会に対して大きな役割を果たす生物を繁栄させることができるようになり、また、結婚相手を探すことを通じ、自分の飼っている生物に対して愛護の精神や愛着の精神が沸いてくることから、飼い主のモラル向上にも繋がり、これらにより前記目的が達成される。
【0037】また、以上に述べた本発明の生物管理方法を実現するためのシステムとして、次のような本発明の生物管理システムを挙げることができる。
【0038】すなわち、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムであって、管理サーバには、結婚プロデュースサービスで用いられる生物の個体特徴を入力する結婚プロデュース登録フォームを記憶する結婚プロデュース登録フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置で結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された生物の個体特徴を記憶する結婚プロデュースサービス用の個体情報データベースと、個体情報データベースに記憶された生物の中から結婚相手候補を検索するための条件を入力する結婚相手検索条件入力フォームを記憶する結婚相手検索条件入力フォーム記憶手段と、検索された結婚相手候補に対してプロポーズをするためのプロポーズ入力フォームを記憶するプロポーズ入力フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置でプロポーズ入力フォームを用いて入力されたプロポーズに関するデータを記憶するプロポーズデータベースとが接続され、管理サーバは、ユーザー端末装置で結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された生物の個体特徴を個体情報データベースに登録する個体情報登録処理手段と、ユーザー端末装置で結婚相手検索条件入力フォームを用いて入力された条件に合致する生物を個体情報データベースの中から検索する結婚相手検索手段と、この結婚相手検索手段による検索結果の一覧表示画面をユーザー端末装置に送信する結婚相手検索結果一覧表示画面送信手段と、ユーザー端末装置でプロポーズ入力フォームを用いて入力されたプロポーズに関するデータをプロポーズデータベースに登録するプロポーズデータ登録処理手段と、プロポーズをプロポーズ受信側の飼い主に通知するプロポーズ通知手段と、プロポーズに対するプロポーズ受信側の飼い主による返答をプロポーズ送信側の飼い主に通知するプロポーズ返答通知手段とを備えたことを特徴とするものである。以下、この発明を、結婚プロデュースサービスに関するシステムの発明という。
【0039】このような本発明の生物管理システムにおいては、前述した本発明の生物管理方法で得られる作用・効果をそのまま得ることができる。
【0040】また、前述した生物管理システムにおいて、プロポーズデータ登録処理手段によりプロポーズデータベースに登録されるプロポーズに関するデータには、プロポーズの送信側および受信側の飼い主と、プロポーズ送信側の飼い主により入力されたプロポーズの言葉と、プロポーズに対するプロポーズ受信側の飼い主による返答の有無の情報と、プロポーズ送信側の飼い主による判断結果としてのプロポーズ成立または不成立の情報とが含まれ、管理サーバは、不成立となったプロポーズに関するデータをプロポーズデータベースから自動的に削除する不成立データ削除手段と、プロポーズ送信側の飼い主による判断結果としてのプロポーズ成立の情報をプロポーズ受信側の飼い主に通知するプロポーズ成立通知手段と、プロポーズ送信側の飼い主による判断結果としてのプロポーズ不成立の情報をプロポーズ受信側の飼い主に通知するプロポーズ不成立通知手段とを備えた構成とすることが望ましい。
【0041】さらに、本発明は、生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続されて生物に関するデータを管理する管理サーバであって、結婚プロデュースサービスで用いられる生物の個体特徴を入力する結婚プロデュース登録フォームを記憶する結婚プロデュース登録フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置で結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された生物の個体特徴を記憶する結婚プロデュースサービス用の個体情報データベースと、個体情報データベースに記憶された生物の中から結婚相手候補を検索するための条件を入力する結婚相手検索条件入力フォームを記憶する結婚相手検索条件入力フォーム記憶手段と、検索された結婚相手候補に対してプロポーズをするためのプロポーズ入力フォームを記憶するプロポーズ入力フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置でプロポーズ入力フォームを用いて入力されたプロポーズに関するデータを記憶するプロポーズデータベースとが接続されるとともに、ユーザー端末装置で結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された生物の個体特徴を個体情報データベースに登録する個体情報登録処理手段と、ユーザー端末装置で結婚相手検索条件入力フォームを用いて入力された条件に合致する生物を個体情報データベースの中から検索する結婚相手検索手段と、この結婚相手検索手段による検索結果の一覧表示画面をユーザー端末装置に送信する結婚相手検索結果一覧表示画面送信手段と、ユーザー端末装置でプロポーズ入力フォームを用いて入力されたプロポーズに関するデータをプロポーズデータベースに登録するプロポーズデータ登録処理手段と、プロポーズをプロポーズ受信側の飼い主に通知するプロポーズ通知手段と、プロポーズに対するプロポーズ受信側の飼い主による返答をプロポーズ送信側の飼い主に通知するプロポーズ返答通知手段とを備えたことを特徴とするものである。以下、この発明を、結婚プロデュースサービスに関する管理サーバの発明という。
【0042】そして、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、管理サーバには、結婚プロデュースサービスで用いられる生物の個体特徴を入力する結婚プロデュース登録フォームを記憶する結婚プロデュース登録フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置で結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された生物の個体特徴を記憶する結婚プロデュースサービス用の個体情報データベースと、個体情報データベースに記憶された生物の中から結婚相手候補を検索するための条件を入力する結婚相手検索条件入力フォームを記憶する結婚相手検索条件入力フォーム記憶手段と、検索された結婚相手候補に対してプロポーズをするためのプロポーズ入力フォームを記憶するプロポーズ入力フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置でプロポーズ入力フォームを用いて入力されたプロポーズに関するデータを記憶するプロポーズデータベースとが接続され、管理サーバは、ユーザー端末装置で結婚プロデュース登録フォームを用いて入力された生物の個体特徴を個体情報データベースに登録する個体情報登録処理手段と、ユーザー端末装置で結婚相手検索条件入力フォームを用いて入力された条件に合致する生物を個体情報データベースの中から検索する結婚相手検索手段と、この結婚相手検索手段による検索結果の一覧表示画面をユーザー端末装置に送信する結婚相手検索結果一覧表示画面送信手段と、ユーザー端末装置でプロポーズ入力フォームを用いて入力されたプロポーズに関するデータをプロポーズデータベースに登録するプロポーズデータ登録処理手段と、プロポーズをプロポーズ受信側の飼い主に通知するプロポーズ通知手段と、プロポーズに対するプロポーズ受信側の飼い主による返答をプロポーズ送信側の飼い主に通知するプロポーズ返答通知手段とを備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのものである。以下、この発明を、結婚プロデュースサービスに関するプログラムの発明という。
【0043】また、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理方法であって、ユーザー端末装置により、健康入力フォームを用いて生物の日々の健康状態を入力し、この入力された健康状態のデータを、管理サーバに接続された個体健康用データベースに記憶した後、管理サーバのコメント付加画面送信手段により、個体健康用データベースに記憶された健康状態のデータにこの健康状態についての診断コメントのデータを加えてこれらの健康状態および診断コメントの表示を含む画面を前記ユーザー端末装置に送信することを特徴とするものである。以下、この発明を、健康管理サービスに関する方法の発明という。
【0044】ここで、診断コメントは、例えば獣医等の診断者が、健康入力フォームを用いて飼い主により入力された健康状態について実際に診断してコメントしたものであってもよいが、管理サーバにより、予め用意された複数の診断コメントの中から、その健康状態に応じた診断コメントを自動的に選択するようにすることが、有用な情報を迅速かつ低コストで提供できるという点で好ましい。
【0045】このような本発明においては、生物の健康状態を日々チェックできるので、生物の健康維持が容易になり、ひいては生物が人間にもたらす各種の効果も、より一層確実に得ることができるようになるうえ、生物の日々の健康管理を行うことで、自分の飼っている生物に対する愛護の精神や愛着の精神が向上するとともに、飼い主のモラルも向上し、これらにより前記目的が達成される。
【0046】また、以上に述べた本発明の生物管理方法を実現するためのシステムとして、次のような本発明の生物管理システムを挙げることができる。
【0047】すなわち、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムであって、管理サーバには、生物の日々の健康状態を入力する健康入力フォームを記憶する健康入力フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置で健康入力フォームを用いて入力された生物の日々の健康状態のデータを記憶する個体健康用データベースとが接続され、管理サーバは、個体健康用データベースに記憶された健康状態のデータにこの健康状態についての診断コメントのデータを加えてこれらの健康状態および診断コメントの表示を含む画面をユーザー端末装置に送信するコメント付加画面送信手段を備えたことを特徴とするものである。以下、この発明を、健康管理サービスに関するシステムの発明という。
【0048】このような本発明の生物管理システムにおいては、前述した本発明の生物管理方法で得られる作用・効果をそのまま得ることができる。
【0049】さらに、前述した生物管理システムにおいて、管理サーバには、様々な健康状態についての診断コメントを予め用意して記憶するコメントデータベースが接続され、管理サーバは、コメントデータベースに予め用意されて記憶された複数の診断コメントの中から健康状態に対応する診断コメントを検索する対応コメント検索手段を備え、コメント付加画面送信手段は、対応コメント検索手段により検索された診断コメントを健康状態とともに表示する画面を作成する構成とされていることが望ましい。
【0050】ここで、コメントデータベースに予め用意されて記憶されている「診断コメント」は、例えば獣医等の診断者により提供されたデータに基づくものであり、過去の実際の症例について個体の性質(個体の種別、年齢、性別、周囲の環境等)に応じて比較検討や分析を行ったり、統計をとる等の作業を行って得られたものであることが好ましい。
【0051】このように予め用意された診断コメントにより自動的に診断を行う構成とした場合には、生物の健康管理を行ううえで有用な情報を、迅速かつ低コストで飼い主に提供することが可能となる。
【0052】また、前述した生物管理システムにおいて、管理サーバは、個体健康用データベースに記憶されたデータに基づき健康状態の経時変化を含む表示を行うグラフを作成する健康状態表示グラフ作成手段を備えた構成とすることが望ましい。
【0053】ここで、作成される「グラフ」には、例えば、体高、体長、体重、体温、脈拍、ふんの状態、ふんの回数、散歩量等の経時変化を、例えば折れ線グラフや棒グラフ等で示したもの等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
【0054】このように健康状態表示グラフ作成手段を設けた場合には、飼い主は、作成されたグラフを参照することにより、生物の健康チェックを行うことができるようになる。
【0055】そして、前述した生物管理システムにおいて、管理サーバは、個体健康用データベースに記憶されたデータに基づき診断者に対して診断対象生物に関する情報提供をするための診療補助資料を作成する診療補助資料作成手段を備えた構成とすることが望ましい。
【0056】このように診療補助資料作成手段を設けた場合には、例えば生物が病気になったとき等に、診療補助資料を作成して、例えば獣医等の診断者に送信または送付すれば、診断者の診療サポートを行うことができるようになる。
【0057】さらに、前述した生物管理システムにおいて、管理サーバには、飼い主により提出された生物のDNAデータを登録して記憶保存するDNAデータベースが接続され、管理サーバは、DNAデータベースに登録されたDNAデータに基づき生物についてのDNAによる潜在的身体情報を検索するDNA情報検索手段を備えた構成とすることが望ましい。
【0058】このようにDNAデータベースおよびDNA情報検索手段を設けた場合には、飼い主は、DNA情報から潜在的な体質や注意事項を把握することができるようになる。
【0059】また、前述した生物管理システムにおいて、管理サーバには、生物関連学会に蓄積された生物に関する知識をデータベース化して記憶する知識データベースが接続され、管理サーバは、健康入力フォームを用いて入力されたデータまたは個体健康用データベースに記憶されたデータに基づき知識データベースを用いて生物についての理想的な状態を検索する理想状態検索手段を備えた構成とすることが望ましい。
【0060】このように知識データベースおよび理想状態検索手段を設けた場合には、例えば、ある生物についての理想体型や理想運動量等の理想的な状態(各値の適正値や平均値、あるいは各状態の適正状態や平均的状態)を検索することが可能となる。具体的には、例えば、ある種類のオス猫が、ある年令に達し、その時の季節が春夏秋冬のいつならば、体重や体高や体長等の各平均値(適正値)は、いくらである等の情報が得られるようになる。
【0061】また、本発明は、生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続されて生物に関するデータを管理する管理サーバであって、生物の日々の健康状態を入力する健康入力フォームを記憶する健康入力フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置で健康入力フォームを用いて入力された生物の日々の健康状態のデータを記憶する個体健康用データベースとが接続されるとともに、個体健康用データベースに記憶された健康状態のデータにこの健康状態についての診断コメントのデータを加えてこれらの健康状態および診断コメントの表示を含む画面をユーザー端末装置に送信するコメント付加画面送信手段を備えたことを特徴とするものである。以下、この発明を、健康管理サービスに関する管理サーバの発明という。
【0062】そして、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、管理サーバには、生物の日々の健康状態を入力する健康入力フォームを記憶する健康入力フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置で健康入力フォームを用いて入力された生物の日々の健康状態のデータを記憶する個体健康用データベースとが接続され、管理サーバは、個体健康用データベースに記憶された健康状態のデータにこの健康状態についての診断コメントのデータを加えてこれらの健康状態および診断コメントの表示を含む画面をユーザー端末装置に送信するコメント付加画面送信手段を備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのものである。以下、この発明を、健康管理サービスに関するプログラムの発明という。
【0063】また、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理方法であって、ユーザー端末装置により、思い出データ入力フォームを用いて生物に対する飼い主の日々の思い出日記に関するデータを入力し、この入力された思い出日記に関するデータを、管理サーバに接続された思い出データベースに記憶し、その後、管理サーバの思い出データ検索手段により、ユーザー端末装置で思い出データ検索フォームを用いて入力された指定日付の思い出データを思い出データベースの中から検索し、この思い出データ検索手段により検索された指定日付の思い出データによる思い出日記表示画面を、管理サーバの思い出日記表示画面送信手段により、ユーザー端末装置に送信することを特徴とするものである。以下、この発明を、思い出日記サービスに関する方法の発明という。
【0064】このような本発明においては、日々の思い出日記の記録および閲覧を行うことができるので、生物に対する愛護の精神や愛着の精神が沸いてくることから、飼い主のモラル向上に繋がり、これにより前記目的が達成される。
【0065】また、以上に述べた本発明の生物管理方法を実現するためのシステムとして、次のような本発明の生物管理システムを挙げることができる。
【0066】すなわち、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムであって、管理サーバには、生物に対する飼い主の日々の思い出日記に関するデータを入力する思い出データ入力フォームを記憶する思い出データ入力フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置で思い出データ入力フォームを用いて入力された思い出データを記憶する思い出データベースと、閲覧したい思い出日記の日付を入力指定する思い出データ検索フォームを記憶する思い出データ検索フォーム記憶手段とが接続され、管理サーバは、ユーザー端末装置で思い出データ検索フォームを用いて入力された指定日付の思い出データを思い出データベースの中から検索する思い出データ検索手段と、この思い出データ検索手段により検索された指定日付の思い出データによる思い出日記表示画面をユーザー端末装置に送信する思い出日記表示画面送信手段とを備えたことを特徴とするものである。以下、この発明を、思い出日記サービスに関するシステムの発明という。
【0067】このような本発明の生物管理システムにおいては、前述した本発明の生物管理方法で得られる作用・効果をそのまま得ることができる。
【0068】さらに、前述した生物管理システムにおいて、思い出データ検索フォームには、閲覧したい思い出日記の日付を直接に入力指定する日付入力部および閲覧したい思い出日記の日付が含まれる月を入力指定する月入力部を有する思い出データ第一検索フォームと、この思い出データ第一検索フォームの月入力部で入力指定した月のカレンダーを表示してこのカレンダー上で閲覧したい思い出日記の日付を選択指定する思い出データ第二検索フォームとが含まれ、思い出データ検索手段は、思い出データ第一検索フォームの日付入力部で日付が入力指定された場合には、その指定日付で検索を行い、思い出データ第一検索フォームの月入力部で月が入力指定された場合には、その指定された月に属する日付の思い出データが存在するか否かを検索し、存在するときには指定された月のカレンダーを表示した思い出データ第二検索フォームをユーザー端末装置に表示する構成とされていることが望ましい。
【0069】このように記録済みの思い出日記を閲覧するにあたり、日付を直接に入力して思い出日記を画面表示させるダイレクト表示と、先ず月を入力してカレンダーを画面表示させるカレンダー表示とを選択できる構成とした場合には、システムの操作性や使い勝手が向上し、飼い主の負担が軽減されるとともに、この負担軽減により飼い主のシステム利用頻度が向上すれば、より一層徹底した生物管理を行うことができるようになる。
【0070】そして、前述した生物管理システムにおいて、管理サーバは、思い出データベースに記憶された思い出データを編集して思い出アルバムを作成する思い出アルバム作成手段を備えた構成とすることが望ましい。
【0071】このように思い出アルバム作成手段を設けた場合には、生物に対する飼い主の数々の思い出を容易にまとめることができるので、生物に対する愛護の精神や愛着の精神がより一層向上し、飼い主のモラルがより一層向上する。
【0072】また、本発明は、生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続されて生物に関するデータを管理する管理サーバであって、生物に対する飼い主の日々の思い出日記に関するデータを入力する思い出データ入力フォームを記憶する思い出データ入力フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置で思い出データ入力フォームを用いて入力された思い出データを記憶する思い出データベースと、閲覧したい思い出日記の日付を入力指定する思い出データ検索フォームを記憶する思い出データ検索フォーム記憶手段とが接続されるとともに、ユーザー端末装置で思い出データ検索フォームを用いて入力された指定日付の思い出データを思い出データベースの中から検索する思い出データ検索手段と、この思い出データ検索手段により検索された指定日付の思い出データによる思い出日記表示画面をユーザー端末装置に送信する思い出日記表示画面送信手段とを備えたことを特徴とするものである。以下、この発明を、思い出日記サービスに関する管理サーバの発明という。
【0073】そして、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、管理サーバには、生物に対する飼い主の日々の思い出日記に関するデータを入力する思い出データ入力フォームを記憶する思い出データ入力フォーム記憶手段と、ユーザー端末装置で思い出データ入力フォームを用いて入力された思い出データを記憶する思い出データベースと、閲覧したい思い出日記の日付を入力指定する思い出データ検索フォームを記憶する思い出データ検索フォーム記憶手段とが接続され、管理サーバは、ユーザー端末装置で思い出データ検索フォームを用いて入力された指定日付の思い出データを思い出データベースの中から検索する思い出データ検索手段と、この思い出データ検索手段により検索された指定日付の思い出データによる思い出日記表示画面をユーザー端末装置に送信する思い出日記表示画面送信手段とを備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのものである。以下、この発明を、思い出日記サービスに関するプログラムの発明という。
【0074】また、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、行政の操作する行政端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理方法であって、ユーザー端末装置により、迷子捜索サービス用のユーザー側入力フォームを用いて生物が迷子になる前に生物の飼い主が予め生物の個体情報を入力し、この入力された個体情報を、管理サーバに接続されたユーザー側事前登録データベースに、生物が迷子になったときに備えて記憶登録しておき、行政が迷子になった生物を捕獲した際に、行政端末装置により、迷子捜索サービス用の行政側入力フォームを用いて行政が迷子についての個体情報を入力し、その後、管理サーバのユーザー側事前登録データ検索手段により、行政側入力フォームを用いて行政により入力された迷子についての個体情報に基づきユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報を検索することを特徴とするものである。以下、この発明を、迷子捜索サービスに関する方法の発明という。
【0075】ここで、「行政」とは、例えば、保健所等であるが、このような行政自身のみならず、例えば、迷子の発見者(捕獲者)が行政に代わって、行政が本来行うべき作業を代行したり、あるいはその作業の一部を補助する場合のような行政代行者や行政補助者も、本発明における「行政」に含まれ、また、行政から委託されて行政が行うべき作業を代行する委託業者も、本発明における「行政」に含まれる。他の発明においても同様である。
【0076】また、「ユーザー側事前登録データベース」に登録されるデータは、「生物が迷子になる前」に飼い主が予め生物の個体情報を入力したデータであり、「生物が迷子になったときに備えて」登録されるデータであることが基本であるが、生物が迷子になった後であっても、その生物についての管理サーバへの提出データが揃っている場合には、ユーザー側事前登録データベースに登録できるようにしてもよい。要するに、ユーザー側事前登録データベースには、少なくとも事前に、すなわち迷子になる前に登録されたデータが含まれていればよく、それ以外のデータが登録されることを排除するものではない。
【0077】さらに、「行政が迷子になった生物を捕獲した際」とは、行政が直接に迷子を捕獲する場合のみならず、一般人あるいは協力者や協力団体等が発見して捕獲した迷子を行政が引き取る場合も含まれる。
【0078】このような本発明においては、飼い主が、自分の飼っている生物が迷子になったときに備え、事前にその生物の個体情報をユーザー側事前登録データベースに登録しておくので、行政が迷子になった生物を捕獲した際に、そのデータを用いて迷子になった生物の飼い主を探すことが可能となる。このため、迷子の発見が容易になり、飼い主の手間や心配が軽減されるうえ、迷子発見の容易化に伴い、その生物自身も、早期に飼い主の元に戻れることから、人間社会に対する役割を充分に果たすことができるようになる。
【0079】さらに、万一、飼い主が生物を捨てたとしても、行政がその生物を捕獲した際には、飼い主だった者を特定することが可能となるので、このことが生物を捨てるという飼い主の行為に対する抑止力として働く。このため、飼い主のモラルを向上させることができ、これらにより前記目的が達成される。
【0080】また、以上に述べた本発明の生物管理方法を実現するためのシステムとして、次のような本発明の生物管理システムを挙げることができる。
【0081】すなわち、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、行政の操作する行政端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムであって、管理サーバには、ユーザー端末装置で生物が迷子になる前に飼い主が予め生物の個体情報を入力しておくための迷子捜索サービス用のユーザー側入力フォームを記憶するユーザー側入力フォーム記憶手段と、このユーザー側入力フォームを用いて飼い主により入力された生物の個体情報を登録する迷子捜索サービス用のユーザー側事前登録データベースと、迷子になった生物を捕獲した際に行政端末装置で行政が迷子についての個体情報を入力する迷子捜索サービス用の行政側入力フォームを記憶する行政側入力フォーム記憶手段とが接続され、管理サーバは、行政端末装置で行政側入力フォームを用いて行政により入力された迷子についての個体情報に基づきユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報を検索するユーザー側事前登録データ検索手段を備えたことを特徴とするものである。以下、この発明を、迷子捜索サービスに関するシステムの発明という。
【0082】このような本発明の生物管理システムにおいては、前述した本発明の生物管理方法で得られる作用・効果をそのまま得ることができる。
【0083】さらに、前述した生物管理システムにおいて、管理サーバには、行政側入力フォームを用いて行政により入力された生物の個体情報を登録する行政側捕獲迷子登録データベースが接続され、管理サーバは、飼い主の要求によりユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報に基づき行政側捕獲迷子登録データベースに登録された個体情報を検索する行政側捕獲迷子登録データ検索手段と、この行政側捕獲迷子登録データ検索手段による検索結果の一覧表示画面をユーザー端末装置に送信する捕獲迷子検索結果一覧表示画面送信手段とを備えた構成とすることが望ましい。
【0084】このように行政側捕獲迷子登録データベース、行政側捕獲迷子登録データ検索手段、および捕獲迷子検索結果一覧表示画面送信手段を設けた場合には、飼い主は、自分の飼っている生物が迷子になったときに、行政の登録した捕獲迷子についてのデータを検索し、迷子になった自分の飼っていた生物を見つけることが可能となる。このため、飼い主の手間が、より一層軽減される。
【0085】そして、前述した生物管理システムにおいて、管理サーバは、ユーザー側事前登録データ検索手段によりユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報の中から該当する個体情報が抽出された場合に迷子が発見された旨を飼い主に通知する迷子発見通知手段を備えた構成とすることが望ましい。
【0086】このように迷子発見通知手段を設けた場合には、迷子が発見された旨の情報が、飼い主に早期に伝達されるため、飼い主の不安を早期に解消し、生物を早期に飼い主の元に戻すことが可能となる。
【0087】また、前述した生物管理システムにおいて、ユーザー側入力フォームおよび行政側入力フォームを用いて入力される生物の個体情報には、DNAデータ、虹彩データ、インプラントチップデータ、肉球データ、鼻紋データ、血液データ、歯形または嘴形データ、声紋データ、臭い成分データ、唾液データ、毛色若しくは毛質を含む体毛または羽データ、骨格データ、足輪若しくは首輪または鑑札を含む装備品に付される識別データ、体液濃度データ、鱗データ、角データ、皮膚データ、ほくろデータ、耳あか成分データ、爪データ、耳の形状データ、排泄物データ、胃の内容物データ、舌データ、生体エネルギーデータ、生体電気データ、行動データのうちの少なくとも一つのデータが含まれることが望ましい。
【0088】このように個体情報としてDNAデータ、虹彩データ、インプラントチップデータ、肉球データ等を用いた場合には、個体の特定の容易化、確実化を図ることが可能となる。このため、迷子発見の容易化、生物を捨てる行為の抑止効果の向上を、より一層図ることができるようになる。
【0089】また、本発明は、生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続され、かつ、行政の操作する行政端末装置とネットワークで接続されて生物に関するデータを管理する管理サーバであって、ユーザー端末装置で生物が迷子になる前に飼い主が予め生物の個体情報を入力しておくための迷子捜索サービス用のユーザー側入力フォームを記憶するユーザー側入力フォーム記憶手段と、このユーザー側入力フォームを用いて飼い主により入力された生物の個体情報を登録する迷子捜索サービス用のユーザー側事前登録データベースと、迷子になった生物を捕獲した際に行政端末装置で行政が迷子についての個体情報を入力する迷子捜索サービス用の行政側入力フォームを記憶する行政側入力フォーム記憶手段とが接続されるとともに、行政端末装置で行政側入力フォームを用いて行政により入力された迷子についての個体情報に基づきユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報を検索するユーザー側事前登録データ検索手段を備えたことを特徴とするものである。以下、この発明を、迷子捜索サービスに関する管理サーバの発明という。
【0090】さらに、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、行政の操作する行政端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、管理サーバには、ユーザー端末装置で生物が迷子になる前に飼い主が予め生物の個体情報を入力しておくための迷子捜索サービス用のユーザー側入力フォームを記憶するユーザー側入力フォーム記憶手段と、このユーザー側入力フォームを用いて飼い主により入力された生物の個体情報を登録する迷子捜索サービス用のユーザー側事前登録データベースと、迷子になった生物を捕獲した際に行政端末装置で行政が迷子についての個体情報を入力する迷子捜索サービス用の行政側入力フォームを記憶する行政側入力フォーム記憶手段とが接続され、管理サーバは、行政端末装置で行政側入力フォームを用いて行政により入力された迷子についての個体情報に基づきユーザー側事前登録データベースに登録された個体情報を検索するユーザー側事前登録データ検索手段を備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのものである。以下、この発明を、迷子捜索サービスに関するプログラムの発明という。
【0091】また、以上に述べた家系図サービスに関する方法、システム、管理サーバ、プログラムの発明、結婚プロデュースサービスに関する方法、システム、管理サーバ、プログラムの発明、健康管理サービスに関する方法、システム、管理サーバ、プログラムの発明、思い出日記サービスに関する方法、システム、管理サーバ、プログラムの発明、および迷子捜索サービスに関する方法、システム、管理サーバ、プログラムの発明のうち、二以上の発明を組み合わせてもよい。例えば、これらの発明を組み合わせた発明としては、以下のような本発明を挙げることができる。
【0092】すなわち、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理方法であって、ユーザー端末装置により、血縁関係を含む生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として入力した後、ユーザー端末装置からネットワークを介して送られてくる家系図情報を、管理サーバに接続された家系図データベースに記憶しておくとともに、この家系図データベースに、飼い主により提供された生物のDNAデータを家系図情報として含ませて記憶しておき、管理サーバの家系図作成手段により、家系図データベースに記憶された家系図情報に基づき生物の家系図を作成し、さらに、管理サーバの結婚プロデュースサービス提供手段により、飼い主に対して生物の結婚をプロデュースするサービスを提供する処理と、管理サーバの健康管理サービス提供手段により、飼い主に対して生物の健康セルフチェックを含む健康管理サービスを提供する処理と、管理サーバの思い出日記サービス提供手段により、飼い主に対して生物との思い出日記の記録および閲覧のサービスを提供する処理と、管理サーバの迷子捜索サービス提供手段により、飼い主に対して迷子になった生物を捜索するサービスを提供する処理とのうち、少なくとも一つのサービスを提供する処理を行うことにより、これらの各サービスで得られた生物に関する情報を、管理サーバに接続された各サービス用データベースに記憶することを特徴とするものである。
【0093】ここで、「DNAデータ」には、DNAそのものの他に、DNAを記号化したもの等も含まれる。
【0094】このような本発明においては、家系図作成手段により家系図が作成されるので、この家系図サービスで提供される家系図を参照することで、個々の生物の遺伝関係(血統関係)を把握することが可能となる。一方、その他のサービスの提供を行うことで、個々の生物についての様々な情報が得られる。従って、家系図サービスにより得られる家系図(遺伝関係)と、その他のサービスで得られる様々な情報(様々な面での個々の生物の持つ特徴)とを照合し、さらに家系図と関連付けて記憶されたDNAデータを考慮することにより、遺伝情報の解明を行うことが可能となる。
【0095】例えば、結婚プロデュースサービスを通じて蓄積される結婚後の情報と、家系図サービスにより把握される遺伝関係とを照合することにより、遺伝による、不妊、かけ合わせの相性、子供の誕生数、疾患の有無、子供の特徴等を解明することが可能となる。
【0096】また、健康管理サービスを通じて蓄積される生物の健康状態の情報と、家系図サービスにより把握される遺伝関係とを照合することにより、遺伝による、寿命、身体能力、疾病や怪我の確率、成長の度合い等を解明することが可能となる。
【0097】さらに、思い出日記サービスを通じて蓄積される生物の各種情報と、家系図サービスにより把握される遺伝関係とを照合することにより、遺伝による、性格、寿命等を解明することが可能となる。
【0098】また、迷子捜索サービスを通じて蓄積される生物の迷子履歴情報と、家系図サービスにより把握される遺伝関係とを照合することにより、遺伝による、迷子になり易さ、迷子になったときの発見確率や発見所要時間等を解明することが可能となる。
【0099】そして、このように家系図サービスにより得られる家系図(遺伝関係)と、その他のサービスで得られる様々な情報とを照合することにより、疾病予防、迷子抑制、しつけ徹底、誕生数コントロール等を行うことができるようになる。
【0100】また、DNAデータを含む家系図情報と、家系図サービス以外のサービスで得られる蓄積データとを個々に管理するのではなく、一つのシステムとして一元管理するので、上述した各種の遺伝情報の解明の少なくとも一部の自動化を図ることも可能になる。
【0101】このため、DNAによる遺伝情報の解明結果を生物の管理に活かすことで、生物の徹底した管理を行うことができるようになるため、生物が人間社会に対して果たす役割を、大きく、かつ的確に引き出すことが可能となり、これらにより前記目的が達成される。
【0102】また、以上に述べた本発明の生物管理方法を実現するためのシステムとして、次のような本発明の生物管理システムを挙げることができる。
【0103】すなわち、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムであって、管理サーバには、ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続され、この家系図データベースには、飼い主により提供された生物のDNAデータが家系図情報として記憶され、管理サーバは、家系図データベースに記憶された家系図情報に基づき生物の家系図を作成する家系図作成手段を備え、さらに、飼い主に対して生物の結婚をプロデュースするサービスを提供する処理を行う結婚プロデュースサービス提供手段と、飼い主に対して生物の健康セルフチェックを含む健康管理サービスを提供する処理を行う健康管理サービス提供手段と、飼い主に対して生物との思い出日記の記録および閲覧のサービスを提供する処理を行う思い出日記サービス提供手段と、飼い主に対して迷子になった生物を捜索するサービスを提供する処理を行う迷子捜索サービス提供手段とのうち、少なくとも一つのサービス提供手段を備えたことを特徴とするものである。
【0104】このような本発明の生物管理システムにおいては、前述した本発明の生物管理方法で得られる作用・効果をそのまま得ることができる。
【0105】また、本発明は、生物の管理を行う生物管理システムを構成するために、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置とネットワークで接続されて生物に関するデータを管理する管理サーバであって、ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続され、この家系図データベースには、飼い主により提供された生物のDNAデータが家系図情報として記憶されるとともに、家系図データベースに記憶された家系図情報に基づき生物の家系図を作成する家系図作成手段を備え、さらに、飼い主に対して生物の結婚をプロデュースするサービスを提供する処理を行う結婚プロデュースサービス提供手段と、飼い主に対して生物の健康セルフチェックを含む健康管理サービスを提供する処理を行う健康管理サービス提供手段と、飼い主に対して生物との思い出日記の記録および閲覧のサービスを提供する処理を行う思い出日記サービス提供手段と、飼い主に対して迷子になった生物を捜索するサービスを提供する処理を行う迷子捜索サービス提供手段とのうち、少なくとも一つのサービス提供手段を備えたことを特徴とするものである。
【0106】さらに、本発明は、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置と、生物に関するデータを管理する管理サーバとを、ネットワークで接続して生物の管理を行う生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、管理サーバには、ユーザー端末装置で入力された血縁関係を含む生物同士の間の関係を個体識別情報を用いて家系図情報として記憶する家系図データベースが接続され、この家系図データベースには、飼い主により提供された生物のDNAデータが家系図情報として記憶され、管理サーバは、家系図データベースに記憶された家系図情報に基づき生物の家系図を作成する家系図作成手段を備え、さらに、飼い主に対して生物の結婚をプロデュースするサービスを提供する処理を行う結婚プロデュースサービス提供手段と、飼い主に対して生物の健康セルフチェックを含む健康管理サービスを提供する処理を行う健康管理サービス提供手段と、飼い主に対して生物との思い出日記の記録および閲覧のサービスを提供する処理を行う思い出日記サービス提供手段と、飼い主に対して迷子になった生物を捜索するサービスを提供する処理を行う迷子捜索サービス提供手段とのうち、少なくとも一つのサービス提供手段を備えたことを特徴とする生物管理システムとして、コンピュータを機能させるためのものである。
【0107】以上において、各発明におけるユーザー端末装置および行政端末装置は、主としてコンピュータにより実現されるが、これに限定されるものではなく、例えば、携帯電話機(パーソナル・ハンディフォーン・システム(PHS)も含む。)、パーソナル・デジタル・アシスタンス(PDA)、電子手帳、ゲーム機、腕時計、デジタル・テレビ等であっても、中央演算処理装置(CPU)の性能、画面の解像度、記憶手段の容量等が本発明に適するものであれば採用することができる。
【0108】また、管理サーバは、一台のコンピュータあるいは一つのCPUにより実現されるものに限定されず、複数のコンピュータ等で分散処理を行うことにより実現されるものであってもよい。
【0109】さらに、以上に述べた本発明のプログラムまたはその一部は、例えば、光磁気ディスク(MO)、コンパクトディスク(CD)を利用した読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)を利用した読出し専用メモリ(DVD−ROM)、DVDを利用したランダム・アクセス・メモリ(DVD−RAM)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去および書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等の記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能であるとともに、例えば、LAN、MAN、WAN、インターネット、イントラネット、エクストラネット等の有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにはこれらの組合せ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に載せて搬送することも可能である。さらに、以上に述べた本発明のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。
【0110】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1には、本実施形態の生物管理システムであるペット管理システム10の全体構成が示され、図2〜図7には、ペット管理システム10の各部の詳細構成が示されている。また、図8〜図209には、ペット管理システム10による処理の流れを示すフローチャートおよび画面例が示されている。
【0111】図1において、ペット管理システム10は、ネットワーク1に接続されて生物(本実施形態では、ペットとしての犬または猫とする。)を管理する管理サーバ20と、この管理サーバ20に接続されてペット管理に必要な各種データを記憶するペット管理データベース40とを備えている。
【0112】また、ネットワーク1には、ペット管理システム10を利用する各ユーザー(ペットの飼い主)が操作する複数のユーザー端末装置2と、例えば保健所等の行政が操作する複数の行政端末装置3と、例えば獣医等のペットの健康状態等を診断する診断者が操作する少なくとも一つの診断者端末装置4と、政府または民間の研究機関が操作する少なくとも一つの研究機関端末装置5と、保険会社が操作する少なくとも一つの保険会社端末装置6と、ペットフード・ペット用美容院・ペット用レストラン・ペット専用宿泊施設等の各種ペット産業に従事する少なくとも一つの民間サービス業者端末装置7とが接続されている。
【0113】ネットワーク1は、主としてインターネットにより構成されるが、これに限らず、例えば、LAN、MAN、WAN、イントラネット、エクストラネット、あるいはこれらの組合せ等、様々な形態のものが含まれ、有線であるか無線であるか、さらには有線および無線の混在型であるかは問わず、要するに、複数地点(距離の長短は問わない。)間で、ある程度の速度をもって情報を伝送することができるものであればよい。
【0114】管理サーバ20は、ペット管理に必要な基本情報を管理する基本情報管理手段21と、飼い主に対してペットの家系図作成等のサービスを提供する処理を行う家系図サービス提供手段22と、飼い主に対してペットの結婚プロデュース等のサービスを提供する処理を行う結婚プロデュースサービス提供手段23と、飼い主に対してペットとの思い出日記の記録・閲覧等のサービスを提供する処理を行う思い出日記サービス提供手段24と、飼い主に対してペットの健康セルフチェック等のサービスを提供する処理を行う健康管理サービス提供手段25とを備えている。
【0115】また、管理サーバ20は、飼い主に必要な国や保健所等からのペットに関する告示情報の伝達等のサービスを提供する処理を行う行政支援サービス提供手段26と、飼い主に対してペットの一生スケジュールを作成するサービスを提供する処理を行う一生スケジュールサービス提供手段27と、飼い主に対してペットの遺伝子情報に基づくサービスを提供する処理を行う遺伝子情報サービス提供手段28と、飼い主に対して迷子になったペットを捜索するサービスを提供する処理を行う迷子捜索サービス提供手段29と、飼い主に対してペットに関する保険サービスを提供する処理を行う保険サービス提供手段30と、各サービスに関する情報の検索処理を行う情報検索処理手段31とを備えている。
【0116】そして、管理サーバ20は、本実施形態では、少なくともWWWサーバの機能を備えている。この管理サーバ20を構成する基本情報管理手段21および各サービス提供手段22〜30および情報検索処理手段31は、管理サーバ20を構成するコンピュータ本体(パーソナル・コンピュータのみならず、その上位機種のものも含む。)の内部に設けられた中央演算処理装置(CPU)、およびこのCPUの動作手順を規定する一つまたは複数のプログラムにより実現される。また、管理サーバ20は、一台のコンピュータあるいは一つのCPUにより構成されている必要はなく、複数台のコンピュータあるいは複数のCPUにより分散処理を行う構成とされていてもよい。
【0117】ペット管理データベース40は、ペット管理に必要な基本情報を記憶する基本データベース41と、家系図サービス提供手段22による家系図サービスに必要なデータを記憶する家系図サービス用データベース42と、結婚プロデュースサービス提供手段23による結婚プロデュースサービスに必要なデータを記憶する結婚プロデュースサービス用データベース43と、思い出日記サービス提供手段24による思い出日記サービスに必要なデータを記憶する思い出日記サービス用データベース44と、健康管理サービス提供手段25による健康管理サービスに必要なデータを記憶する健康管理サービス用データベース45とを備えている。
【0118】また、ペット管理データベース40は、行政支援サービス提供手段26による行政支援サービスに必要なデータを記憶する行政支援サービス用データベース46と、一生スケジュールサービス提供手段27による一生スケジュールサービスに必要なデータを記憶する一生スケジュールサービス用データベース47と、遺伝子情報サービス提供手段28による遺伝子情報サービスに必要なデータを記憶する遺伝子情報サービス用データベース48と、迷子捜索サービス提供手段29による迷子捜索サービスに必要なデータを記憶する迷子捜索サービス用データベース49と、保険サービス提供手段30による保険サービスに必要なデータを記憶する保険サービス用データベース50と、情報検索処理手段31による検索処理に伴って作成される情報検索処理用データベース51とを備えている。
【0119】そして、ペット管理データベース40を構成する各データベース41〜51は、例えばハードディスク等により好適に実現されるが、記憶容量やアクセス速度等に問題が生じない範囲であれば、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、RAM、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、FD、磁気テープ、あるいはこれらの組合せ等を採用してもよい。
【0120】ユーザー端末装置2、行政端末装置3、診断者端末装置4、研究機関端末装置5、保険会社端末装置6、および民間サービス業者端末装置7は、例えば、パーソナル・コンピュータ、あるいは携帯電話機やPDA等の携帯型の情報端末装置などにより実現され、入力手段および表示手段を備えるとともに、出力手段を適宜備えていることが好ましい。また、これらの端末装置2〜7は、WWWブラウザを搭載しているか、あるいは、携帯型の情報端末装置の場合には、簡易型のブラウザを搭載している。
【0121】各端末装置2〜7に装備される入力手段としては、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、ライトペン、トラックパッド、トラックポイント、タブレットおよびスタイラス、ジョイスティック、音声認識装置、スキャナ、撮像カメラ、音声収録マイク、あるいはこれらの組合せ等、各種のものを採用することができる。また、表示手段としては、例えば、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ、プロジェクタおよびスクリーン、あるいはこれらの組合せ等を採用することができる。さらに、出力手段としては、プリンタ、プロッタ、あるいはこれらの組合せ等を採用することができる。
【0122】基本情報管理手段21は、ペット管理システム10を利用するユーザーとなるペットの飼い主の登録処理、ユーザー情報の変更・更新処理、ユーザー退会時等のユーザー削除処理を行うとともに、ペットの登録処理、ペット情報の変更・更新処理、ペット削除処理等を行うものである。
【0123】そして、飼い主の登録処理には、各飼い主への飼い主IDあるいはメールアドレスの付与処理が含まれ、ペットの登録処理には、各ペットへのペットIDあるいはメールアドレスの付与処理が含まれる。なお、ペットIDあるいはペットメールアドレスは、飼い主毎ではなく、ペット毎に付与されるので、同じ飼い主が複数のペットを飼っている場合には、その飼い主は、複数のペットIDあるいは複数のペットメールアドレスを保有することになる。
【0124】基本データベース41は、主として飼い主の登録処理、およびペットの登録処理により形成されるものであり、具体的には、例えば、ペットID(例えば「100201」等)と、名前(例えば「ポチ」等)と、性別(例えば「オス」等)と、年齢(例えば「1」等)と、生年月日(例えば「2001/2/2」等)と、科目(例えば「犬科」等)と、分類(例えば「哺乳動物」等)と、種類(例えば「イヌ」等)と、種別(例えば「テリア」等)と、小分類(例えば「ヨークシャーテリア」等)と、国(例えば「日本」等)と、地域(例えば「秋田県」等)と、血統書の有無(例えば「有」等)と、血統書番号(例えば「2111−55215」等)と、飼い主の名前(例えば「山田太郎」等)と、飼い主の住所(例えば「秋田県秋田市南通」等)と、飼い主の電話番号(例えば「0234−456−788」等)と、飼い主のFAX番号(例えば「0234−456−789」等)と、飼い主のID(例えば「123456」等)と、飼い主のプロフィール(例えば「テリア協会会員」等)と、飼い主の電子メールアドレス(例えば「test@mypost.co.jp」等)と、最終更新日(例えば「2001/2/4」等)と、追加日(例えば「2001/1/7」等)と、備考(例えば「予防接種を済ませました。」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0125】また、各ペット毎に電子メールアドレスを付与する場合には、基本データベース41の一部として、次のようなメールデータベースを用意することが好ましい。すなわち、メールデータベースは、具体的には、例えば、ペットID(例えば「2234」等)と、メールアドレス(例えば「aaa@aaa.aaa」等)と、飼い主メールアドレス(例えば「bbb@bbb.bbb」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0126】なお、このようなメールデータベースは、各サービス提供手段22〜30により提供されるサービス毎に用意してもよい。
【0127】図2において、家系図サービス提供手段22は、家系図作成手段22Aと、連絡フォーム送信手段22Bと、連絡内容通知手段22Cと、飼い主死亡時引取依頼手段22Dとを含んで構成されている。
【0128】家系図作成手段22Aは、家系図データベース42Aに記憶された家系図情報に基づきペットの家系図を作成する処理を行うものである。また、家系図作成手段22Aは、家系図の中に個体情報データベース42Bに記憶された個体特徴の少なくとも一部を表示する構成とされている。
【0129】連絡フォーム送信手段22Bは、ユーザー端末装置2からの連絡要求に基づき連絡フォーム記憶手段42Cに記憶された連絡フォーム(図57参照)をユーザー端末装置2に送信する処理を行うものである。
【0130】連絡内容通知手段22Cは、連絡要求をした飼い主により連絡フォーム(図57参照)を用いて入力された連絡内容を、個体識別情報(ここでは、ペットIDとする。)で指定された連絡対象としての他のペットの飼い主に通知する処理を行うものである。この通知処理は、例えば、電子メールの送信処理、ファクシミリ送信処理、送付する通知文書の自動作成・印刷処理、あるいはこれらの組合せ等である。
【0131】飼い主死亡時引取依頼手段22Dは、飼い主死亡時に、その飼い主が飼っていたペットを、家系図に含まれる他のペット(例えば、親戚関係にあるペット、友好関係にあるペット等)の飼い主に引き取ってもらうことを依頼する処理を行うものである。例えば、飼い主が生前に、自分が死亡した場合に自分のペットの引取依頼をすることを希望する他の飼い主を予め指定し、この指定された他の飼い主を、飼い主死亡時連絡先記憶手段42Dに記憶しておき、飼い主が実際に死亡した際に、飼い主死亡時引取依頼手段22Dにより、飼い主死亡時連絡先記憶手段42Dに記憶された指定情報に基づき、他の飼い主に対してペットの引取依頼の通知を出す処理を行う。この引取依頼の通知は、例えば、電子メールの送信処理、ファクシミリ送信処理、送付する通知文書の自動作成・印刷処理、あるいはこれらの組合せ等である。また、引取依頼をする連絡先は、飼い主が生前に予め指定して飼い主死亡時連絡先記憶手段42Dに記憶させておくのではなく、飼い主死亡時に、死亡した飼い主の家族等が家系図の検索を行って指定してもよく、あるいは、管理サーバ20の運用者が適切な連絡先を指定してもよく、さらには、死亡したペットとの関係に基づき、例えば、先ず血縁関係で近い順に通知し、次に友好関係で親密度の高い順に通知する等の自動指定処理を行う構成としてもよい。
【0132】家系図サービス用データベース42は、家系図データベース42Aと、個体情報データベース42Bと、連絡フォーム記憶手段42Cと、飼い主死亡時連絡先記憶手段42Dとを含んで構成されている。
【0133】家系図データベース42Aは、ユーザー端末装置2で入力された血縁関係を含むペット同士の間の関係を個体識別情報(ここでは、ペットIDとする。)を用いて家系図情報として記憶するものであり、本実施形態では、親データベース42A1と、配偶者データベース42A2と、兄弟データベース42A3と、従兄弟データベース42A4と、子供データベース42A5と、親族データベース42A6と、友好データベース42A7とを含んで構成されている。
【0134】親データベース42A1は、ユーザー端末装置2で入力されたペットとその親との関係を個体識別情報(ここでは、ペットIDとする。)を用いて記憶するものであり、具体的には、例えば、家系図登録番号である家系図サービス用ID(例えば「123456」等)と、ペットID(例えば「1123」等)と、父ID(例えば「1144」等)と、母ID(例えば「1455」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0135】配偶者データベース42A2は、ユーザー端末装置2で入力されたペットとその配偶者との関係を個体識別情報(ここでは、ペットIDとする。)を用いて記憶するものであり、具体的には、例えば、家系図登録番号である家系図サービス用ID(例えば「1321」等)と、オスID(例えば「123」等)と、メスID(例えば「7556」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0136】兄弟データベース42A3は、ユーザー端末装置2で入力されたペットとその兄弟との関係を個体識別情報(ここでは、ペットIDとする。)を用いて記憶するものであり、従兄弟データベース42A4は、ユーザー端末装置2で入力されたペットとその従兄弟との関係を個体識別情報(ここでは、ペットIDとする。)を用いて記憶するものであり、これらは、具体的には、例えば、家系図登録番号である家系図サービス用ID(例えば「321654」等)と、ペットID(例えば「1234」等)と、兄弟ID1(例えば「123789」等)と、兄弟ID2(例えば「123789」等)と、兄弟ID3(例えば「123789」等)と、兄弟ID4(例えば「123789」等)と、兄弟ID5(例えば「123789」等)と、兄弟ID6(例えば「123789」等)と、兄弟ID7(例えば「123789」等)と、兄弟ID8(例えば「123789」等)と、兄弟ID9(例えば「123789」等)と、兄弟ID10(例えば「123789」等)と、兄弟ID11(例えば「123789」等)と、兄弟ID12(例えば「123789」等)と、兄弟ID13(例えば「123789」等)と、兄弟ID14(例えば「123789」等)と、兄弟ID15(例えば「123789」等)と、兄弟ID16(例えば「123789」等)と、兄弟ID17(例えば「123789」等)と、兄弟ID18(例えば「123789」等)と、兄弟ID19(例えば「123789」等)と、兄弟ID20(例えば「123790」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0137】子供データベース42A5は、ユーザー端末装置2で入力されたペットとその子供との関係を個体識別情報(ここでは、ペットIDとする。)を用いて記憶するものであり、具体的には、例えば、家系図登録番号である家系図サービス用ID(例えば「123456」等)と、ペットIDである親ID(例えば「123456」等)と、子ID1(例えば「678678」等)と、子ID2(例えば「678678」等)と、子ID3(例えば「678678」等)と、子ID4(例えば「678678」等)と、子ID5(例えば「678678」等)と、子ID6(例えば「678678」等)と、子ID7(例えば「678678」等)と、子ID8(例えば「678678」等)と、子ID9(例えば「678678」等)と、子ID10(例えば「678678」等)と、子ID11(例えば「678678」等)と、子ID12(例えば「678678」等)と、子ID13(例えば「678678」等)と、子ID14(例えば「678678」等)と、子ID15(例えば「678678」等)と、子ID16(例えば「678678」等)と、子ID17(例えば「678678」等)と、子ID18(例えば「678678」等)と、子ID19(例えば「678678」等)と、子ID20(例えば「678678」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0138】親族データベース42A6は、ユーザー端末装置2で入力されたペットとその親族との関係(上述した親子関係、配偶者関係、兄弟関係、従兄弟関係以外の親族関係)を個体識別情報(ここでは、ペットIDとする。)を用いて記憶するものである。
【0139】友好データベース42A7は、ユーザー端末装置2で入力されたペットとその友達または友好関係にあるペットとの関係を個体識別情報(ここでは、ペットIDとする。)を用いて記憶するものであり、具体的には、例えば、家系図登録番号である家系図サービス用ID(例えば「654」等)と、ペットID(例えば「545」等)と、友好ペットID1(例えば「2355」等)と、友好度コード1(例えば「23」等)と、友好ペットID2(例えば「321321」等)と、友好度コード2(例えば「53」等)と、友好ペットID3(例えば「321321」等)と、友好度コード3(例えば「321321」等)と、友好ペットID4(例えば「53」等)と、友好度コード4(例えば「321321」等)と、友好ペットID5(例えば「53」等)と、友好度コード5(例えば「321321」等)と、友好ペットID6(例えば「53」等)と、友好度コード6(例えば「321321」等)と、友好ペットID7(例えば「53」等)と、友好度コード7(例えば「321321」等)と、友好ペットID8(例えば「53」等)と、友好度コード8(例えば「321321」等)と、友好ペットID9(例えば「53」等)と、友好度コード9(例えば「321321」等)と、友好ペットID10(例えば「53」等)と、友好度コード10(例えば「11」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。なお、友好度コード1〜10は、友好ペットID1〜ID10のそれぞれとの友好の親密度を数値で示すものである。
【0140】個体情報データベース42Bは、ユーザー端末装置2で入力されたペットの個体特徴(家系図の中に表示するためのもの)を記憶するものであり、具体的には、例えば、体重、体高、体長、性格、予防接種の済・未済、備考(例えば、50字以内程度)、コメント(例えば、50字以内程度)、趣味、家系図用写真データとを各レコードに備えて構成されている。
【0141】連絡フォーム記憶手段42Cは、家系図作成手段22Aにより作成された家系図(図51参照)に含まれる他のペットの飼い主と連絡をとるための連絡フォーム(図57参照)を記憶するものである。
【0142】飼い主死亡時連絡先記憶手段42Dは、飼い主が生前に、自分が死亡した際に自分のペットの引取依頼をすることを希望する他の飼い主を予め指定した場合に、この指定情報を記憶しておくものである。
【0143】図3において、結婚プロデュースサービス提供手段23は、個体情報登録処理手段23Aと、結婚相手検索手段23Bと、結婚相手検索結果一覧表示画面送信手段23Cと、プロポーズデータ登録処理手段23Dと、プロポーズ通知手段23Eと、プロポーズ返答通知手段23Fと、不成立データ削除手段23Gと、プロポーズ成立通知手段23Hと、プロポーズ不成立通知手段23Kと、連絡内容通知手段23Lと、結婚式設定手段23Mとを含んで構成されている。
【0144】個体情報登録処理手段23Aは、ユーザー端末装置2で結婚プロデュース登録フォーム(図74参照)を用いて入力されたペットの個体特徴を個体情報データベース43Aに登録する処理を行うものである。
【0145】結婚相手検索手段23Bは、ユーザー端末装置2で結婚相手検索条件入力フォーム(図84参照)を用いて入力された条件に合致するペットを個体情報データベース43Aの中から検索する処理を行うものである。
【0146】結婚相手検索結果一覧表示画面送信手段23Cは、結婚相手検索手段23Bによる検索結果の一覧表示画面(図86参照)をユーザー端末装置2に送信する処理を行うものである。
【0147】プロポーズデータ登録処理手段23Dは、ユーザー端末装置2でプロポーズ入力フォーム(図88参照)を用いて入力されたプロポーズに関するデータをプロポーズデータベース43Bに登録する処理を行うものである。
【0148】プロポーズ通知手段23Eは、プロポーズをプロポーズ受信側の飼い主に通知する処理を行うものである。この通知処理は、例えば、電子メールの送信処理、ファクシミリ送信処理、送付する通知文書の自動作成・印刷処理、あるいはこれらの組合せ等である。
【0149】プロポーズ返答通知手段23Fは、プロポーズに対するプロポーズ受信側の飼い主による返答をプロポーズ送信側の飼い主に通知する処理を行うものである。この通知処理は、例えば、電子メールの送信処理、ファクシミリ送信処理、送付する通知文書の自動作成・印刷処理、あるいはこれらの組合せ等である。
【0150】不成立データ削除手段23Gは、不成立となったプロポーズに関するデータをプロポーズデータベース43Bから自動的に削除する処理を行うものである。
【0151】プロポーズ成立通知手段23Hは、プロポーズ送信側の飼い主による判断結果としてのプロポーズ成立の情報をプロポーズ受信側の飼い主に通知する処理を行うものである。この通知処理は、例えば、電子メールの送信処理、ファクシミリ送信処理、送付する通知文書の自動作成・印刷処理、あるいはこれらの組合せ等である。
【0152】プロポーズ不成立通知手段23Kは、プロポーズ送信側の飼い主による判断結果としてのプロポーズ不成立の情報をプロポーズ受信側の飼い主に通知する処理を行うものである。この通知処理は、例えば、電子メールの送信処理、ファクシミリ送信処理、送付する通知文書の自動作成・印刷処理、あるいはこれらの組合せ等である。
【0153】連絡内容通知手段23Lは、連絡要求をした飼い主により連絡フォーム(家系図サービス用の図57の連絡フォームと同様)を用いて入力された連絡内容を、個体識別情報(ここでは、ペットIDとする。)で指定された連絡対象としての他のペットの飼い主に通知する処理を行うものである。この通知処理は、例えば、電子メールの送信処理、ファクシミリ送信処理、送付する通知文書の自動作成・印刷処理、あるいはこれらの組合せ等である。
【0154】結婚式設定手段23Mは、結婚が決まったペットの一方または双方の飼い主、仲人となるペットの飼い主、結婚式に参加するペットの飼い主、祝電を打つペットの飼い主等の結婚式関係者が、ユーザー端末装置2で、例えば結婚式場の選択や祝電入力等を行うことにより、結婚式の設定処理を行うものである。
【0155】結婚プロデュースサービス用データベース43は、個体情報データベース43Aと、プロポーズデータベース43Bと、結婚データベース43Cと、結婚プロデュース登録フォーム記憶手段43Dと、結婚相手検索条件入力フォーム記憶手段43Eと、プロポーズ入力フォーム記憶手段43Fと、連絡フォーム記憶手段43Gとを含んで構成されている。
【0156】個体情報データベース43Aは、ユーザー端末装置2で結婚プロデュース登録フォーム(図74参照)を用いて入力されたペットの個体特徴を記憶するものであり、具体的には、例えば、体重、体高、体長、性格、予防接種の済・未済、備考(例えば、50字以内程度)、コメント(例えば、50字以内程度)、趣味、お見合い用写真データ、お見合いの要否、血統書の要否、健康診断書の要否とを各レコードに備えて構成されている。
【0157】プロポーズデータベース43Bは、ユーザー端末装置2でプロポーズ入力フォーム(図88参照)を用いて入力されたプロポーズに関するデータを記憶するものである。このプロポーズデータベース43Bに登録されるプロポーズに関するデータには、プロポーズの送信側および受信側の飼い主と、プロポーズ送信側の飼い主により入力されたプロポーズの言葉と、プロポーズに対するプロポーズ受信側の飼い主による返答の有無の情報と、プロポーズ送信側の飼い主による判断結果としてのプロポーズ成立または不成立の情報とが含まれる。
【0158】結婚データベース43Cは、結婚式設定手段23Mにより登録された結婚式に関するデータを記憶するものであり、具体的には、例えば、結婚プロデュースサービスの登録番号である結婚プロデュースサービス用ID(例えば「2342343」等)と、日付(例えば「2001/12/24 20:32」等)と、オスID(例えば「3245345」等)と、メスID(例えば「62624」等)と、参加ペットID(例えば「23444」等)と、仲人ID(例えば「23425」等)と、参加ペットID2(例えば「443」等)と、参加ペットID3(例えば「4423」等)と、結婚コード(例えば「23」等)と、結婚分類(例えば「お見合い」等)と、結婚式コード(例えば「123」等)と、結婚式分類(例えば「神前」等)と、結婚式場コード(例えば「123」等)と、結婚式場(例えば「新横浜ペットランド」等)と、オス飼い主ID(例えば「321」等)と、メス飼い主ID(例えば「54466」等)と、仲人飼い主ID(例えば「321654」等)と、祝電ペットID(例えば「12346」等)と、祝電内容(例えば「共に白髪になるまで末永く仲良くしてください。」等)と、新郎一言(例えば「うれしいです。」等)と、新婦作文(例えば「これからもよろしくお願いします。」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0159】結婚プロデュース登録フォーム記憶手段43Dは、結婚プロデュースサービスで用いられるペットの個体特徴を入力する結婚プロデュース登録フォーム(図74参照)を記憶するものである。
【0160】結婚相手検索条件入力フォーム記憶手段43Eは、個体情報データベース43Aに記憶されたペットの中から結婚相手候補を検索するための条件を入力する結婚相手検索条件入力フォーム(図84参照)を記憶するものである。
【0161】プロポーズ入力フォーム記憶手段43Fは、検索された結婚相手候補に対してプロポーズをするためのプロポーズ入力フォーム(図88参照)を記憶するものである。
【0162】連絡フォーム記憶手段43Gは、検索された結婚相手候補のペットの飼い主、プロポーズ成立または不成立となったペットの飼い主、結婚式の仲人となるペットの飼い主、結婚式に参加するペットの飼い主、結婚式で祝電を打つペットの飼い主等の結婚プロデュースサービス関係者と連絡をとるための連絡フォーム(家系図サービス用の図57の連絡フォームと同様)を記憶するものである。
【0163】図4において、思い出日記サービス提供手段24は、思い出データ検索手段24Aと、思い出日記表示画面送信手段24Bと、思い出アルバム作成手段24Cと、思い出アルバム送信手段24Dと、思い出CD作成手段24Eとを含んで構成されている。
【0164】思い出データ検索手段24Aは、ユーザー端末装置2で思い出データ検索フォーム(図140、図142参照)を用いて入力された指定日付の思い出データを思い出データベース44Aの中から検索する処理を行うものである。この思い出データ検索手段24Aは、思い出データ第一検索フォーム(図140参照)の日付入力部で日付が入力指定された場合には、その指定日付で検索を行い、思い出データ第一検索フォームの月入力部で月が入力指定された場合には、その指定された月に属する日付の思い出データが存在するか否かを検索し、存在するときには指定された月のカレンダーを表示した思い出データ第二検索フォーム(図142参照)をユーザー端末装置2に表示する構成とされている。
【0165】思い出日記表示画面送信手段24Bは、思い出データ検索手段24Aにより検索された指定日付の思い出データによる思い出日記表示画面(図144参照)をユーザー端末装置2に送信する処理を行うものである。また、思い出日記表示画面の参照と併せて、後述する健康管理サービス提供手段25の理想状態検索手段25Kによる処理を実行したり、健康入力フォーム(図109参照)を用いての個体健康用データベース45Aへのデータ登録処理を行ったり、コメント付加画面送信手段25Bにより送信されるコメント付加画面(図110参照)を参照したり、一生スケジュールサービス提供手段27による処理を実行すると、情報の関連性があるため効果的である。
【0166】思い出アルバム作成手段24Cは、思い出データベース44Aに記憶された思い出データを自動編集して思い出アルバムを作成する処理を行うものである。自動編集の指示や編集内容の指定は、ユーザー端末装置2から飼い主が行うようにしてもよく、完全に自動的に行われるようにしてもよい。この際、電子媒体によるアルバムだけではなく、紙媒体によるアルバムを作成・印刷してもよい。
【0167】思い出アルバム送信手段24Dは、飼い主の要求により、思い出アルバム作成手段24Cにより作成された思い出アルバムを、ユーザー端末装置2に送信する処理を行うものである。
【0168】思い出CD作成手段24Eは、例えば登録ペットの死亡時等に、思い出データベース44Aに記憶された思い出データに基づき、思い出CDを作成する処理を行うものである。
【0169】思い出日記サービス用データベース44は、思い出データベース44Aと、思い出データ入力フォーム記憶手段44Bと、思い出データ検索フォーム記憶手段44Cとを含んで構成されている。
【0170】思い出データベース44Aは、ユーザー端末装置2で思い出データ入力フォーム(図133参照)を用いて入力された思い出データを記憶するものであり、具体的には、例えば、ペットID(例えば「123456123」等)と、日付(例えば「2001/12/24 20:32」等)と、天気(例えば「晴」等)と、日記(例えば「今日は予防接種を受けに行った」等)と、健康コード(例えば「1」等)と、日記用写真(例えば「http//123.456.789.123/pic.jpg」等)と、動画(例えば「http//123.456.789.124/pic.mpg」等)と、音声(例えば「http//123.456.789.124/pic.wav」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。この思い出データベース44Aに記憶された思い出データは、後述する健康管理サービス提供手段25の診療補助資料作成手段25Dによる診療補助資料の作成処理に用いてもよい。
【0171】また、思い出データベース44Aは、思い出データ入力フォーム(図133参照)を用いて入力されたデータのみならず、次のようなデータも記録できることが好ましい。すなわち、ペット(生物)自身またはその関連物の静止画像または動画像あるいはこれに飼い主が加わった静止画像または動画像を撮像する撮像手段、ペット(生物)の鳴き声や鼻息や寝息等あるいはこれに飼い主の声が加わった音声を入力する音声入力手段をネットワーク1に接続された端末装置に設けておき、これらの各手段により入力されたデータを、端末装置から管理サーバ20に送信し、思い出データベース44Aに記憶保存するようにしてもよい。各データの入力タイミングは、所定時間間隔での入力であってもよく、常時入力であってもよく、飼い主の指定した時刻に入力するものであってもよい。
【0172】思い出データ入力フォーム記憶手段44Bは、ペットに対する飼い主の日々の思い出日記に関するデータを入力する思い出データ入力フォーム(図133参照)を記憶するものである。
【0173】思い出データ検索フォーム記憶手段44Cは、閲覧したい思い出日記の日付を入力指定する思い出データ検索フォームを記憶するものである。この思い出データ検索フォームには、閲覧したい思い出日記の日付を直接に入力指定する日付入力部および閲覧したい思い出日記の日付が含まれる月を入力指定する月入力部を有する思い出データ第一検索フォーム(図140参照)と、この思い出データ第一検索フォームの月入力部で入力指定した月のカレンダーを表示してこのカレンダー上で閲覧したい思い出日記の日付を選択指定する思い出データ第二検索フォーム(図142参照)とが含まれる。
【0174】図5において、健康管理サービス提供手段25は、対応コメント検索手段25Aと、コメント付加画面送信手段25Bと、健康状態表示グラフ作成手段25Cと、診療補助資料作成手段25Dと、診療補助資料送信手段25Eと、在宅診療補助手段25Fと、医療施設紹介手段25Gと、病歴登録処理手段25Hと、理想状態検索手段25Kと、DNA情報検索手段25Lとを含んで構成されている。
【0175】対応コメント検索手段25Aは、コメントデータベース45Bに予め用意されて記憶された複数の診断コメントの中から、健康入力フォーム(図109参照)を用いて入力されたペットの日々の健康状態に対応する診断コメントを検索する処理を行うものである。
【0176】コメント付加画面送信手段25Bは、個体健康用データベース45Aに記憶された健康状態のデータにこの健康状態についての診断コメントのデータを加えてこれらの健康状態および診断コメントの表示を含む画面(図110参照)をユーザー端末装置2に送信する処理を行うものである。この送信画面に表示される診断コメントは、対応コメント検索手段25Aにより検索された診断コメントである。
【0177】健康状態表示グラフ作成手段25Cは、個体健康用データベース45Aに記憶されたデータに基づき、各種グラフを作成する処理を行うものである。作成されるグラフには、例えば、横軸に日付(時間軸)をとり、縦軸に、体高、体長、体重、体温、脈拍、ふんの状態、ふんの回数、散歩量等をとって、折れ線グラフや棒グラフ等で各値や各状態の変動を示したもの等が挙げられるが、これに限定されるものではなく、その他、例えば円グラフ等を用いて各種データを表示したものであってもよい。これにより飼い主はグラフによる健康チェックを行うことができる。そして、健康状態表示グラフ作成手段25Cにより作成された各種グラフは、例えば、コメント付加画面送信手段25Bにより送信される画面(図120参照)に設けられたグラフ選択部である「グラフを見る」ボタンをクリックすること等により閲覧することができる。なお、コメント付加画面送信手段25Bにより送信される画面(図120参照)に直接にグラフを表示するようにしてもよい。
【0178】診療補助資料作成手段25Dは、例えば、ペットが病気になったとき等に、個体健康用データベース45Aに記憶されたデータに基づき、例えば獣医等の診断者に対して診断対象ペットに関する情報提供をするための診療補助資料を作成する処理を行うものである。これにより、例えば獣医等の診断者の診療サポートを行うことができる。
【0179】診療補助資料送信手段25Eは、診療補助資料作成手段25Dにより作成した診療補助資料を、例えば獣医等の診断者の操作する診断者端末装置4に送信する処理を行うものである。なお、診断者端末装置4からの診断者の要求に応じて診療補助資料の送信(例えば、Web画面による送信や、資料のダウンロードによる送信等)を行うだけではなく、管理サーバ20の側から、例えば電子メール送信(添付送信を含む)やファクシミリ送信、さらには紙媒体への印刷および送付処理を、併せて行うことが好ましい。
【0180】在宅診療補助手段25Fは、ペットの飼い主が在宅時に、例えば獣医等の診断者による診療を受けることを補助する処理を行うものである。例えば、一台または複数台のユーザー端末装置2の撮像カメラで取り込んだ一匹または複数匹のペットや一人または複数人の飼い主の動画像または静止画像を受信し、または一台または複数台のユーザー端末装置2の音声収録マイクで取り込んだ一匹または複数匹のペットの鳴き声や一人または複数人の飼い主の声を受信し、これらを一つまたは複数の診断者端末装置4に送信し、遠隔診断医療のコーディネート装置の役割を果たしたり、あるいは一人または複数人の診断者および飼い主による診断会議の場所(チャット空間)を提供する処理等を行うものである。このような在宅診療補助手段25Fの設置により、診断者とペット(飼い主)とが一対一で診断および受診を行うことができるだけではなく、一匹のペットに対する複数の診断者による合議の診断、あるいは一人の診断者による複数のペットの同時診断(例えば、画面分割による同時診断等)を行うこともできる。なお、診断者とペット(飼い主)との一対一の診断および受診を行う際には、このような在宅診療補助手段25Fを用いた診断を行ってもよく、あるいは管理サーバ20を介さずに(在宅診療補助手段25Fを用いずに)直接に診断者端末装置4とユーザー端末装置2との間で通信をして診断および受診を行ってもよい。
【0181】医療施設紹介手段25Gは、ユーザー端末装置2からの飼い主の要求に応じ、ペット診療等を行う医療施設を紹介する画面をユーザー端末装置2に送信する処理を行うものである。
【0182】病歴登録処理手段25Hは、図示されない病歴登録フォームを用いて、飼い主がユーザー端末装置2で自分の飼っているペットについての病歴を入力するか、または、例えば獣医等の診断者が診断者端末装置4で自分の診断したペットについての病歴を入力することにより得られた病歴データを、病歴用データベース45Cに登録する処理を行うものである。
【0183】理想状態検索手段25Kは、個体健康用データベース45Aに記憶されたデータ(健康入力フォーム(図109参照)を用いて入力された過去の蓄積データ)または健康入力フォーム(図109参照)を用いて現時点で入力されたデータに基づき、知識データベース45Dを用いて、例えば、そのペットについての理想体型や理想運動量等の理想的な状態(各値の適正値や平均値、あるいは各状態の適正状態や平均的状態)を検索する処理を行うものである。
【0184】DNA情報検索手段25Lは、DNAデータベース45Eに登録された各ペットのDNAデータに基づき、各ペットについてのDNAによる潜在的身体情報を検索する処理を行うものである。これにより飼い主は、DNA情報から潜在的な体質や注意事項を把握することができる。
【0185】その他、健康管理サービス提供手段25は、個体健康用データベース45Aおよび/または病歴用データベース45Cに記憶されたデータの統計処理を行う統計処理手段を備えていることが好ましい。このような統計処理手段を設けておくことにより、寿命、身体能力、疾病、けが等の情報の統計的データが得られるので、一生スケジュールサービス提供手段27や保険サービス提供手段30による処理に用いることが可能となり、さらには情報が開示されるという点で家系図サービス提供手段22や結婚プロデュースサービス提供手段23による処理にも用いることが可能となり、システム10の使い勝手や利便性が向上する。なお、統計処理手段は、各種の統計処理を自動的に行う構成とされていることが好ましいが、飼い主や保険会社等による統計的データの閲覧要求に応じ、統計処理を行ってその処理結果を提供する構成としてもよい。
【0186】健康管理サービス用データベース45は、個体健康用データベース45Aと、コメントデータベース45Bと、病歴用データベース45Cと、知識データベース45Dと、DNAデータベース45Eと、健康入力フォーム記憶手段45Fとを含んで構成されている。
【0187】個体健康用データベース45Aは、ユーザー端末装置2で健康入力フォーム(図109参照)を用いて入力されたペットの日々の健康状態のデータを記憶するものであり、具体的には、例えば、ペットID(例えば「123321」等)と、日付(例えば「2001/12/24 20:32」等)と、近況(例えば「最近は食欲が旺盛だ」等)と、写真(例えば「http//123.456.789.123/pic.jpg」等)と、動画(例えば「http//123.456.789.123/pic.mpg」等)と、音声(例えば「http//123.456.789.123/pic.wav」等)と、食欲(例えば「あり」等)と、睡眠(例えば「よし」等)と、排便(例えば「よし」等)と、便の状態(例えば「やわらかい」等)と、体重(例えば「20.23kg」等)と、体高(例えば「123」等)と、毛色(例えば「グレー」等)と、毛質(例えば「かたい」等)と、毛の長さ(例えば「2.1cm」等)と、抜け毛(例えば「23本」等)と、体温(例えば「23」等)と、血圧コード(例えば「654654」等)と、体重(例えば「20kg」等)と、体脂肪率(例えば「20%」等)と、鼻の色(例えば「黒」等)と、尾の形状(例えば「先が細い」等)と、尾の色(例えば「白」等)と、尾の長さ(例えば「10cm」等)と、爪の形状(例えば「円月型」等)と、識別チップ(例えば「21321−654852」等)と、耳の形状(例えば「横に立っている。尖鋭。」等)と、耳の長さ(例えば「7cm」等)と、声紋コード(例えば「2102−102112」等)と、歯形コード(例えば「2102−102112」等)と、唾液コード(例えば「2102−102112」等)と、血液型コード(例えば「2102−102112」等)と、体毛(例えば「短めの毛」等)と、食事形態コード(例えば「234」等)と、食事時刻1(例えば「2001/12/24 8:32」等)と、食事内容1(例えば「ミルク」等)と、食事時刻2(例えば「2001/12/24 12:32」等)と、食事内容2(例えば「ペットフード○○ブランド」等)と、食事時刻3(例えば「2001/12/24 17:32」等)と、食事内容3(例えば「ペットフード○○ブランド」等)と、食事オプション(例えば「ウェットフードを間食で与える」等)と、食事回数コード(例えば「5」等)と、現在の病気疾患(例えば「あり」等)と、現在の病歴ID(例えば「321」等)と、現在の病気疾患名(例えば「呼吸器疾患」等)と、過去の病気疾患(例えば「あり」等)と、過去の病歴ID(例えば「224a」等)と、過去の病気疾患名(例えば「インフルエンザ」等)と、健康度(例えば「77%」等)と、予防接種の有無(例えば「あり」等)と、予防接種の段階コード(例えば「4」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0188】また、個体健康用データベース45Aは、健康入力フォーム(図109参照)を用いて入力されたデータのみならず、次のようなデータも記録できることが好ましい。すなわち、ペット(生物)自身またはその関連物の静止画像または動画像を撮像する撮像手段、ペット(生物)の鳴き声や鼻息や寝息等の音声を入力する音声入力手段、ペット(生物)自身またはペット(生物)のいる空間の臭いを検出する臭い検出手段、ペット(生物)自身またはその関連物の重さを測定する重さ測定手段、あるいはペット(生物)のいる空間の温度・湿度・二酸化炭素(CO2)濃度の各測定手段をネットワーク1に接続された端末装置に設けておき、これらの各手段により入力されたデータを、端末装置から管理サーバ20に送信し、個体健康用データベース45Aに記憶保存するようにしてもよい。各データの入力タイミングは、所定時間間隔での入力であってもよく、常時入力であってもよく、飼い主の指定した時刻に入力するものであってもよい。
【0189】そして、これらの各データを入力して個体健康用データベース45Aに記憶保存することにより、ペット(生物)の健康状態、成育、行動パターン等の把握や分析(長期的または短期的な分析)を行うことができる。例えば、撮像手段であるカメラを使って餌場における餌や水を撮影してこれらの残量を把握し、グラフ化したり、統計をとる等することにより、食生活の面から、ペット(生物)の健康状態、成育、行動パターン等の把握や分析を行うことができる。また、重さ測定手段により、餌、水、かご、住処等の重さを測定し、ペット(生物)自身の重さ、あるいはその関連物(餌や水等)の重さを把握し、グラフ化したり、統計をとる等することによっても、ペット(生物)の健康状態、成育、行動パターン等の把握や分析を行うことができる。なお、これらの撮像手段による入力画像や重さ測定手段による入力データは、個体健康用データベース45Aに記録するのみならず、遠隔地にいる飼い主がリアルタイムで観察できるようにもしておくことが好ましい。
【0190】また、管理サーバ20の健康管理サービス提供手段25は、これらの撮像手段、音声入力手段、臭い検出手段、重さ測定手段、あるいは温度・湿度・二酸化炭素(CO2)濃度の各測定手段による入力データに基づき、ペット(生物)またはその関連物に対し、各種の出力(映像出力、音声出力、臭い出力、温度・湿度・酸素量の各調整出力)を自動的に行う環境自動調整手段を備えていることが好ましい。例えば、オスのペット(生物)の寂しそうな鳴き声を入力した場合には、環境自動調整手段により、メスのペット(生物)の画像や音声や臭い等を自動的に出力したり、餌や水の残量が少ないという入力データを得た場合には、環境自動調整手段により、餌や水を自動的に補給したり、室温がそのペット(生物)の適温よりも高いという入力データを得た場合には、自動的に室温を下げる出力をしたりする等である。
【0191】コメントデータベース45Bは、様々な健康状態についての診断コメントを予め用意して記憶したものである。このコメントデータベース45Bに記憶されている複数の診断コメントの各々は、例えば獣医等の診断者により提供されたデータに基づくものであり、過去の実際の症例について個体の性質(個体の種別、年齢、性別、周囲の環境等)に応じて比較検討や分析を行ったり、統計をとる等の作業を行って得られたものである。
【0192】病歴用データベース45Cは、図示されない病歴登録フォームを用いて入力されたペットの病歴データを記憶するものであり、具体的には、例えば、健康管理サービス登録番号または飼い主ID(例えば「2323」等)と、ペットID(例えば「454」等)と、疾患コード(例えば「骨折」等)と、獣医ID(例えば「5465」等)と、獣医名(例えば「吉崎香獣医」等)と、カルテID(例えば「6546」等)と、カルテ内容(例えば「自動車にひかれて骨折」等)と、対応ID(例えば「12431」等)と、対応(例えば「骨の接合」等)と、手術の必要(例えば「あり」等)と、手術コード(例えば「321654」等)と、術式(例えば「前足の付け根切開」等)と、手術の開始時間(例えば「2001/2/4 11:11」等)と、手術の終了時間(例えば「2001/2/4 13:13」等)と、手術の結果(例えば「成功」等)と、術後の対応(例えば「ギブス2週間」等)と、通院の有無(例えば「あり」等)と、通院の期間(例えば「2週間」等)と、処方箋コード(例えば「445」等)と、処方箋内容(例えば「トリステリン455 12回分食後」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「よくないようだったらお薬をあげてくださいと言われた。」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0193】知識データベース45Dは、例えば生物学会等の関連学会に蓄積された生物(ここでは、犬や猫とする。)に関する知識をデータベース化して記憶したものである。データとしては、例えば、ある種類のオス猫が、ある年令に達し、その時の季節が春夏秋冬のいつならば、体重や体高や体長の平均値(適正値)は、いくらであるとか、ある種類の犬が何歳になると死亡する確率が高い等の情報であり、主として統計的な数値や状態、あるいは科学的な分析結果や調査結果に基づく情報であるが、その他に、ある原因に対して、ある結果が出る、逆に、ある結果が出ていれば、ある原因が推定されるという演繹的または帰納的な推論を可能とする情報等も含まれる。これらの知識データは、例えば各研究機関あるいは獣医や医療機関等の診断者などから提供されるデータに基づくものであるが、各研究機関あるいは獣医や医療機関等の診断者の側も、図1の研究機関端末装置5あるいは診断者端末装置4を用いて管理サーバ20からペットに関する必要データを収集することができるので、研究材料や研究資料や研究テーマを得ることができるため、ギブ・アンド・テイクの関係を構築することができる。
【0194】DNAデータベース45Eは、DNAを調査するための媒体(例えば体毛や毛髪等)またはDNAの調査結果を飼い主に提出してもらい、提出された各ペットのDNAデータを登録して記憶保存しておくものである。
【0195】健康入力フォーム記憶手段45Fは、ペットの日々の健康状態を入力する健康入力フォーム(図109参照)を記憶するものである。
【0196】図1において、行政支援サービス提供手段26は、飼い主に必要な国や保健所等の行政からの情報(例えば、法律や規則や政令等で実施が義務付けられている事項に関する情報や告示情報等)を、行政支援サービス用データベース46に記憶しておき、飼い主に情報提供する処理を行うものである。この情報の提供は、ユーザー端末装置2からの飼い主の要求に応じて行政支援サービス専用のWeb画面を送信することにより行ってもよく、あるいは、他のサービス専用のWeb画面に行政情報を含ませて送信することにより行ってもよい。さらには、電子メール送信やファクシミリ送信等により行ってもよい。提供される情報は、具体的には、例えば、ペットの登録の方法、予防注射の時期や場所等である。
【0197】一生スケジュールサービス提供手段27は、一生スケジュールサービス用データベース47に記憶されたデータに基づき、ペットの一生スケジュールを自動作成する処理を行うものである。一生スケジュールサービス用データベース47は、飼い主により一生スケジュールサービス専用に入力または提供されたデータ(例えば、種類、年齢、生年月日等の個体基本データやDNAデータ等)または管理サーバ20の運用者により一生スケジュールサービス専用に用意されたデータ(例えば、生物関連学会や研究機関のデータ等)を記憶するものであってもよく、あるいは基本データベース41や他のサービスで用いられるデータベース(例えば、図5の健康管理サービス用データベース45の個体健康用データベース45Aや知識データベース45DやDNAデータベース45E等)を共用するものであってもよい。
【0198】一生スケジュールサービス提供手段27により作成される一生スケジュールは、例えば、犬や猫の種類に応じた理想体重、理想運動量、結婚適齢期、成人式の時期、七五三の時期、死亡予想時期(平均寿命)等をグラフや表等を用いて分かり易く表示・説明・解説するもの等である。なお、ペットの生涯における重大イベントである成人式や七五三等は、結婚プロデュースサービス提供手段23と同様にして、管理サーバ20にイベントサービス提供手段を設けてサポートすることが好ましい。
【0199】遺伝子情報サービス提供手段28は、遺伝子情報サービス用データベース48に記憶されたデータに基づき、飼い主に対してペットの遺伝子情報から導くことができる情報を提供する処理を行うものである。遺伝子情報サービス用データベース48は、DNAを調査するための媒体(例えば体毛や毛髪等)若しくはDNA調査結果を、飼い主が管理サーバ20またはその運用者に提出または送信することにより得られたDNAデータを登録して記憶保存するものであるが、この遺伝子情報サービス用データベース48は、飼い主により遺伝子情報サービス専用に提供されたDNAデータを記憶するものであってもよく、あるいは他のサービスで用いられるデータベース(例えば、図5の健康管理サービス用データベース45のDNAデータベース45E、図1の一生スケジュールサービス用データベース47等)を共用するものであってもよい。
【0200】遺伝子情報サービス提供手段28は、ユーザー端末装置2からの飼い主による要求に基づき、遺伝子情報から導くことができる情報を、Web画面として送信し、または電子メール送信(添付送信を含む)やファクシミリ送信を行うことにより飼い主に提供するとともに、必要に応じ、飼い主に送付する紙媒体の書類を自動作成して印刷する。より具体的には、飼い主は、ユーザー端末装置2を操作して検索処理や選択処理を行うことにより、未然にペットの病気の発生を知ったり、生まれながらの体質(遺伝体質)を把握したり、平均寿命等の情報を得たりすることができ、また、兄弟判別やルーツ探訪を行うことができる。さらには、集積された遺伝子情報を用いれば、ある種類の犬、または、ある血統の犬が介助犬に相応しい犬か否かを判別することもできる。これにより飼い主は、大切なペットの潜在的な情報を把握し、ペットに対して最適な生活環境を創り出すことが可能となるうえ、自分を含めた人間社会に対してペットが果たし得る役割を把握することが可能となる。
【0201】図6において、迷子捜索サービス提供手段29は、ユーザー側事前登録データ検索手段29Aと、行政側捕獲迷子登録データ検索手段29Bと、捕獲迷子検索結果一覧表示画面送信手段29Cと、迷子発見通知手段29Dとを含んで構成されている。
【0202】ユーザー側事前登録データ検索手段29Aは、行政端末装置3で行政側入力フォーム(図161参照)を用いて行政により入力された迷子についての個体情報に基づき、ユーザー側事前登録データベース49Aに登録された個体情報を検索する処理を行うものである。
【0203】行政側捕獲迷子登録データ検索手段29Bは、飼い主の要求によりユーザー側事前登録データベース49Aに登録された個体情報に基づき、行政側捕獲迷子登録データベース49Bに登録された個体情報を検索する処理を行うものである。
【0204】捕獲迷子検索結果一覧表示画面送信手段29Cは、行政側捕獲迷子登録データ検索手段29Bによる検索結果の一覧表示画面(図177参照)をユーザー端末装置2に送信する処理を行うものである。
【0205】迷子発見通知手段29Dは、ユーザー側事前登録データ検索手段29Aによりユーザー側事前登録データベース49Aに登録された個体情報の中から該当する個体情報が抽出された場合に迷子が発見された旨を飼い主に通知する処理を行うものである。
【0206】迷子捜索サービス用データベース49は、ユーザー側事前登録データベース49Aと、行政側捕獲迷子登録データベース49Bと、ユーザー側入力フォーム記憶手段49Cと、行政側入力フォーム記憶手段49Dとを含んで構成されている。
【0207】ユーザー側事前登録データベース49Aは、ユーザー側入力フォーム(図155参照)を用いて飼い主により入力されたペットの個体情報を登録して記憶するものであり、具体的には、例えば、ペットID(例えば「123456」等)と、愛称(例えば「ハナちゃん」等)と、写真(例えば「http://123.456.789.123/pic.jpg」等)と、身体的特徴(例えば「グレーと黒のまじった毛」等)と、体高(例えば「123」等)と、毛色(例えば「グレー」等)と、毛質(例えば「かたい」等)と、毛の長さ(例えば「2.1cm」等)と、体重(例えば「20kg」等)と、体脂肪率(例えば「20%」等)と、DNAコード(例えば「123456−123456」等)と、虹彩コード(例えば「123456−123456」等)と、出産時の体重(例えば「2990g」等)と、出産時の特徴(例えば「葦毛が腰まわりにある」等)と、去勢の有無(例えば「なし」等)と、体表の部分的模様(例えば「グレーと黒」等)と、鱗コード(例えば「なし」等)と、肉球コード(例えば「2001−2002−1A」等)と、鼻の色(例えば「黒」等)と、尾の形状(例えば「先が細い」等)と、尾の色(例えば「白」等)と、尾の長さ(例えば「10cm」等)と、爪の形状(例えば「円月型」等)と、識別チップ(例えば「21321−654852」等)と、耳の形状(例えば「横に立っている。尖鋭。」等)と、耳の長さ(例えば「7cm」等)と、声紋コード(例えば「2102−102112」等)と、歯形コード(例えば「2102−102112」等)と、唾液コード(例えば「2102−102112」等)と、血液型コード(例えば「2102−102112」等)と、体毛(例えば「短めの毛」等)と、好きな食べ物(例えば「鶏肉」等)と、性格(例えば「おとなしい」等)と、父のID(例えば「12−123」等)と、母のID(例えば「12−124」等)と、兄弟のID(例えば「12−125」等)と、賞罰(例えば「なし」等)と、予防接種の有無(例えば「あり」等)と、予防接種の段階コード(例えば「4」等)と、保健所の登録(例えば「あり」等)と、保健所の登録番号(例えば「23234−222」等)と、保健所の登録日(例えば「2001/3/3」等)と、資格(例えば「健康秋田犬杯優勝」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0208】行政側捕獲迷子登録データベース49Bは、行政側入力フォーム(図161参照)を用いて行政により入力されたペットの個体情報を登録して記憶するものである。
【0209】ユーザー側入力フォーム記憶手段49Cは、ペットが迷子になる前に、ユーザー端末装置2で飼い主が予め自分の飼っているペットの個体情報を入力しておくための迷子捜索サービス用のユーザー側入力フォーム(図155参照)を記憶するものである。このユーザー側入力フォームを用いて入力されるペットの個体情報には、個体特徴(例えば、身体的特徴、体重、体高、体長、毛色、毛の長さ、迷子捜索用写真等)のみならず、DNAデータ、虹彩データ、インプラントチップデータ、肉球データ、鼻紋データ、血液データ、歯形または嘴形データ、声紋データ、臭い成分データ、唾液データ、毛色若しくは毛質を含む体毛または羽データ、骨格データ、足輪若しくは首輪または鑑札を含む装備品に付される識別データ、体液濃度データ、鱗データ、角データ、皮膚データ、ほくろデータ、耳あか成分データ、爪データ、耳の形状データ、排泄物データ、胃の内容物データ、舌データ、生体エネルギーデータ、生体電気データ、行動データのうちの少なくとも一つのデータが含まれていることが好ましい。
【0210】行政側入力フォーム記憶手段49Dは、迷子になったペットを捕獲した際に、行政端末装置3で行政が迷子についての個体情報を入力する迷子捜索サービス用の行政側入力フォーム(図161参照)を記憶するものである。この行政側入力フォームを用いて入力されるペットの個体情報には、個体特徴(例えば、身体的特徴、体重、体高、体長、毛色、毛の長さ、迷子動物写真等)のみならず、DNAデータ、虹彩データ、インプラントチップデータ、肉球データ、鼻紋データ、血液データ、歯形または嘴形データ、声紋データ、臭い成分データ、唾液データ、毛色若しくは毛質を含む体毛または羽データ、骨格データ、足輪若しくは首輪または鑑札を含む装備品に付される識別データ、体液濃度データ、鱗データ、角データ、皮膚データ、ほくろデータ、耳あか成分データ、爪データ、耳の形状データ、排泄物データ、胃の内容物データ、舌データ、生体エネルギーデータ、生体電気データ、行動データのうちの少なくとも一つのデータが含まれていることが好ましい。
【0211】図1において、保険サービス提供手段30は、保険サービス用データベース50に記憶されたデータに基づき、飼い主に対してペットに関する保険サービスを提供する処理を行うものである。保険サービス用データベース50に記憶されるデータは、個体基本データ(例えば、種類、生年月日、年齢、性別等)、写真(動画像または静止画像データ)、DNAデータを除く個体識別情報(例えば、虹彩データ、インプラントチップデータ、肉球データ、鼻紋データ、血液データ、歯形または嘴形データ、声紋データ、臭い成分データ、唾液データ、毛色若しくは毛質を含む体毛または羽データ、骨格データ、体液濃度データ、鱗データ、角データ、皮膚データ、ほくろデータ、耳あか成分データ、爪データ、耳の形状データ、排泄物データ、胃の内容物データ、舌データ、生体エネルギーデータ、生体電気データ等の個体識別を行うための物理的指標データ、あるいは行動データ、さらには足輪若しくは首輪または鑑札を含む装備品に付される識別データであってその装備品の不正な交換や着脱が困難なもの)、遺伝子情報(DNAデータ)、生物学データ等であり、これらのデータは、飼い主によりユーザー端末装置2から管理サーバ20に送信されてきた情報、あるいは、DNAを調査するための媒体(例えば体毛や毛髪等)若しくはDNA調査結果を、飼い主が管理サーバ20の運用者に提出して得られた情報、さらには生物関連学会や研究機関等から提供されたデータに基づき得られた情報等である。
【0212】そして、保険サービス用データベース50は、飼い主あるいは生物関連学会や研究機関等から保険サービス専用に送信または提供されたデータを記憶するものであってもよく、あるいは他のサービスで用いられるデータベース(例えば、図5の健康管理サービス用データベース45の個体健康用データベース45Aや病歴用データベース45Cや知識データベース45DやDNAデータベース45E、あるいは図1の一生スケジュールサービス用データベース47や遺伝子情報サービス用データベース48等)を共用するものであってもよい。
【0213】保険サービス提供手段30は、保険会社端末装置6からの保険会社の要求に応じ、保険の設定に必要なデータを、Web画面を用いて送信し、または電子メール送信やファクシミリ送信により保険会社に提供し、保険会社のサポートをする。また、ユーザー端末装置2からの飼い主の要求にも応じ、保険設定に関する同様な情報を、Web画面を用いて送信し、または電子メール送信やファクシミリ送信により飼い主に提供する。さらに、管理サーバ20の運用者自身が保険事業を行う場合には、管理サーバ20の運用者の要求に応じて保険設定処理を行う。
【0214】保険サービス提供手段30による処理を行うことで、具体的には、例えば、ペットの種類に応じた余命判別をすることができ、また同時に、そのペットの種類の持つ遺伝的な特徴や体質等を確実に把握することが可能となる。これにより、保険会社、飼い主、または管理サーバ20の運用者は、ペットを人間同様に扱い、本格的な保険業務に取り組むことができる。
【0215】図7において、情報検索処理手段31は、基本情報管理手段21で管理される基本情報、および各サービス提供手段22〜30で提供される各サービスに関する情報について、階層検索を行う階層検索処理手段31Aと、フリーワード検索を行うフリーワード検索処理手段31Bと、条件検索を行う条件検索処理手段31Cと、履歴検索を行う履歴検索処理手段31Dと、ヒット数検索を行うヒット数検索処理手段31Eとを含んで構成されている。
【0216】情報検索処理用データベース51は、検索履歴データベース51Aと、ヒット数データベース51Bとを含んで構成されている。これらのデータベース51A,51Bは、いずれも各検索処理手段31A〜31Eによる処理に伴って作成されるものであり、また、基本情報管理手段21で管理される基本情報を検索する場合および各サービス提供手段22〜30で提供される各サービスに関する情報を検索する場合につき、それぞれ個別に作成される。
【0217】検索履歴データベース51Aは、基本情報管理手段21で管理される基本情報を検索する場合について例を挙げると、具体的には、例えば、ペットID(例えば「55235」等)と、検索コード(例えば「条件検索345」等)と、検索条件(例えば「地域別」等)と、検索項目1(例えば「テリア*」等)と、検索項目2(例えば「白+灰色」等)と、検索項目3(例えば「オス」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0218】ヒット数データベース51Bは、基本情報管理手段21で管理される基本情報を検索する場合について例を挙げると、具体的には、例えば、ペットID(例えば「123456」等)と、検索コード(例えば「条件検索345」等)と、検索条件(例えば「地域別」等)と、検索項目1(例えば「テリア*」等)と、検索項目2(例えば「白+灰色」等)と、検索項目3(例えば「オス」等)と、ヒット数(例えば「234」等)と、のべヒット数(例えば「247」等)と、最終更新日(例えば「2001/5/5」等)と、追加日(例えば「2001/4/5」等)と、備考(例えば「特になし」等)とを各レコードに備えて構成されている。
【0219】このような本実施形態においては、以下のようにしてペット管理システム10を用いてペットに関する各種データが一元的に管理され、ペットの総合的な管理が行われる。
【0220】図8〜図10には、ペット管理システム10を利用するユーザーである飼い主の登録、更新、削除のフローチャートが示されている。また、図11〜図18には、飼い主の登録、更新、削除の各処理に伴う画面例が示されている。
【0221】図8において、飼い主の登録を行う際には、先ず、ペットの飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきたペット管理システム10の利用申込画面を表示し、この画面上で利用申込に係る入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS1001)。
【0222】次に、管理サーバ20は、この利用申込に係る入力情報を受信すると、ユーザー端末装置2に新規登録フォームを送信する(ステップS1002)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図11に示すような新規登録フォームの画面G1001が表示される(ステップS1003)。
【0223】この新規登録フォームの画面G1001上には、例えば、飼い主の名前、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、プロフィール等の各入力部が設けられている。飼い主は、この画面G1001上で、飼い主基本情報の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS1004)。
【0224】管理サーバ20は、入力された飼い主基本情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS1005)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS1004の飼い主基本情報の入力に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、課金用フォームを作成してユーザー端末装置2に送信する(ステップS1006)。
【0225】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、課金用フォームが表示される(ステップS1007)。飼い主は、この課金用フォームを用いて課金入力処理を行った後、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS1008)。
【0226】管理サーバ20は、課金入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS1009)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS1008の課金入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、受信した飼い主基本情報および課金入力情報を、図1の基本データベース41に登録して保存する(ステップS1010)。
【0227】その後、管理サーバ20は、飼い主に対し、飼い主IDあるいはメールアドレスを付与してユーザー端末装置2に送信する(ステップS1011)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図12に示すような飼い主IDあるいはメールアドレス(ここでは、飼い主IDとする。)の表示部を含む画面G1002が表示される(ステップS1012)。
【0228】そして、以上に述べた図8の飼い主の登録処理は、管理サーバ20の基本情報管理手段21により行われるものである。
【0229】図9において、飼い主情報の変更や更新を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図13に示すような画面G1101を表示し、この画面G1101上で飼い主IDあるいはメールアドレス(ここでは、飼い主IDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS1101)。
【0230】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された飼い主IDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS1102)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS1103)、再び、ステップS1101の飼い主IDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、既存の飼い主情報を検索した後(ステップS1104)、検索した既存の飼い主情報をユーザー端末装置2に送信する(ステップS1105)。
【0231】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図14に示すような既存の飼い主情報の表示部を含む画面G1102が表示される(ステップS1106)。そして、飼い主は、画面G1102の表示情報を参照し、情報の修正を行う場合には、画面下部の「修正」ボタンをクリックして修正に係る飼い主情報を入力した後(ステップS1107)、入力した情報を上書きするか否かを判断する(ステップS1108)。ここで、上書きしないと判断した場合には、ステップS1106の既存の飼い主情報の表示部を含む画面G1102の表示に戻る。一方、上書きすると判断した場合には、ステップS1107で入力した情報が正しいか否かをチェックする(ステップS1109)。
【0232】ステップS1109で、入力が正しくない場合には、再び、ステップS1107の飼い主情報の入力に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、データの更新処理を行う(ステップS1110)。
【0233】その後、管理サーバ20は、データの更新処理を完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS1111)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図15に示すような更新処理完了を通知する画面G1103が表示される(ステップS1112)。
【0234】そして、以上に述べた図9の飼い主情報の修正・更新処理は、管理サーバ20の基本情報管理手段21により行われるものである。
【0235】図10において、飼い主情報の削除を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図16に示すような画面G1201を表示し、この画面G1201上で飼い主IDあるいはメールアドレス(ここでは、飼い主IDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS1201)。
【0236】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された飼い主IDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS1202)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS1203)、再び、ステップS1201の飼い主IDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、ユーザー削除用フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS1204)。
【0237】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図17に示すようなユーザー削除用フォームの画面G1202が表示される(ステップS1205)。飼い主は、このユーザー削除用フォームを用いて、再度、飼い主IDを入力するとともに、メールアドレスや退会理由等の入力を行った後(ステップS1206)、入力した情報を確認して管理サーバ20に送信する(ステップS1207)。
【0238】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS1208)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS1206の飼い主IDやメールアドレスや退会理由等の入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、飼い主情報の削除処理を行い(ステップS1209)、図1の基本データベース41から、その飼い主に関するデータを削除する(ステップS1210)。
【0239】その後、管理サーバ20は、ユーザー削除処理を完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS1211)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図18に示すようなユーザー削除処理完了を通知する画面G1203が表示される(ステップS1212)。
【0240】そして、以上に述べた図10の飼い主情報の削除処理は、管理サーバ20の基本情報管理手段21により行われるものである。
【0241】図19〜図24には、ペットの登録、更新、削除のフローチャートが示されている。また、図25〜図41には、ペットの登録、更新、削除の各処理に伴う画面例が示されている。
【0242】図19および図20において、飼い主IDを用いてペットの登録および既存登録情報の更新を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図25に示すような画面G2001を表示し、この画面G2001上で飼い主IDあるいはメールアドレス(ここでは、飼い主IDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS2001)。
【0243】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された飼い主IDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS2002)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS2003)、再び、ステップS2001の飼い主IDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、既存の登録ペット情報の検索を行い(ステップS2004)、ログイン中の飼い主についての既存登録の有無を判断する(ステップS2005)。
【0244】ステップS2005で、既存登録なしと判断した場合には、管理サーバ20は、新規登録フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS2006)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図26に示すような新規登録フォームの画面G2002が表示される(ステップS2007)。この画面G2002には、例えば、ペットの名前、地域、動物の種類、種別、性別、生年月日、血統書の有無、写真等の各入力部が設けられている。
【0245】飼い主は、図26の新規登録フォームの画面G2002を用いて、ペット登録データを入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS2008)。
【0246】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS2009)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS2008のペット登録データ入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、入力されたペット登録データを図1の基本データベース41に記憶保存する(ステップS2010)。
【0247】その後、管理サーバ20は、飼い主の飼っているペットに対し、ペットIDあるいはメールアドレス(ペット毎に付与されるアドレス)を付与してユーザー端末装置2に送信する(ステップS2011)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図27に示すようなペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の表示部を含む画面G2003が表示される(ステップS2012)。
【0248】また、ステップS2005で既存登録ありと判断した場合には、管理サーバ20は、ログイン中の飼い主についての既存登録内容の一覧画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS2013)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図28に示すような既存登録内容の一覧画面G2004が表示される(ステップS2014)。
【0249】飼い主は、図28の既存登録内容の一覧画面G2004を参照し、新規追加または更新するか否かを選択する(ステップS2015)。ここで、画面下部の「新規追加」ボタンをクリックして新規追加を選択した場合には、前述したステップS2006の新規登録フォーム送信処理を行い、一方、画面下部の「修正」ボタンをクリックして更新を選択した場合には、更新の対象となる登録ペットを選択入力してこの選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS2016)。
【0250】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、該当ペットの詳細データを検索し(ステップS2017)、検索した該当ペットの詳細データをユーザー端末装置2に送信する(ステップS2018)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図29に示すような該当ペットの詳細データを表示する画面G2005が表示される(ステップS2019)。そして、飼い主は、画面G2005の表示内容を確認し、修正の必要がある場合には、画面下部の「修正」ボタンをクリックして修正に係るデータを入力し、入力したデータを管理サーバ20に送信する(ステップS2020)。
【0251】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS2021)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS2020の修正に係るデータの入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、入力情報に基づきデータ修正処理を行い、修正後のデータを図1の基本データベース41に上書き保存する(ステップS2022)。
【0252】その後、管理サーバ20は、データ修正処理を完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS2023)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図30に示すようなデータ修正の完了を通知する画面G2006が表示される(ステップS2024)。さらに、飼い主は、修正を続行するか否かを選択し(ステップS2025)、続行することを選択した場合には、再び、ステップS2014の図28の既存登録内容の一覧画面G2004が表示され、一方、続行しないことを選択した場合には、基本情報管理サービスのトップ画面に戻る(ステップS2026)。
【0253】そして、以上に述べた図19および図20の飼い主IDを用いたペットの登録処理および既存登録情報の更新処理は、管理サーバ20の基本情報管理手段21により行われるものである。
【0254】図21において、ペットIDを用いてペット登録情報の更新を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図31に示すような画面G2101を表示し、この画面G2101上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS2101)。
【0255】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS2102)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS2103)、再び、ステップS2101のペットIDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、該当ペットの詳細データの検索を行い(ステップS2104)、検索した該当ペットの詳細データをユーザー端末装置2に送信する(ステップS2105)。
【0256】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図32に示すような該当ペットの詳細データを表示する画面G2102が表示される(ステップS2106)。そして、飼い主は、画面G2102の表示内容を確認し、既存の内容を更新するか否かを判断する(ステップS2107)。ここで、更新しないと判断した場合には、再び、ステップS2101のペットIDあるいはメールアドレスの入力処理に戻り、一方、更新すると判断した場合には、画面下部の「修正」ボタンをクリックして更新データを入力し、入力したデータを管理サーバ20に送信する(ステップS2108)。
【0257】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS2109)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS2108の更新データの入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、入力情報に基づきデータ修正処理を行い、修正後のデータを図1の基本データベース41に上書き保存する(ステップS2110)。
【0258】その後、管理サーバ20は、データ修正処理を完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS2111)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図33に示すようなデータ修正の完了を通知する画面G2103が表示される(ステップS2112)。
【0259】そして、以上に述べた図21のペットIDを用いたペット登録情報の更新処理は、管理サーバ20の基本情報管理手段21により行われるものである。
【0260】図22および図23において、飼い主IDを用いてペット登録情報の削除を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図34に示すような画面G2201を表示し、この画面G2201上で飼い主IDあるいはメールアドレス(ここでは、飼い主IDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS2201)。
【0261】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された飼い主IDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS2202)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS2203)、再び、ステップS2201の飼い主IDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、既存の登録ペット情報の検索を行い(ステップS2204)、ログイン中の飼い主についての既存登録の有無を判断する(ステップS2205)。
【0262】ステップS2205で、既存登録なしと判断した場合には、管理サーバ20は、ペットが未登録である旨の検索結果をユーザー端末装置2に送信する(ステップS2206)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図35に示すようなペット未登録の検索結果を表示する画面G2202が表示される(ステップS2207)。
【0263】一方、ステップS2205で、既存登録ありと判断した場合には、管理サーバ20は、既存登録内容の一覧画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS2208)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図36に示すような既存登録内容の一覧画面G2203が表示される(ステップS2209)。そして、飼い主は、この画面G2203において、削除の対象となる登録ペットを選択入力し、この選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS2210)。
【0264】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、該当ペットの詳細データを検索し(ステップS2211)、検索した該当ペットの詳細データをユーザー端末装置2に送信する(ステップS2212)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図37に示すような該当ペットの詳細データを表示する画面G2204が表示される(ステップS2213)。そして、飼い主は、画面G2204の表示内容を確認し、削除するか否かを判断する(ステップS2214)。
【0265】ステップS2214で、削除しないと判断した場合には、再び、ステップS2209の図36の既存登録内容の一覧画面G2203の表示に戻り、一方、削除すると判断した場合には、図37の画面G2204で削除理由(死亡等)を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS2215)。
【0266】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、該当ペットの削除処理を行い(ステップS2216)、図1の基本データベース41から、該当ペットに関するデータを削除する(ステップS2217)。
【0267】その後、管理サーバ20は、データの削除処理を完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS2218)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図38に示すようなデータの削除処理完了を通知する画面G2205が表示される(ステップS2219)。さらに、飼い主は、削除を続行するか否かを選択し(ステップS2220)、続行することを選択した場合には、再び、ステップS2209の図36の既存登録内容の一覧画面G2203の表示に戻り、一方、続行しないことを選択した場合には、基本情報管理サービスのトップ画面に戻る(ステップS2221)。
【0268】そして、以上に述べた図22および図23の飼い主IDを用いたペット登録情報の削除処理は、管理サーバ20の基本情報管理手段21により行われるものである。
【0269】図24において、ペットIDを用いてペット登録情報の削除を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図39に示すような画面G2301を表示し、この画面G2301上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS2301)。
【0270】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS2302)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS2303)、再び、ステップS2301のペットIDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、該当ペットの詳細データを検索し(ステップS2304)、検索した該当ペットの詳細データをユーザー端末装置2に送信する(ステップS2305)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図40に示すような該当ペットの詳細データを表示する画面G2302が表示される(ステップS2306)。そして、飼い主は、画面G2302の表示内容を確認し、削除するか否かを判断する(ステップS2307)。
【0271】ステップS2307で、削除しないと判断した場合には、再び、ステップS2301のペットIDあるいはメールアドレスの入力処理に戻り、一方、削除すると判断した場合には、図40の画面G2302で削除理由(死亡等)を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS2308)。
【0272】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、該当ペットの削除処理を行い(ステップS2309)、図1の基本データベース41から、該当ペットに関するデータを削除する(ステップS2310)。
【0273】その後、管理サーバ20は、データの削除処理を完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS2311)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図41に示すようなデータの削除処理完了を通知する画面G2303が表示される(ステップS2312)。
【0274】そして、以上に述べた図24のペットIDを用いたペット登録情報の削除処理は、管理サーバ20の基本情報管理手段21により行われるものである。
【0275】図42〜図45には、ペット管理システム10による家系図サービスの処理の流れがフローチャートで示されている。また、図46〜図60には、家系図サービスの処理に伴う画面例が示されている。家系図サービスは、主として図2の家系図サービス提供手段22および家系図サービス用データベース42により実現されるサービスである。
【0276】図42および図43において、家系図サービスの登録を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた家系図サービス利用申込画面を表示し、この利用申込画面上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS3001)。
【0277】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS3002)。ここで、一致する番号がない場合には、前述した図19および図20のペットIDの登録処理を行う(ステップS2001〜S2026)。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、家系図登録フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS3003)。
【0278】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図46に示すような家系図登録フォームの画面G3001が表示される(ステップS3004)。この画面G3001には、例えば、父親のペットID、母親のペットID等の各入力部が設けられている。
【0279】飼い主は、父親や母親のペットIDが既に登録されているか否かを判断し(ステップS3005)、未だ登録されていないと判断した場合には、親のペットIDを登録するか否かを判断する(ステップS3006)。ここで、親のペットIDを登録すると判断した場合には、前述した図19および図20のペットIDの登録処理を行う(ステップS2001〜S2026)。
【0280】また、ステップS3005で、父親や母親のペットIDが既に登録されていると判断した場合には、父親や母親のペットIDがわかっているか否かを判断し(ステップS3007)、わかっていない(忘れてしまった)と判断した場合には、その旨の信号を管理サーバ20に送信する。
【0281】管理サーバ20は、この信号を受信すると、基本データベース41からデータを取得した後(ステップS3008)、親検索フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS3009)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図47に示すような親検索フォームの画面G3002が表示される。この画面G3002には、親の特徴から親のペットIDを検索するための条件を入力できるように、例えば、動物の名前、動物の種類、種別、生年月日、性別、地域、血統書の有無、飼い主の名前、飼い主ID、その他含まれる文字列等の各入力部が設けられている。
【0282】飼い主は、図47の親検索フォームの画面G3002で、検索条件を入力することにより親のペットIDを検索して選択し(ステップS3010)、検索選択して得た父親や母親のペットIDを、図46の家系図登録フォームの画面G3001で入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS3011)。
【0283】管理サーバ20は、確認フォームを作成した後(ステップS3012)、作成した確認フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS3013)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図48に示すような確認フォームの画面G3003が表示されるので、飼い主は、この画面G3003を参照して情報確認を行い、入力した情報が正しいか否かを判断する(ステップS3014)。ここで、正しくないと判断した場合には、ステップS3010の親のペットIDの検索選択処理に戻り、一方、正しいと判断した場合には、その確認信号を管理サーバ20に送信する。
【0284】管理サーバ20は、確認信号を受信すると、図2の親データベース42A1に親のペットIDを登録した後(ステップS3015)、飼い主(正確には、ペット)に対し、家系図サービス専用の登録番号あるいはメールアドレスを付与してユーザー端末装置2に送信する(ステップS3016)。これらの登録番号あるいはメールアドレスは、各ペット毎に付与されるものである。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、登録番号あるいはメールアドレスが表示される(ステップS3017)。
【0285】続いて、登録番号あるいはメールアドレスの付与後、または、ステップS3006で飼い主が親のペットIDを登録しないと判断した場合には、管理サーバ20は、個体特徴入力フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS3018)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図49に示すような個体特徴入力フォームの画面G3004が表示される。この画面G3004には、例えば、体重、体高、体長、性格、予防接種の有無、備考、コメント、趣味、家系図用写真等の各入力部が設けられている。これらの入力項目は、家系図に表示されて公開される情報である。
【0286】飼い主は、図49の個体特徴入力フォームの画面G3004に表示された各特徴の入力項目(必須入力項目ではない。)について、いずれの項目を入力するかを判断し(ステップS3019)、公開しても差し支えないと判断した項目について個体の特徴を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS3020)。
【0287】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、受信した個体特徴を図2の個体情報データベース42Bに登録するとともに、図2の家系図作成手段22Aにより、家系図情報を自動的に作成する(ステップS3021)。
【0288】その後、管理サーバ20は、確認情報をユーザー端末装置2に送信する(ステップS3022)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図50に示すような確認フォームの画面G3005が表示されるので、飼い主は、この画面G3005の内容を確認し、家系図登録をする情報が正しいか否かを判断する(ステップS3023)。ここで、情報が正しくないと判断した場合には、再度、ステップS3020の個体の特徴の入力処理に戻り、一方、情報が正しいと判断した場合には、その旨の信号が管理サーバ20に送信され、管理サーバ20は、図2の家系図作成手段22Aにより、図51に示すような家系図の画面G3006を作成し、家系図サービスの登録処理を終了する(ステップS3024)。そして、作成された図51の家系図の画面G3006は、ユーザー端末装置2により各飼い主(例えば、家系図サービスに登録した全ての飼い主、あるいは飼い主登録をしている全ての飼い主等)の閲覧に供される。
【0289】なお、図42および図43では、親のペットIDについての処理の説明のみがなされていたが、配偶者、兄弟、従兄弟、子供、親族、友達や友好関係にあるペットの各ペットIDについての処理も同様に行われ、親データベース42A1以外の各データベース42A2〜42A7へのデータの登録処理も、親データベース42A1へのデータの登録処理と同様に行われる。従って、図51の家系図の画面G3006の例の如く、家系図には、親のみならず、配偶者や子供等の情報も表示される。
【0290】図44において、家系図サービスの情報更新を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図52に示すような家系図サービスの情報更新要求に係る画面G3101を表示し、この画面G3101上で家系図登録番号(家系図サービス専用の登録番号)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS3101)。
【0291】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された登録番号と一致する番号があるか否かを確認する(ステップS3102)。ここで、一致する番号がない場合には、前述した図42および図43の家系図サービスの登録処理を行う(ステップS3001〜S3024)。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、情報更新フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS3103)。
【0292】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図53に示すような情報更新フォームの画面G3102が表示される(ステップS3104)。この画面G3102には、例えば、父親のペットID、母親のペットID、体重、体高、体長、性格、予防接種の有無、備考、コメント、趣味、家系図用写真等の各入力部が設けられている。
【0293】飼い主は、図53の情報更新フォームの画面G3102で、家系図に関わるサービス諸情報を各入力部に入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS3105)。
【0294】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、確認フォームを作成した後(ステップS3106)、作成した確認フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS3107)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図54に示すような確認フォームの画面G3103が表示されるので、飼い主は、この画面G3103を参照して情報確認を行い、入力した情報が正しいか否かを判断する(ステップS3108)。ここで、正しくないと判断した場合には、ステップS3105の家系図に関わるサービス諸情報の入力処理に戻り、一方、正しいと判断した場合には、その確認信号を管理サーバ20に送信する。
【0295】管理サーバ20は、確認信号を受信すると、図2の家系図データベース42Aや個体情報データベース42Bに登録されている情報を更新した後(ステップS3109)、飼い主に対し、情報更新の通知を、例えば電子メールやファクシミリ等で送信し(ステップS3110)、飼い主は、この通知をユーザー端末装置2で受信する(ステップS3111)。また、管理サーバ20は、更新完了フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS3112)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図55に示すような更新完了を表示する画面G3104が表示される(ステップS3113)。以上により、家系図サービスの情報更新処理を終了する。
【0296】図45において、家系図サービスの連絡処理を行う際には、先ず、家系図の中に含まれる他のペットの飼い主と連絡をとりたい飼い主は、ユーザー端末装置2(2A)で、管理サーバ20から送信されてきた図56に示すような家系図サービスの連絡申込に係る画面G3201を表示し、この画面G3201上で家系図登録番号(家系図サービス専用の登録番号)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS3201)。
【0297】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された登録番号と一致する番号があるか否かを確認する(ステップS3202)。ここで、一致する番号がない場合には、前述した図42および図43の家系図サービスの登録処理を行う(ステップS3001〜S3024)。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、図2の連絡フォーム送信手段22Bにより、連絡フォーム記憶手段42Cに記憶された連絡フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS3203)。
【0298】すると、ユーザー端末装置2(2A)の画面上には、図57に示すような連絡フォームの画面G3202が表示される(ステップS3204)。この画面G3202には、例えば、連絡したいペットのペットID、連絡内容となるメッセージ等の各入力部が設けられている。
【0299】続いて、飼い主は、連絡対象のペットIDがわかっているか否かを判断する(ステップS3205)。ここで、連絡対象のペットIDがわかっていない場合には、その旨の信号が管理サーバ20に送信され、管理サーバ20は、連絡先データベース(図2の家系図データベース42Aまたはこの家系図データベース42Aから作成されたデータベース)からデータを取得した後(ステップS3206)、連絡対象検索フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS3207)。
【0300】すると、ユーザー端末装置2(2A)の画面上には、図58に示すような連絡対象検索フォームの画面G3203が表示される。この画面G3203には、連絡対象のペットの特徴から連絡対象のペットIDを検索するための条件を入力できるように、例えば、動物の名前、動物の種類、種別、生年月日、性別、地域、血統書の有無、飼い主の名前、飼い主ID、その他含まれる文字列等の各入力部が設けられている。
【0301】飼い主は、図58の連絡対象検索フォームの画面G3203で、検索条件を入力することにより連絡対象のペットIDを検索して選択し(ステップS3208)、検索選択して得た連絡対象のペットIDおよび連絡内容となるメッセージを、図57の連絡フォームの画面G3202で入力し(ステップS3209)、これらの入力情報を管理サーバ20に送信する(ステップS3210)。また、ステップS3205で、連絡対象のペットIDがわかっていると判断した場合も、同様にして連絡対象のペットIDおよび連絡内容となるメッセージの入力および送信を行う(ステップS3209,S3210)。
【0302】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、連絡内容確認フォームを作成した後(ステップS3211)、作成した連絡内容確認フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS3107)。すると、ユーザー端末装置2(2A)の画面上には、図59に示すような連絡内容確認フォームの画面G3204が表示されるので、飼い主は、この画面G3204を参照して情報確認を行い、入力した情報が正しいか否かを判断する(ステップS3213)。ここで、正しくないと判断した場合には、再び、ステップS3209,S3210の連絡対象のペットIDおよび連絡内容となるメッセージの入力処理および送信処理に戻り、一方、正しいと判断した場合には、その確認信号を管理サーバ20に送信する。
【0303】管理サーバ20は、確認信号を受信すると、図2の連絡内容通知手段22Cにより、連絡対象に対し、例えばメールやファクシミリ等で連絡内容を通知する(ステップS3214)。そして、連絡内容を送信した側の飼い主は、この通知と同じものを自分の操作するユーザー端末装置2(2A)で受信し(ステップS3215)、一方、連絡対象のペットの飼い主は、この通知を別のユーザー端末装置2(2B)で受信する(ステップS3216)。
【0304】その後、管理サーバ20は、連絡内容を家系図サービス用データべース42の連絡内容データべースに登録した後(ステップS3217)、連絡完了の確認情報をユーザー端末装置2に送信する(ステップS3218)。すると、ユーザー端末装置2(2A)の画面上には、図60に示すような連絡完了を確認するための画面G3205が表示される(ステップS3219)。以上により、家系図サービスの連絡処理を終了する。
【0305】図61〜図72には、ペット管理システム10による結婚プロデュースサービスの処理の流れがフローチャートで示されている。また、図73〜図97には、結婚プロデュースサービスの処理に伴う画面例が示されている。結婚プロデュースサービスは、主として図3の結婚プロデュースサービス提供手段23および結婚プロデュースサービス用データベース43により実現されるサービスである。
【0306】図61および図62において、結婚プロデュースサービスの登録および既存登録情報の更新を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図73に示すような結婚プロデュースサービス利用申込画面G4001を表示し、この利用申込画面G4001上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4001)。
【0307】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS4002)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS4003)、再び、ステップS4001のペットIDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、既存のサービス登録情報の検索を行い(ステップS4004)、該当するペットについての既存登録の有無を判断する(ステップS4005)。
【0308】ステップS4005で、既存登録なしと判断した場合には、管理サーバ20は、図3の結婚プロデュース登録フォーム記憶手段43Dに記憶された新規登録フォーム(結婚プロデュース登録フォーム)をユーザー端末装置2に送信する(ステップS4006)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図74に示すような新規登録フォームの画面G4002が表示される(ステップS4007)。この画面G4002には、例えば、体重、体高、体長、性格、予防接種の有無、備考、コメント、趣味、お見合い用写真、お見合いの要否、血統書の要否、健康診断書の要否等の各入力部が設けられている。
【0309】飼い主は、図74の新規登録フォーム(結婚プロデュース登録フォーム)の画面G4002を用いて、結婚プロデュースサービスで用いられるペットの個体特徴の詳細データを入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4008)。
【0310】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS4009)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS4008のペットの個体特徴の詳細データ入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、図3の個体情報登録処理手段23Aにより、入力された個体特徴の詳細データを図3の個体情報データベース43Aに記憶保存する(ステップS4010)。
【0311】その後、管理サーバ20は、飼い主(正確には、ペット)に対し、結婚プロデュース登録番号(結婚プロデュースサービス専用の登録番号)あるいはメールアドレスを付与してユーザー端末装置2に送信する(ステップS4011)。これらの登録番号あるいはメールアドレスは、ペット毎に付与されるものである。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図75に示すような登録番号あるいはメールアドレスの表示部を含む画面G4003が表示される(ステップS4012)。
【0312】また、ステップS4005で既存登録ありと判断した場合には、管理サーバ20は、該当するペットについての既存登録内容の画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS4013)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図76に示すような既存登録内容の画面G4004が表示される(ステップS4014)。
【0313】飼い主は、図76の既存登録内容の画面G4004を参照し、既存内容に上書きするか否かを選択する(ステップS4015)。ここで、このままの内容でよい(上書きしない)と判断した場合には、画面下部の「OK」ボタンをクリックして、前述したステップS4007の図74の新規登録フォームの画面G4002の表示を行い、一方、内容について修正する必要がある(上書きする)と判断した場合には、画面下部の「修正」ボタンをクリックして、前述したステップS4008の処理と同様にして個体特徴の詳細データを修正入力し、修正入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4016)。
【0314】管理サーバ20は、修正入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS4017)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS4016の個体特徴の詳細データの修正入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、図3の個体情報登録処理手段23Aにより、修正入力情報に基づきデータ修正処理を行い、修正後の個体特徴の詳細データを図3の個体情報データベース43Aに上書き保存する(ステップS4018)。
【0315】その後、管理サーバ20は、データ修正処理を完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS4019)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図77に示すようなデータ修正の完了を通知する画面G4005が表示される(ステップS4020)。以上により、図61および図62の結婚プロデュースサービスの登録処理および既存登録情報の更新処理を終了する。
【0316】図63において、結婚プロデュースサービスのデータ削除(飼い主による取消)を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図78に示すような結婚プロデュースサービスの登録削除申込画面G4101を表示し、この登録削除申込画面G4101上で結婚プロデュース登録番号(結婚プロデュースサービス専用の登録番号)あるいはメールアドレス(ここでは、登録番号とする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4101)。
【0317】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された登録番号と一致する番号があるか否かを確認する(ステップS4102)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS4103)、再び、ステップS4101の登録番号あるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、既存のサービス登録情報の検索を行い(ステップS4104)、検索した既存登録情報をユーザー端末装置2に送信する(ステップS4105)。
【0318】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図79に示すような既存登録情報の表示画面G4102が表示される(ステップS4106)。飼い主は、この画面G4102の内容を参照して確認し、登録削除をするか否かを判断する(ステップS4107)。ここで、登録削除をすると判断した場合には、登録削除確認信号が管理サーバ20に送信され(ステップS4108)、管理サーバ20は、この登録削除確認信号を受信すると、図3の個体情報登録処理手段23Aにより登録情報の消去処理を行い(ステップS4109)、図3の個体情報データベース43Aのデータを更新する(ステップS4110)。一方、登録削除をしないと判断した場合には、結婚プロデュースサービスのトップ画面に戻る(ステップS4111)。以上により、図63の結婚プロデュースサービスのデータ削除処理(飼い主による取消処理)を終了する。
【0319】図64および図65において、結婚プロデュースサービスのデータ削除(期限切れ間近のデータの通知)を行う際には、先ず、管理サーバ20は、図3の結婚プロデュースサービス用データベース43(例えば、個体情報データベース43A等)を検索し、期限切れ間近の登録情報を自動検索した後(ステップS4201)、検索して得られた期限切れ間近の登録情報について結婚プロデュースサービスを継続するための更新案内を、例えば電子メールやファクシミリ等によりユーザー端末装置2に送信する(ステップS4202)。
【0320】次に、飼い主は、ユーザー端末装置2で、更新案内を受信する(ステップS4203)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図80に示すような更新案内の画面G4201が表示されるので(ステップS4204)、飼い主は、この更新案内を見て、結婚プロデュースサービスへの登録を更新するか否かを判断する(ステップS4205)。ここで、更新しないと判断し、何も応答しなかった場合には、管理サーバ20は、登録情報の自動削除処理を行い(ステップS4206)、削除後のデータを図3の個体情報データベース43Aに上書き保存し(ステップS4207)、さらに、データ削除の通知(更新が行われなかった旨の通知)を、例えば電子メールやファクシミリ等によりユーザー端末装置2に送信する(ステップS4208)。
【0321】一方、ステップS4205で、更新すると判断した場合には、図80の更新案内の画面G4201の下部に設けられた「更新」ボタンをクリックし、更新申込確認信号を管理サーバ20に送信する(ステップS4209)。
【0322】管理サーバ20は、更新申込確認信号を受信すると、既存登録内容の画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS4211)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図81に示すような既存登録内容の画面G4202が表示される(ステップS4212)。
【0323】飼い主は、図81の既存登録内容の画面G4202を参照し、既存内容に上書きするか否かを選択する(ステップS4213)。ここで、内容について修正する必要がある(上書きする)と判断した場合には、画面下部の「修正」ボタンをクリックして、前述した図61のステップS4008の処理や図62のステップS4016の処理と同様にして個体特徴の詳細データを修正入力し、修正入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4214)。
【0324】管理サーバ20は、修正入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS4215)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS4214の個体特徴の詳細データの修正入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、図3の個体情報登録処理手段23Aにより、修正入力情報に基づきデータ修正処理を行い、修正後の個体特徴の詳細データを図3の個体情報データベース43Aに上書き保存する(ステップS4216)。
【0325】その後、管理サーバ20は、更新処理を完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS4217)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図82に示すような更新完了を通知する画面G4203が表示される(ステップS4218)。
【0326】一方、ステップS4213で、このままの内容で登録を更新してよい(上書きしない)と判断した場合には、図81の既存登録内容の画面G4202の下部に設けられた「OK」ボタンをクリックする。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図82の更新完了を通知する画面G4203が表示される(ステップS4218)。以上により、図64および図65の結婚プロデュースサービスのデータ削除処理(期限切れ間近のデータの通知処理)を終了する。
【0327】図66において、結婚プロデュースサービスのデータ削除(期限切れデータの削除)を行う際には、先ず、管理サーバ20は、図3の結婚プロデュースサービス用データベース43(例えば、個体情報データベース43A等)を検索し、期限切れの登録情報を自動検索した後(ステップS4301)、検索して得られた期限切れの登録情報についてデータ削除の自動処理を行い(ステップS4302)、削除後のデータを図3の個体情報データベース43Aに上書き保存する(ステップS4303)。以上により、図66の結婚プロデュースサービスのデータ削除処理(期限切れデータの削除処理)を終了する。
【0328】図67および図68において、結婚プロデュースサービスのデータ検索(プロポーズ送信側の飼い主によるプロポーズ時の処理)を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図83に示すような結婚プロデュースサービスの利用開始画面G4401を表示し、この画面G4401上で結婚プロデュース登録番号(結婚プロデュースサービス専用の登録番号)あるいはメールアドレス(ここでは、登録番号とする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4401)。
【0329】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された登録番号と一致する番号があるか否かを確認する(ステップS4402)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS4403)、再び、ステップS4401の登録番号あるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、図3の結婚相手検索条件入力フォーム記憶手段43Eに記憶された情報検索条件入力フォーム(結婚相手検索条件入力フォーム)をユーザー端末装置2に送信する(ステップS4404)。
【0330】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図84に示すような情報検索条件入力フォーム(結婚相手検索条件入力フォーム)の画面G4402が表示される(ステップS4405)。この画面G4402には、例えば、ペットID、動物の名前、動物の種類、種別、生年月日、性別、地域、血統書の有無、飼い主ID、飼い主の名前、飼い主の住所、お見合いの要否、血統書の要否、健康診断書の要否、その他含まれる語句等の各入力部が設けられている。飼い主は、図84の結婚相手検索条件入力フォームの画面G4402で、検索条件を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4406)。
【0331】管理サーバ20は、入力された検索条件を受信すると、図3の結婚相手検索手段23Bにより、検索条件に基づき図3の個体情報データベース43Aを検索し(ステップS4407)、検索条件に該当するデータの有無を判断する(ステップS4408)。ここで、該当データなしの場合には、ユーザー端末装置2の画面上には、図85に示すような該当なしの検索結果の画面G4403が表示される(ステップS4409)。続いて、飼い主は、検索を続行するか否かを判断し(ステップS4410)、続行する場合には、ステップS4405の図84の結婚相手検索条件入力フォームの画面G4402の表示に戻り、一方、続行しない場合には、結婚プロデュースサービスのトップ画面に戻る(ステップS4411)。
【0332】また、ステップS4408で、該当データありの場合には、管理サーバ20は、結婚相手検索結果一覧表示画面送信手段23Cにより、該当データを列記表示した検索結果一覧をユーザー端末装置2に送信する(ステップS4412)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図86に示すような検索結果一覧表示画面G4404が表示される(ステップS4413)。
【0333】飼い主は、図86の検索結果一覧表示画面G4404を参照し、詳細表示に進むか否かを判断し(ステップS4414)、進まないと判断した場合には、別の条件で検索を行うために、ステップS4405の図84の結婚相手検索条件入力フォームの画面G4402の表示に戻る。一方、詳細表示に進むと判断した場合には、図86の検索結果一覧表示画面G4404に列記表示されたペットの中から結婚相手となり得るペットを選択し、この選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4415)。
【0334】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、選択されたデータの詳細情報を検索し(ステップS4416)、検索した詳細情報をユーザー端末装置2に送信する(ステップS4417)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図87に示すような選択した相手ペットの詳細情報の画面G4405が表示される(ステップS4418)。
【0335】飼い主は、図87の相手ペットの詳細情報の画面G4405を参照し、プロポーズするか否かを判断し(ステップS4419)、プロポーズしない場合には、別の相手ペットの詳細情報を閲覧するため、図86の検索結果一覧表示画面G4404の表示に戻る。
【0336】一方、プロポーズする場合には、図87の相手ペットの詳細情報の画面G4405の下部に設けられた「プロポーズ」ボタンをクリックする。すると、管理サーバ20から、プロポーズ入力フォーム記憶手段43Fに記憶されたプロポーズ入力フォームが送信されてきて、ユーザー端末装置2(2A)の画面上には、図88に示すようなプロポーズ入力フォームの画面G4406が表示される。この画面G4406には、例えば、プロポーズの言葉、お見合いの要否、血統書の要否、健康診断書の要否等の各入力部が設けられている。プロポーズを行う飼い主は、この画面G4406で、プロポーズの言葉等を入力し、入力したプロポーズの言葉等を管理サーバ20に送信する(ステップS4420)。
【0337】管理サーバ20は、プロポーズの言葉等を受信すると、このプロポーズの言葉等を含むプロポーズに関するデータを作成し(ステップS4421)、図3のプロポーズデータ登録処理手段23Dにより、図3のプロポーズデータベース43Bにデータを保存する(ステップS4422)。
【0338】その後、管理サーバ20は、プロポーズ通知手段23Eにより、相手側(プロポーズ受信側)の飼い主に対し、プロポーズがあった旨の通知を、例えば電子メールやファクシミリ等により送信する(ステップS4423)。そして、相手側(プロポーズ受信側)の飼い主は、この飼い主の操作するユーザー端末装置2(2B)により、プロポーズがあった旨の通知を受信する(ステップS4424)。
【0339】また、管理サーバ20は、プロポーズ処理が完了した旨の通知を、プロポーズ送信側のユーザー端末装置2(2A)に送信する(ステップS4425)。すると、プロポーズ送信側のユーザー端末装置2(2A)の画面上には、図89に示すようなプロポーズ完了を通知する画面G4407が表示される(ステップS4426)。以上により、図67および図68の結婚プロデュースサービスのデータ検索処理(プロポーズ送信側の飼い主によるプロポーズ時の処理)が終了する。
【0340】図69および図70において、結婚プロデュースサービスのデータ検索(プロポーズ送信側の飼い主によるプロポーズ結果確認時の処理)を行う際には、先ず、プロポーズ送信側の飼い主は、ユーザー端末装置2(2A)で、管理サーバ20から送信されてきた前述した図83に示すような結婚プロデュースサービスの利用開始画面G4401を表示し、この画面G4401上で結婚プロデュース登録番号(結婚プロデュースサービス専用の登録番号)あるいはメールアドレス(ここでは、登録番号とする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4501)。
【0341】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された登録番号と一致する番号があるか否かを確認する(ステップS4502)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS4503)、再び、ステップS4501の登録番号あるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、図3のプロポーズデータベース43Bでプロポーズ結果の検索を行うとともに、プロポーズ結果一覧画面を作成した後(ステップS4504)、作成したプロポーズ結果一覧画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS4505)。
【0342】すると、ユーザー端末装置2(2A)の画面上には、図90に示すようなプロポーズ結果一覧画面G4501が表示される(ステップS4506)。このプロポーズ結果一覧画面G4501には、ログイン中のユーザー(ここでは、プロポーズ送信側の飼い主)が行った送信プロポーズの一覧、ログイン中のユーザーが受信した受信プロポーズの一覧、および成立プロポーズの一覧の各表示部4501A,4501B,4501Cが設けられている。そして、送信プロポーズ一覧表示部4501Aには、自分(ログイン中のユーザー)がしたプロポーズに対するプロポーズ受信側の飼い主による返答の有無(「有」または「未」)が表示され、受信プロポーズ一覧表示部4501Bには、自分が受信したプロポーズに対して自分の返答が済んでいるか否かの別(「済」または「未」)が表示されている。
【0343】プロポーズ送信側の飼い主は、図90のプロポーズ結果一覧画面G4501を参照して状況を確認し、それ以降の処理に進むか否かを判断する(ステップS4507)。ここで、進まないと判断した場合には、結婚プロデュースサービスのトップ画面に戻り(ステップS4508)、一方、進むと判断した場合には、図90のプロポーズ結果一覧画面G4501の送信プロポーズ一覧表示部4501Aの中からデータ選択を行い、選択した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4509)。
【0344】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、選択されたデータの詳細情報を検索し(ステップS4510)、検索した詳細情報をユーザー端末装置2(2A)に送信する(ステップS4511)。すると、ユーザー端末装置2(2A)の画面上には、図91に示すような選択した相手ペットの詳細情報の画面G4502が表示される(ステップS4512)。
【0345】飼い主は、図91の相手ペットの詳細情報の画面G4502を参照し、先方(プロポーズ受信側の飼い主)からの返答があるか否かを判断し(ステップS4513)、返答がない場合には、プロポーズの登録を取り消すか否かを判断する(ステップS4514)。ここで、登録を取り消さない場合には、ステップS4506の図90のプロポーズ結果一覧画面G4501の表示に戻り、一方、登録を取り消す場合には、図91の相手ペットの詳細情報の画面G4502の下部に設けられた「プロポーズ取消」ボタンをクリックしてプロポーズデータの削除処理を行う(ステップS4515)。
【0346】一方、ステップS4513で、返答がある場合には、プロポーズ送信側の飼い主は、プロポーズが成立するか否かを判断する(ステップS4516)。ここで、プロポーズが成立すると判断した場合には、図92に示すような縁談成立最終確認の画面G4503で、縁談が成立するか否かの最終確認を行い(ステップS4517)、縁談成立の場合には、画面下部の「成立」ボタンをクリックし、縁談成立信号を管理サーバ20に送信する。
【0347】管理サーバ20は、縁談成立信号を受信すると、登録情報をプロポーズ成立へ移行させた後(ステップS4518)、その移行させた情報を図3のプロポーズデータベース43Bに上書きしてデータを更新する(ステップS4519)。
【0348】その後、管理サーバ20は、プロポーズ成立通知手段23Hにより、プロポーズ受信側およびプロポーズ送信側の双方の飼い主に対し、例えば電子メールやファクシミリ等によりプロポーズ成立通知を送信する(ステップS4520)。そして、プロポーズ受信側の飼い主は、この飼い主の操作するユーザー端末装置2(2B)により、プロポーズ成立通知を受信し(ステップS4521)、一方、プロポーズ送信側の飼い主は、この飼い主の操作するユーザー端末装置2(2A)により、プロポーズ成立通知を受信する(ステップS4522)。
【0349】また、管理サーバ20は、プロポーズ成立処理が完了した旨の通知を、プロポーズ送信側のユーザー端末装置2(2A)に送信する(ステップS4523)。すると、プロポーズ送信側のユーザー端末装置2(2A)の画面上には、図93に示すようなプロポーズ成立処理完了を通知する画面G4504が表示される(ステップS4524)。
【0350】これに対し、ステップS4516でプロポーズが成立しないと判断した場合、および、ステップS4517で縁談不成立の最終確認をして図92の画面G4503の下部に設けられた「不成立」ボタンをクリックした場合には、返答結果を確認し、縁談不成立信号を管理サーバ20に送信する(ステップS4525)。
【0351】管理サーバ20は、縁談不成立信号を受信すると、登録情報をプロポーズ不成立へ移行させ、不成立データ削除手段23Gにより、不成立となったプロポーズに関するデータの自動削除処理を行った後(ステップS4526)、不成立移行後の情報を図3のプロポーズデータベース43Bに上書きしてデータを更新する(ステップS4527)。
【0352】その後、管理サーバ20は、図3のプロポーズ不成立通知手段23Kにより、プロポーズ受信側およびプロポーズ送信側の双方の飼い主に対し、例えば電子メールやファクシミリ等によりプロポーズ不成立通知を送信する(ステップS4528)。そして、プロポーズ受信側の飼い主は、この飼い主の操作するユーザー端末装置2(2B)により、プロポーズ不成立通知を受信し(ステップS4529)、一方、プロポーズ送信側の飼い主は、この飼い主の操作するユーザー端末装置2(2A)により、プロポーズ不成立通知を受信する(ステップS4530)。
【0353】また、管理サーバ20は、プロポーズ不成立処理が完了した旨の通知を、プロポーズ送信側のユーザー端末装置2(2A)に送信する(ステップS4531)。すると、プロポーズ送信側のユーザー端末装置2(2A)の画面上には、図94に示すようなプロポーズ不成立処理完了を通知する画面G4505が表示される(ステップS4532)。以上により、図69および図70の結婚プロデュースサービスのデータ検索処理(プロポーズ送信側の飼い主によるプロポーズ結果確認時の処理)が終了する。
【0354】図71および図72において、結婚プロデュースサービスのデータ検索(プロポーズ受信側の飼い主によるプロポーズ返答時の処理)を行う際には、先ず、プロポーズ受信側の飼い主は、ユーザー端末装置2(2B)で、管理サーバ20から送信されてきた前述した図83に示すような結婚プロデュースサービスの利用開始画面G4401を表示し、この画面G4401上で結婚プロデュース登録番号(結婚プロデュースサービス専用の登録番号)あるいはメールアドレス(ここでは、登録番号とする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4601)。
【0355】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された登録番号と一致する番号があるか否かを確認する(ステップS4602)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS4603)、再び、ステップS4601の登録番号あるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、図3のプロポーズデータベース43Bでプロポーズ結果の検索を行うとともに、プロポーズ結果一覧画面を作成した後(ステップS4604)、作成したプロポーズ結果一覧画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS4605)。
【0356】すると、ユーザー端末装置2(2B)の画面上には、図95に示すようなプロポーズ結果一覧画面G4601が表示される(ステップS4606)。このプロポーズ結果一覧画面G4601は、前述した図90のプロポーズ結果一覧画面G4501と同様のものである。
【0357】プロポーズ受信側の飼い主は、図95のプロポーズ結果一覧画面G4601を参照して状況を確認し、それ以降の処理に進むか否かを判断する(ステップS4607)。ここで、進まないと判断した場合には、結婚プロデュースサービスのトップ画面に戻り(ステップS4608)、一方、進むと判断した場合には、図95のプロポーズ結果一覧画面G4601の受信プロポーズ一覧表示部の中からデータ選択を行い、選択した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS4609)。
【0358】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、選択されたデータの詳細情報を検索し(ステップS4610)、検索した詳細情報をユーザー端末装置2(2B)に送信する(ステップS4611)。すると、ユーザー端末装置2(2B)の画面上には、図96に示すような選択した相手ペット(プロポーズをしてきたペット)の詳細情報の画面G4602が表示される(ステップS4612)。
【0359】飼い主は、図96の相手ペットの詳細情報の画面G4602を参照し、受信したプロポーズに対して返答するか否かを判断し(ステップS4613)、返答しないと判断した場合には、プロポーズをしてきた他のペットの詳細情報を閲覧するため、ステップS4606の図95のプロポーズ結果一覧画面G4601の表示に戻り、一方、返答すると判断した場合には、図96の相手ペットの詳細情報の画面G4602の下部に設けられた「プロポーズ了承」ボタンをクリックし、返答信号をを管理サーバ20に送信する。
【0360】管理サーバ20は、返答信号を受信すると、選択されたペットのデータを返答「有」や「済」に移行させて更新した後(ステップS4614)、その移行させた情報を図3のプロポーズデータベース43Bに上書きしてデータを更新する(ステップS4615)。
【0361】その後、管理サーバ20は、図3のプロポーズ返答通知手段23Fにより、プロポーズ送信側の飼い主に対し、例えば電子メールやファクシミリ等によりプロポーズ返答通知を送信する(ステップS4616)。そして、プロポーズ送信側の飼い主は、この飼い主の操作するユーザー端末装置2(2A)により、プロポーズ返答通知を受信する(ステップS4617)。
【0362】また、管理サーバ20は、プロポーズ返答処理が完了した旨の通知を、プロポーズ受信側のユーザー端末装置2(2B)に送信する(ステップS4618)。すると、プロポーズ受信側のユーザー端末装置2(2B)の画面上には、図97に示すようなプロポーズ返答処理完了を通知する画面G4603が表示される(ステップS4619)。以上により、図71および図72の結婚プロデュースサービスのデータ検索処理(プロポーズ受信側の飼い主によるプロポーズ返答時の処理)が終了する。
【0363】なお、結婚プロデュースサービスにおける飼い主間の連絡処理は、図3の連絡フォーム記憶手段43Gに記憶された連絡フォームを用いて主として図3の連絡内容通知手段23Lにより行われるが、この処理は、前述した図45の家系図サービスにおける飼い主間の連絡処理、すなわち、図2の連絡フォーム記憶手段42Cに記憶された連絡フォームを用いて図2の連絡フォーム送信手段22Bや連絡内容通知手段22Cにより行われる処理と同様である。
【0364】図98〜図103には、ペット管理システム10による健康管理サービスの中の健康セルフチェックサービスの処理の流れがフローチャートで示されている。また、図104〜図121には、健康セルフチェックサービスの処理に伴う画面例が示されている。健康セルフチェックサービスを含む健康管理サービスは、主として図5の健康管理サービス提供手段25および健康管理サービス用データベース45により実現されるサービスである。
【0365】図98において、健康セルフチェックサービスの登録(新規登録時)を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図104に示すような健康セルフチェックサービス利用申込画面G5001を表示し、この利用申込画面G5001上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS5001)。
【0366】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS5002)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS5003)、再び、ステップS5001のペットIDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、既存のサービス登録情報の検索を行い(ステップS5004)、該当するペットについての既存登録の有無を判断する(ステップS5005)。
【0367】ステップS5005で、既存登録なしと判断した場合には、管理サーバ20は、健康セルフチェックサービスに登録するか否かを確認するための確認画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS5006)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図105に示すような確認画面G5002が表示される(ステップS5007)。飼い主は、この画面G5002で、画面下部の「OK」ボタンをクリックして確認を行い、確認信号を管理サーバ20に送信する(ステップS5008)。
【0368】管理サーバ20は、確認信号を受信すると、図5の健康管理サービス用データベース45にデータを保存した後(ステップS5009)、飼い主(正確には、ペット)に対し、健康セルフチェック登録番号(健康セルフチェックサービス専用または健康管理サービス専用の登録番号)あるいはメールアドレスを付与してユーザー端末装置2に送信する(ステップS5010)。これらの登録番号あるいはメールアドレスは、ペット毎に付与されるものである。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図106に示すような登録番号あるいはメールアドレスの表示部を含む画面G5003が表示される(ステップS5011)。
【0369】また、ステップS5005で既存登録ありと判断した場合には、管理サーバ20は、登録済みの旨の表示画面をユーザー端末装置2に送信し、これによりユーザー端末装置2の画面上には、登録済みの旨の画面が表示される(ステップS5012)。以上により、図98の健康セルフチェックサービスの登録処理(新規登録時)を終了する。
【0370】図99〜図101において、健康セルフチェックサービスのデータ追加・更新・削除(新規データの追加および既存データの更新・削除)を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図107に示すような健康セルフチェックサービスのデータ追加・更新フォームの画面G5101を表示し、この画面G5101上で健康セルフチェック登録番号あるいはメールアドレス(ここでは、登録番号とする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS5101)。
【0371】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された登録番号と一致する番号があるか否かを確認する(ステップS5102)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS5103)、再び、ステップS5101の登録番号あるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、検索フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS5104)。
【0372】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図108に示すような検索フォームの画面G5102が表示される(ステップS5105)。この画面G5102には、日付検索を行うための日付入力部およびカレンダー(月)検索を行うための月入力部が設けられている。飼い主は、図108の検索フォームの画面G5102で、検索開始日付(デフォルト:当日)を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS5106)。
【0373】管理サーバ20は、入力された日付を受信すると、その日付に基づき図5の個体健康用データベース45Aに記憶された登録情報を検索し(ステップS5107)、既存の登録情報の有無を判断する(ステップS5108)。ここで、既存登録情報なしの場合には、管理サーバ20は、図5の健康入力フォーム記憶手段45Fに記憶された新規入力フォーム(健康入力フォーム)をユーザー端末装置2に送信する(ステップS5109)。
【0374】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図109に示すような新規入力フォーム(健康入力フォーム)の画面G5103が表示される(ステップS5110)。この画面G5103には、例えば、体高、体長、体重、体温、脈拍、ふんの状態、ふんの回数、散歩量、食事、はな、耳、目、おしり、しっぽ、毛、特別事項(抜け毛開始、のみ発生、おふろ、グルーミング、予防接種、検診)、備考等の各入力部が設けられている。飼い主は、この画面G5103を用いて健康セルフチェックサービスを利用するために必要となるペット(個体)の健康状態についての詳細データを入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS5111)。
【0375】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS5112)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS5111のペットの個体健康状態の詳細データ入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、図5の対応コメント検索手段25Aにより、図5のコメントデータベース45Bを検索し、コメントデータベース45Bに予め用意された複数のコメントの中から、入力された個体健康状態に対応するコメントを探し出す(ステップS5113)。
【0376】さらに、管理サーバ20は、入力された個体健康状態のデータを追加する処理を行い(ステップS5114)、追加処理後の情報で図5の個体健康用データベース45Aのデータを更新する(ステップS5115)。
【0377】その後、管理サーバ20は、図5のコメント付加画面送信手段25Bにより、図5の対応コメント検索手段25Aにより検索されたコメントデータを個体健康状態のデータに追加してこれらのコメントおよび個体健康状態を併せて表示する画面を作成し、ユーザー端末装置2に送信する(ステップS5116)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図110に示すような入力データ確認のための情報に自動診断コメントを付加したコメント付加画面G5104が表示される(ステップS5117)。
【0378】また、ステップS5108で既存の登録情報ありと判断した場合には、管理サーバ20は、既存登録情報の画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS5118)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図111に示すような既存登録情報の画面G5105が表示される(ステップS5119)。飼い主は、この画面G5105を参照し、画面下部の「削除/修正」ボタンか「追加」ボタンをクリックして健康セルフチェックサービスを利用するために必要となるペット(個体)の健康状態についての詳細データを入力する(ステップS5120)。そして、削除/修正処理か追加処理のいずれが選択されたのかを判断し(ステップS5121)、追加処理が選択されたと判断した場合には、入力情報を受信した管理サーバ20は、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS5122)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS5120のペットの個体健康状態の詳細データ入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、図5の対応コメント検索手段25Aにより、図5のコメントデータベース45Bを検索し、コメントデータベース45Bに予め用意された複数のコメントの中から、入力された個体健康状態に対応するコメントを探し出す(ステップS5123)。
【0379】さらに、管理サーバ20は、入力された個体健康状態のデータを追加する処理を行い(ステップS5124)、追加処理後の情報で図5の個体健康用データベース45Aのデータを更新する(ステップS5125)。
【0380】その後、管理サーバ20は、図5のコメント付加画面送信手段25Bにより、図5の対応コメント検索手段25Aにより検索されたコメントデータを個体健康状態のデータに追加してこれらのコメントおよび個体健康状態を併せて表示する画面を作成し、ユーザー端末装置2に送信する(ステップS5126)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図112に示すような入力データ確認(追加登録の確認)のための情報に自動診断コメントを付加したコメント付加画面G5106が表示される(ステップS5127)。
【0381】また、ステップS5121で、削除/修正処理が選択されたと判断した場合には、さらに削除処理か修正処理のいずれかを判断し(ステップS5128)、修正処理が選択されたと判断した場合には、入力情報を受信した管理サーバ20は、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS5129)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS5120のペットの個体健康状態の詳細データ入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、修正入力された個体健康状態のデータで元のデータを修正する処理を行い(ステップS5130)、修正処理後のデータを図5の個体健康用データベース45Aに上書きする(ステップS5131)。
【0382】その後、管理サーバ20は、データ修正処理の完了を通知するために、図5のコメント付加画面送信手段25Bにより、図5の対応コメント検索手段25Aにより既に検索済みのコメントデータを個体健康状態の修正データに追加してこれらのコメントおよび修正後の個体健康状態を併せて表示する画面を作成し、ユーザー端末装置2に送信する(ステップS5132)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図113に示すような入力データ確認(修正登録の確認)のための情報に自動診断コメントを付加したコメント付加画面G5107が表示される(ステップS5133)。
【0383】また、ステップS5128で、削除処理が選択されたと判断した場合には、飼い主は、データ削除をするか否かの確認判断を行う(ステップS5134)。ここで、データ削除をしないと判断した場合には、再び、ステップS5120のペットの個体健康状態の詳細データ入力処理に戻る。一方、データ削除をすると判断した場合には、管理サーバ20は、該当データを削除する処理を行い(ステップS5135)、図5の個体健康用データベース45Aから該当データを削除する(ステップS5136)。
【0384】その後、管理サーバ20は、データ削除処理完了を通知する画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS5137)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図114に示すようなデータ削除処理完了を通知する画面G5108が表示される(ステップS5138)。以上により、図99〜図101の健康セルフチェックサービスのデータ追加・更新・削除の各処理(新規データの追加処理および既存データの更新・削除処理)を終了する。
【0385】図102および図103において、健康セルフチェックサービスのデータ検索表示(既存データの検索およびデータ表示)を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図115に示すような健康セルフチェックサービスのデータ検索利用の画面G5201を表示し、この画面G5201上で健康セルフチェック登録番号あるいはメールアドレス(ここでは、登録番号とする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS5201)。
【0386】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された登録番号と一致する番号があるか否かを確認する(ステップS5202)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS5203)、再び、ステップS5201の登録番号あるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、検索フォーム(第一検索フォーム)をユーザー端末装置2に送信する(ステップS5204)。
【0387】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図116に示すような検索フォーム(第一検索フォーム)の画面G5202が表示される(ステップS5205)。この画面G5202には、日付検索を行うための日付入力部5202Aおよびカレンダー(月)検索を行うための月入力部5202Bが設けられている。飼い主は、図116の検索フォームの画面G5202で、検索開始日付(デフォルト:当日)を入力し(ステップS5206)、カレンダー表示をするかダイレクト表示をするかを選択入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS5207)。
【0388】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS5208)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS5206,S5207の検索開始日付(デフォルト:当日)の入力およびカレンダー表示をするかダイレクト表示をするかの選択入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、カレンダー表示が選択されたのかダイレクト表示が選択されたのかを判断する(ステップS5209)。
【0389】ステップS5209で、カレンダー表示が選択されたと判断した場合には、図116の画面G5202の月入力部5202Bで入力指定された該当月のデータの検索を図5の個体健康用データベース45Aで行い(ステップS5210)、該当データの有無を判断する(ステップS5211)。
【0390】ステップS5211で、該当データなしと判断された場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、図117に示すような該当月データ無しという検索結果の画面G5203が表示される(ステップS5212)。続いて、飼い主は、検索を続行するか否かを判断し(ステップS5213)、続行する場合には、ステップS5206,S5207の検索開始日付(デフォルト:当日)の入力およびカレンダー表示をするかダイレクト表示をするかの選択入力処理に戻り、一方、続行しない場合には、ステップS5205の図116の検索フォームの画面G5202の表示に戻る。
【0391】また、ステップS5211で、該当データありと判断された場合には、管理サーバ20は、該当月のカレンダー(第二検索フォーム)をユーザー端末装置2に送信する(ステップS5214)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図118に示すような該当月のカレンダーによる検索フォーム(第二検索フォーム)の画面G5204が表示される(ステップS5215)。
【0392】飼い主は、画面G5204において、月を表示されている月から移動させるか否かを判断し(ステップS5216)、移動させると判断した場合には、画面G5204の中に設けられた例えば矢印ボタン等をクリックすることにより該当月を指定し、この指定情報を管理サーバ20に送信し(ステップS5217)、再び、ステップS5210の該当月のデータ検索処理に戻る。一方、移動させないと判断した場合には、詳細を閲覧するか否かを選択し(ステップS5218)、閲覧しない場合には、ステップS5215の図118の該当月のカレンダーの画面G5204の表示に戻り、閲覧する場合には、図118の該当月のカレンダーの画面G5204上で該当日を指定入力し、その入力情報を管理サーバ20に送信する(ステップS5219)。
【0393】管理サーバ20は、ステップS5219で送信された指定入力情報を受信するか、あるいは、ステップS5209でダイレクト表示が選択されたと判断した場合には、該当日のデータの検索を図5の個体健康用データベース45Aで行い(ステップS5220)、該当データの有無を判断する(ステップS5221)。ここで、該当データなしと判断された場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、図119に示すような該当日データ無しという検索結果の画面G5205が表示されるので(ステップS5222)、飼い主は、確認入力を行い(ステップS5223)、ステップS5215の図118の該当月のカレンダーの画面G5204の表示に戻る。
【0394】一方、ステップS5221で、該当データありと判断された場合には、管理サーバ20は、該当日の詳細データをユーザー端末装置2に送信する(ステップS5224)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図120に示すような該当日の詳細データの画面G5206が表示される(ステップS5225)。飼い主は、この画面G5206を参照し、画面内に設けられた「グラフを見る」ボタンをクリックすることによりグラフ表示指示信号を管理サーバ20に送信する(ステップS5226)。
【0395】管理サーバ20は、グラフ表示指示信号を受信すると、健康状態表示グラフ作成手段25Cにより、該当日のグラフを作成し(ステップS5227)、作成したグラフをユーザー端末装置2に送信する(ステップS5228)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図121に示すような健康状態表示グラフ(図示の例では、体重グラフ)の画面G5207が表示される(ステップS5229)。以上により、図102および図103の健康セルフチェックサービスのデータ検索表示処理(既存データの検索処理およびデータ表示処理)を終了する。
【0396】図122〜図127には、ペット管理システム10による思い出日記サービスの処理の流れがフローチャートで示されている。また、図128〜図144には、思い出日記サービスの処理に伴う画面例が示されている。思い出日記サービスは、主として図4の思い出日記サービス提供手段24および思い出日記サービス用データベース44により実現されるサービスである。
【0397】図122において、思い出日記サービスの登録(新規登録時)を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図128に示すような思い出日記サービス利用申込画面G6001を表示し、この利用申込画面G6001上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS6001)。
【0398】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS6002)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS6003)、再び、ステップS6001のペットIDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、既存のサービス登録情報の検索を行い(ステップS6004)、該当するペットについての既存登録の有無を判断する(ステップS6005)。
【0399】ステップS6005で、既存登録なしと判断した場合には、管理サーバ20は、思い出日記サービスに登録するか否かを確認するための確認画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS6006)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図129に示すような確認画面G6002が表示される(ステップS6007)。飼い主は、この画面G6002で、画面下部の「OK」ボタンをクリックして確認を行い、確認信号を管理サーバ20に送信する(ステップS6008)。
【0400】管理サーバ20は、確認信号を受信すると、図4の思い出日記サービス用データベース44にデータを保存した後(ステップS6009)、飼い主(正確には、ペット)に対し、思い出日記登録番号(思い出日記サービス専用の登録番号)あるいはメールアドレスを付与してユーザー端末装置2に送信する(ステップS6010)。これらの登録番号あるいはメールアドレスは、ペット毎に付与されるものである。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図130に示すような登録番号あるいはメールアドレスの表示部を含む画面G6003が表示される(ステップS6011)。
【0401】また、ステップS6005で既存登録ありと判断した場合には、管理サーバ20は、登録済みの旨の表示画面をユーザー端末装置2に送信し、これによりユーザー端末装置2の画面上には、登録済みの旨の画面が表示される(ステップS6012)。以上により、図122の思い出日記サービスの登録処理(新規登録時)を終了する。
【0402】図123〜図125において、思い出日記サービスのデータ追加・更新・削除(新規データの追加および既存データの更新・削除)を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図131に示すような思い出日記サービスのデータ追加・更新フォームの画面G6101を表示し、この画面G6101上で思い出日記登録番号あるいはメールアドレス(ここでは、登録番号とする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS6101)。
【0403】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された登録番号と一致する番号があるか否かを確認する(ステップS6102)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS6103)、再び、ステップS6101の登録番号あるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、検索フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS6104)。
【0404】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図132に示すような検索フォームの画面G6102が表示される(ステップS6105)。この画面G6102には、日付検索を行うための日付入力部6102Aおよびカレンダー(月)検索を行うための月入力部6102Bが設けられている。飼い主は、図132の検索フォームの画面G6102で、検索開始日付(デフォルト:当日)を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS6106)。
【0405】管理サーバ20は、入力された日付を受信すると、その日付に基づき図4の思い出データベース44Aに記憶された登録情報を検索し(ステップS6107)、既存の登録情報の有無を判断する(ステップS6108)。ここで、既存登録情報なしの場合には、管理サーバ20は、図4の思い出データ入力フォーム記憶手段44Bに記憶された新規入力フォーム(思い出データ入力フォーム)をユーザー端末装置2に送信する(ステップS6109)。
【0406】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図133に示すような新規入力フォーム(思い出データ入力フォーム)の画面G6103が表示される(ステップS6110)。この画面G6103には、例えば、天気、日記用写真、日記等の各入力部が設けられている。飼い主は、この画面G6103を用いて思い出日記サービスを利用するために必要となるペットに対する思い出の詳細データを入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS6111)。
【0407】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS6112)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS6111の思い出の詳細データ入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、入力された思い出データを追加する処理を行い(ステップS6113)、追加処理後の情報で図4の思い出データベース44Aのデータを更新する(ステップS6114)。
【0408】その後、管理サーバ20は、データ追加処理が完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS6115)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図134に示すような入力データの確認画面G6104が表示される(ステップS6116)。
【0409】また、ステップS6108で既存の登録情報ありと判断した場合には、管理サーバ20は、既存登録情報の画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS6117)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図135に示すような既存登録情報の画面G6105が表示される(ステップS6118)。飼い主は、この画面G6105を参照し、画面下部の「削除/修正」ボタンか「追加」ボタンをクリックして思い出日記サービスを利用するために必要となるペットに対する思い出の詳細データを入力する(ステップS6119)。そして、削除/修正処理か追加処理のいずれが選択されたのかを判断し(ステップS6120)、追加処理が選択されたと判断した場合には、入力情報を受信した管理サーバ20は、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS6121)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS6119の思い出の詳細データ入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、入力された思い出データを追加する処理を行い(ステップS6122)、追加処理後の情報で図4の思い出データベース44Aのデータを更新する(ステップS6123)。
【0410】その後、管理サーバ20は、データ追加処理が完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS6124)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図136に示すような追加データの確認画面G6106が表示される(ステップS66125)。
【0411】また、ステップS6120で、削除/修正処理が選択されたと判断した場合には、さらに削除処理か修正処理のいずれかを判断し(ステップS6126)、修正処理が選択されたと判断した場合には、入力情報を受信した管理サーバ20は、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS6127)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS6119の思い出の詳細データ入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、修正入力された思い出データで元のデータを修正する処理を行い(ステップS6128)、修正処理後のデータを図4の思い出データベース44Aに上書きする(ステップS6129)。
【0412】その後、管理サーバ20は、データ修正処理が完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS6130)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図137に示すような修正データ確認の画面G6107が表示される(ステップS6131)。
【0413】また、ステップS6126で、削除処理が選択されたと判断した場合には、飼い主は、データ削除をするか否かの確認判断を行う(ステップS6132)。ここで、データ削除をしないと判断した場合には、再び、ステップS6119の思い出の詳細データ入力処理に戻る。一方、データ削除をすると判断した場合には、管理サーバ20は、該当データを削除する処理を行い(ステップS6133)、図4の思い出データベース44Aから該当データを削除する(ステップS6134)。
【0414】その後、管理サーバ20は、データ削除処理完了を通知する画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS6135)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図138に示すようなデータ削除処理完了を通知する画面G6108が表示される(ステップS6136)。以上により、図123〜図125の思い出日記サービスのデータ追加・更新・削除の各処理(新規データの追加処理および既存データの更新・削除処理)を終了する。
【0415】図126および図127において、思い出日記サービスのデータ検索表示(既存データの検索およびデータ表示)を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図139に示すような思い出日記サービスのデータ検索利用の画面G6201を表示し、この画面G6201上で思い出日記登録番号あるいはメールアドレス(ここでは、登録番号とする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS6201)。
【0416】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された登録番号と一致する番号があるか否かを確認する(ステップS6202)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS6203)、再び、ステップS6201の登録番号あるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、思い出データ検索フォーム記憶手段44Cに記憶されている思い出データ検索フォーム(思い出データ第一検索フォーム)をユーザー端末装置2に送信する(ステップS6204)。
【0417】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図140に示すような思い出データ検索フォーム(思い出データ第一検索フォーム)の画面G6202が表示される(ステップS6205)。この画面G6202には、日付検索を行うための日付入力部6202Aおよびカレンダー(月)検索を行うための月入力部6202Bが設けられている。飼い主は、図140の思い出データ第一検索フォームの画面G6202で、検索開始日付(デフォルト:当日)を入力し(ステップS6206)、カレンダー表示をするかダイレクト表示をするかを選択入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS6207)。
【0418】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS6208)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS6206,S6207の検索開始日付(デフォルト:当日)の入力およびカレンダー表示をするかダイレクト表示をするかの選択入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、カレンダー表示が選択されたのかダイレクト表示が選択されたのかを判断する(ステップS6209)。
【0419】ステップS6209で、カレンダー表示が選択されたと判断した場合には、管理サーバ20は、図4の思い出データ検索手段24Aにより、図140の画面G6202の月入力部6202Bで入力指定された該当月のデータの検索を図4の思い出データベース44Aで行い(ステップS6210)、該当データの有無を判断する(ステップS6211)。
【0420】ステップS6211で、該当データなしと判断された場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、図141に示すような該当月データ無しという検索結果の画面G6203が表示される(ステップS6212)。続いて、飼い主は、検索を続行するか否かを判断し(ステップS6213)、続行する場合には、ステップS6206,S6207の検索開始日付(デフォルト:当日)の入力およびカレンダー表示をするかダイレクト表示をするかの選択入力処理に戻り、一方、続行しない場合には、ステップS6205の図140の思い出データ第一検索フォームの画面G6202の表示に戻る。
【0421】また、ステップS6211で、該当データありと判断された場合には、管理サーバ20は、該当月のカレンダー(思い出データ第二検索フォーム)をユーザー端末装置2に送信する(ステップS6214)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図142に示すような該当月のカレンダーによる思い出データ第二検索フォームの画面G6204が表示される(ステップS6215)。
【0422】飼い主は、画面G6204において、月を表示されている月から移動させるか否かを判断し(ステップS6216)、移動させると判断した場合には、画面G6204の中に設けられた例えば矢印ボタン等をクリックすることにより該当月を指定し、この指定情報を管理サーバ20に送信し(ステップS6217)、再び、ステップS6210の該当月のデータ検索処理に戻る。一方、移動させないと判断した場合には、詳細を閲覧するか否かを選択し(ステップS6218)、閲覧しない場合には、ステップS6215の図142の該当月のカレンダーの画面G6204の表示に戻り、閲覧する場合には、図142の該当月のカレンダーの画面G6204上で該当日を指定入力し、その入力情報を管理サーバ20に送信する(ステップS6219)。
【0423】管理サーバ20は、ステップS6219で送信された指定入力情報を受信するか、あるいは、ステップS6209でダイレクト表示が選択されたと判断した場合には、図4の思い出データ検索手段24Aにより、該当日のデータの検索を図4の思い出データベース44Aで行い(ステップS6220)、該当データの有無を判断する(ステップS6221)。ここで、該当データなしと判断された場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、図143に示すような該当日データ無しという検索結果の画面G6205が表示されるので(ステップS6222)、飼い主は、確認入力を行い(ステップS6223)、ステップS6215の図142の思い出データ第二検索フォームの画面G6204の表示に戻る。
【0424】一方、ステップS6221で、該当データありと判断された場合には、管理サーバ20は、該当日の詳細データをユーザー端末装置2に送信する(ステップS6224)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図144に示すような該当日の詳細データの画面G6206が表示される(ステップS6225)。以上により、図126および図127の思い出日記サービスのデータ検索表示処理(既存データの検索処理およびデータ表示処理)を終了する。
【0425】図145〜図153には、ペット管理システム10による迷子捜索サービスの処理の流れがフローチャートで示されている。また、図154〜図179には、迷子捜索サービスの処理に伴う画面例が示されている。迷子捜索サービスは、主として図6の迷子捜索サービス提供手段29および迷子捜索サービス用データベース49により実現されるサービスである。
【0426】図145において、迷子捜索サービスの登録および既存登録情報の更新(ユーザー側のサービス登録時)を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図154に示すような迷子捜索サービス利用申込画面G7001を表示し、この利用申込画面G7001上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7001)。
【0427】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS7002)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS7003)、再び、ステップS7001のペットIDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、既存のサービス登録情報の検索を行い(ステップS7004)、該当するペットについての既存登録の有無を判断する(ステップS7005)。
【0428】ステップS7005で、既存登録なしと判断した場合には、管理サーバ20は、ユーザー側入力フォーム記憶手段49Cに記憶されている新規登録フォーム(ユーザー側入力フォーム)をユーザー端末装置2に送信する(ステップS7006)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図155に示すような新規登録フォーム(ユーザー側入力フォーム)の画面G7002が表示される(ステップS7007)。この画面G7002には、迷子捜索に用いられる各種データを入力するために、例えば、虹彩データ、インプラントチップデータ、肉球データ、唾液コード、DNAデータ、声紋コード、蓄犬登録番号、血液型、迷子捜索用写真、体重、体高、体長、毛の色、毛の長さ、毛の質、耳の形状、耳の色、耳の長さ、鼻の色、尾の色、尾の長さ、尾の形、顔の形、傷跡、その他身体的特徴、性格、備考等の各入力部が設けられている。飼い主は、この画面G7002で、迷子捜索サービスで利用される詳細データを入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7008)。
【0429】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS7009)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS7008の詳細データ入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、入力された詳細データを図6のユーザー側事前登録データベース49Aに保存する(ステップS7010)。
【0430】その後、管理サーバ20は、飼い主(正確には、ペット)に対し、迷子捜索登録番号(迷子捜索サービス専用の登録番号)あるいはメールアドレスを付与してユーザー端末装置2に送信する(ステップS7011)。これらの登録番号あるいはメールアドレスは、ペット毎に付与されるものである。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図156に示すような登録番号あるいはメールアドレスの表示部を含む登録情報確認画面G7003が表示される(ステップS7012)。
【0431】また、ステップS7005で既存登録ありと判断した場合には、管理サーバ20は、該当するペットについての既存登録内容の画面をユーザー端末装置2に送信する(ステップS7013)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図157に示すような既存登録内容の画面G7004が表示される(ステップS7014)。
【0432】飼い主は、図157の既存登録内容の画面G7004を参照し、既存内容に上書きするか否かを選択する(ステップS7015)。ここで、このままの内容でよい(上書きしない)と判断した場合には、前述したステップS7007の図155のユーザー側入力フォームの画面G7002の表示を行い、一方、内容について修正する必要がある(上書きする)と判断した場合には、画面下部の「修正」ボタンをクリックして、前述したステップS7008の処理と同様にして詳細データを修正入力し、修正入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7016)。
【0433】管理サーバ20は、修正入力情報を受信すると、この入力が正しいか否かをチェックする(ステップS7017)。ここで、入力が正しくない場合には、再び、ステップS7016の詳細データの修正入力処理に戻り、一方、入力が正しい場合には、管理サーバ20は、修正入力情報に基づきデータ修正処理を行い、修正後の詳細データを図6のユーザー側事前登録データベース49Aに上書き保存する(ステップS7018)。
【0434】その後、管理サーバ20は、データ修正処理を完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS7019)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図158に示すようなデータ修正の完了を通知する画面G7005が表示される(ステップS7020)。以上により、図145および図146の迷子捜索サービスの登録処理および既存登録情報の更新処理(ユーザー側のサービス登録時)を終了する。
【0435】図147〜図149において、迷子捜索サービスの登録(行政(保健所)側の捕獲迷子登録時)を行う際には、先ず、行政(保健所)は、行政(保健所)端末装置3で、管理サーバ20から送信されてきた図159に示すような行政用の迷子捜索サービスの利用申込画面G7101を表示し、この利用申込画面G7101上で行政用IDあるいはメールアドレス(ここでは、行政用IDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7101)。
【0436】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された行政用IDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS7102)。ここで、一致する番号がない場合には、行政端末装置3の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS7103)、再び、ステップS7101の行政用IDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、行政側入力フォーム記憶手段49Dに記憶されている迷子登録フォーム(行政側入力フォーム)を行政端末装置3に送信する(ステップS7104)。すると、行政端末装置3の画面上には、図160に示すような迷子登録フォーム(第一の行政側入力フォーム)の画面G7102が表示される(ステップS7105)。この画面G7102には、例えば、虹彩による検索、インプラントチップによる検索、肉球による検索、唾液による検索、DNAによる検索、声紋による検索、血液による検索等(これらをまとめて、以下、虹彩等検索という。)を行うことを選択する各選択部と、蓄犬登録番号による検索(以下、蓄犬検索という。)を行うことを選択する選択部と、身体的特徴による検索(以下、特徴検索という。)を行うことを選択する選択部とが設けられている。行政は、この画面G7102で、虹彩等検索か蓄犬検索か特徴検索のいずれを行うかを選択する(ステップS7106)。
【0437】ステップS7106で、特徴検索が選択された場合には、特徴検索選択信号が管理サーバ20に送信され、この特徴検索選択信号を受信した管理サーバ20は、行政側入力フォーム記憶手段49Dに記憶されている迷子登録フォーム(行政側入力フォーム)を行政端末装置3に送信する(ステップS7107)。すると、行政端末装置3の画面上には、図161に示すような迷子登録フォーム(第二の行政側入力フォーム)の画面G7103が表示される(ステップS7108)。この画面G7103には、捕獲した迷子の身体的特徴を入力するために、例えば、種類、種別、地域、年齢、性別(去勢含む)、名前、迷子動物写真、体重、体高、体長、毛の色、毛の長さ、毛の質、耳の形状、耳の色、耳の長さ、鼻の色、尾の色、尾の長さ、尾の形、顔の形、傷跡、その他身体的特徴、性格、備考等の各入力部が設けられている。行政は、この画面G7103で、捕獲した迷子の身体的特徴を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7109)。
【0438】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、図6のユーザー側事前登録データ検索手段29Aにより、受信した捕獲迷子の特徴に基づき図6のユーザー側事前登録データベース49Aを検索し(ステップS7110)、該当データの有無を判断する(ステップS7111)。ここで、該当データなしの場合には、行政端末装置3の画面上に、図162に示すような該当登録無しという検索結果の画面G7104が表示されるので(ステップS7112)、行政は、特徴検索を続行するか否かを判断し(ステップS7113)、続行する場合には、ステップS7109の捕獲迷子の特徴入力処理に戻り、一方、続行しない場合には、ステップS7105の図160の迷子登録フォーム(第一の行政側入力フォーム)の画面G7102の表示に戻る。
【0439】なお、上記のユーザー側事前登録データ検索手段29Aによる検索処理は、ユーザー側の各入力事項と行政側の各入力事項とが全て一致しなければ、該当データ無しになるようにしてもよく、あるいは、双方の各入力事項の大部分が一致していれば、該当データありになるようにしてもよく、さらには、予め定められた主要事項が一致していれば、該当データありになるようにしてもよい。
【0440】ステップS7111で、該当データありの場合には、管理サーバ20は、捕獲迷子の身体的特徴データの登録処理を行い(ステップS7114)、図6の行政側捕獲迷子登録データベース49Bに捕獲迷子のデータを登録する(ステップS7115)。この際、捕獲迷子の身体的特徴データに基づき、迷子のペットの飼い主を検索できる場合には、図6の迷子発見通知手段29Dにより、検索した飼い主に対し、迷子が発見された旨の通知を、例えば電子メールやファクシミリ等で送信することが好ましい。そして、この場合には、飼い主は、自己の操作するユーザー端末装置2で迷子発見通知を受信する。
【0441】その後、管理サーバ20は、行政が捕獲した迷子のペットに対し、迷子登録番号(迷子捜索サービス専用の行政側の登録番号)あるいはメールアドレスを付与し、捕獲迷子データの登録処理完了の通知を行政端末装置3に送信する(ステップS7116)。これらの登録番号あるいはメールアドレスは、ペット毎に付与されるものである。すると、行政端末装置3の画面上には、図163に示すような登録番号あるいはメールアドレスの表示部を含む捕獲迷子データ登録処理完了通知画面G7105が表示される(ステップS7117)。
【0442】また、ステップS7106で、虹彩等検索が選択された場合には、虹彩等検索選択信号が管理サーバ20に送信され、この虹彩等検索選択信号を受信した管理サーバ20は、行政側入力フォーム記憶手段49Dに記憶されている虹彩等データ登録フォーム(行政側入力フォーム)を行政端末装置3に送信する(ステップS7118)。すると、行政端末装置3の画面上には、図164に示すような虹彩等データ登録フォーム(第三の行政側入力フォーム)の画面G7106が表示される(ステップS7119)。この画面G7106には、例えば、捕獲した迷子のペットについての虹彩等データの入力部が設けられている。行政は、この画面G7106で、捕獲した迷子の虹彩等データを入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7120)。
【0443】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、図6のユーザー側事前登録データ検索手段29Aにより、受信した捕獲迷子の虹彩等データに基づき図6のユーザー側事前登録データベース49Aを検索し(ステップS7121)、該当データの有無を判断する(ステップS7122)。ここで、該当データなしの場合には、行政端末装置3の画面上に、前述した図162に示すような該当登録無しという検索結果の画面G7104が表示されるので(ステップS7123)、行政は、虹彩等データを再送するか否かを判断し(ステップS7124)、再送する場合には、ステップS7120の虹彩等データの入力・送信処理に戻り、一方、再送しない場合には、ステップS7105の図160の迷子登録フォーム(第一の行政側入力フォーム)の画面G7102の表示に戻る。
【0444】ステップS7122で、該当データありの場合には、管理サーバ20は、捕獲迷子の虹彩等データの登録処理を行い(ステップS7125)、図6の行政側捕獲迷子登録データベース49Bに捕獲迷子のデータを登録する(ステップS7126)。さらに、管理サーバ20は、捕獲迷子の虹彩等データに基づき、図6のユーザー側事前登録データベース49Aから迷子のペットの飼い主を検索した後(ステップS7127)、図6の迷子発見通知手段29Dにより、検索した飼い主に対し、迷子が発見された旨の通知を、例えば電子メールやファクシミリ等で送信する(ステップS7128)。そして、迷子になった自分のペットを探している飼い主は、自己の操作するユーザー端末装置2で迷子発見通知を受信する(ステップS7129)。
【0445】その後、管理サーバ20は、行政が捕獲した迷子のペットに対し、迷子登録番号(迷子捜索サービス専用の行政側の登録番号)あるいはメールアドレスを付与し、捕獲迷子データの登録処理および飼い主連絡処理完了の通知を行政端末装置3に送信する(ステップS7130)。これらの登録番号あるいはメールアドレスは、ペット毎に付与されるものである。すると、行政端末装置3の画面上には、図165に示すような登録番号あるいはメールアドレスの表示部を含む捕獲迷子データ登録処理および飼い主連絡処理完了通知画面G7107が表示される(ステップS7131)。
【0446】また、ステップS7106で、蓄犬検索が選択された場合には、蓄犬検索選択信号が管理サーバ20に送信され、この蓄犬検索選択信号を受信した管理サーバ20は、行政側入力フォーム記憶手段49Dに記憶されている蓄犬データ登録フォーム(行政側入力フォーム)を行政端末装置3に送信する(ステップS7132)。すると、行政端末装置3の画面上には、図166に示すような蓄犬データ登録フォーム(第四の行政側入力フォーム)の画面G7108が表示される(ステップS7133)。この画面G7108には、例えば、捕獲した迷子のペット(犬)についての蓄犬登録番号等の蓄犬データの入力部が設けられている。行政は、この画面G7108で、捕獲した迷子の蓄犬データ(ここでは、蓄犬登録番号とする。)を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7134)。
【0447】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、図6のユーザー側事前登録データ検索手段29Aにより、受信した捕獲迷子の蓄犬データに基づき図6のユーザー側事前登録データベース49Aを検索し(ステップS7135)、該当データの有無を判断する(ステップS7136)。ここで、該当データなしの場合には、行政端末装置3の画面上に、前述した図162に示すような該当登録無しという検索結果の画面G7104が表示される(ステップS7137)。
【0448】ステップS7136で、該当データありの場合には、管理サーバ20は、捕獲迷子の蓄犬データの登録処理を行い(ステップS7138)、図6の行政側捕獲迷子登録データベース49Bに捕獲迷子のデータを登録する(ステップS7139)。さらに、管理サーバ20は、捕獲迷子の蓄犬データに基づき、図6のユーザー側事前登録データベース49Aから迷子のペットの飼い主を検索した後(ステップS7140)、図6の迷子発見通知手段29Dにより、検索した飼い主に対し、迷子が発見された旨の通知を、例えば電子メールやファクシミリ等で送信する(ステップS7141)。そして、迷子になった自分のペットを探している飼い主は、自己の操作するユーザー端末装置2で迷子発見通知を受信する(ステップS7142)。
【0449】その後、管理サーバ20は、行政が捕獲した迷子のペットに対し、迷子登録番号(迷子捜索サービス専用の行政側の登録番号)あるいはメールアドレスを付与し、捕獲迷子データの登録処理および飼い主連絡処理完了の通知を行政端末装置3に送信する(ステップS7143)。これらの登録番号あるいはメールアドレスは、ペット毎に付与されるものである。すると、行政端末装置3の画面上には、図167に示すような登録番号あるいはメールアドレスの表示部を含む捕獲迷子データ登録処理および飼い主連絡処理完了通知画面G7109が表示される(ステップS7144)。以上により、図147〜図149の迷子捜索サービスの登録処理(行政(保健所)側の捕獲迷子登録時)を終了する。
【0450】図150において、迷子捜索サービスのペット登録情報の削除(ユーザー側のペット死亡時等)を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図168に示すような迷子捜索サービスの登録削除申込画面G7201を表示し、この登録削除申込画面G7201上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7201)。
【0451】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS7202)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS7203)、再び、ステップS7201のペットIDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、既存のサービス登録情報の検索を行い(ステップS7204)、検索した既存登録内容をユーザー端末装置2に送信する(ステップS7205)。
【0452】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図169に示すような既存登録内容の表示画面G7202が表示される(ステップS7206)。飼い主は、この画面G7202の内容を参照して確認し、登録削除をするか否かを判断する(ステップS7207)。ここで、登録削除をしないと判断した場合には、ステップS7201のペットIDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、登録削除をすると判断した場合には、図169の画面G7202の下部に設けられた「削除」ボタンをクリックすると、ユーザー端末装置2の画面上に確認画面が表示されるので、この確認画面で、再度、確認用のペットIDを入力するとともに、削除理由(例えば、ペット死亡等)等を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7208)。
【0453】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、当該ペットに関する迷子捜索用のデータを削除する処理を行い(ステップS7209)、図6のユーザー側事前登録データベース49Aのデータを削除する(ステップS7210)。
【0454】その後、管理サーバ20は、データ削除処理を完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS7211)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図170に示すようなデータ削除処理の完了を通知する画面G7203が表示される(ステップS7212)。以上により、図150の迷子捜索サービスのペット登録情報の削除処理(ユーザー側のペット死亡時等)を終了する。
【0455】図151において、迷子捜索サービスの捕獲迷子登録情報の削除(行政(保健所)側の迷子発見通知後または飼い主引渡後、期限切れ処分時等)を行う際には、先ず、行政(保健所)は、行政(保健所)端末装置3で、管理サーバ20から送信されてきた図171に示すような迷子捜索サービスの行政用の登録削除画面G7301を表示し、この登録削除画面G7301上で行政用IDあるいはメールアドレス(ここでは、行政用IDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7301)。
【0456】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力された行政用IDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS7302)。ここで、一致する番号がない場合には、行政端末装置3の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS7303)、再び、ステップS7301の行政用IDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、迷子登録削除フォームを行政端末装置3に送信する(ステップS7304)。すると、行政端末装置3の画面上には、図172に示すような迷子登録削除フォームの画面G7302が表示される(ステップS7305)。行政は、この画面G7302で、迷子登録番号を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7306)。
【0457】管理サーバ20は、迷子登録番号を受信すると、入力された迷子登録番号と一致する番号があるか否かを確認する(ステップS7307)。ここで、一致する番号がない場合には、再び、ステップS7306の迷子登録番号の入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、既存の迷子登録情報の検索を行い(ステップS7308)、検索した既存登録内容を行政端末装置3に送信する(ステップS7309)。
【0458】すると、行政端末装置3の画面上には、図173に示すような既存登録内容の表示画面G7303が表示される(ステップS7310)。行政は、この画面G7303の内容を参照して確認し、登録削除をするか否かを判断する(ステップS7311)。ここで、登録削除をしないと判断した場合には、ステップS7306の迷子登録番号の入力処理に戻る。一方、登録削除をすると判断した場合には、図173の画面G7303の下部に設けられた「削除」ボタンをクリックすると、行政端末装置3の画面上に確認画面が表示されるので、この確認画面で、削除理由(例えば、迷子発見通知完了、飼い主引渡完了、期限切れ処分実行等)等を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7312)。
【0459】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、当該ペットに関する迷子捜索用のデータを削除する処理を行い(ステップS7313)、図6の行政側捕獲迷子登録データベース49Bのデータを削除する(ステップS7314)。
【0460】その後、管理サーバ20は、データ削除処理を完了した旨の通知を行政端末装置3に送信する(ステップS7315)。すると、行政端末装置3の画面上には、図174に示すようなデータ削除処理の完了を通知する画面G7304が表示される(ステップS7316)。以上により、図151の迷子捜索サービスの捕獲迷子登録情報の削除処理(行政(保健所)側の迷子発見通知後または飼い主引渡後、期限切れ処分時等)を終了する。
【0461】図152および図153において、迷子捜索サービスのユーザー側の検索処理を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた図175に示すような迷子捜索サービスの迷子検索申込画面G7401を表示し、この迷子検索申込画面G7401上で検索対象となるペットのペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7401)。
【0462】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS7402)。ここで、一致する番号がない場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、入力(登録)エラー表示が行われ(ステップS7403)、再び、ステップS7401のペットIDあるいはメールアドレスの入力処理に戻る。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、図6の行政側捕獲迷子登録データ検索手段29Bにより、飼い主により図6のユーザー側事前登録データベース49Aに既に登録されている当該ペットの迷子捜索用のデータに基づき、図6の行政側捕獲迷子登録データベース49Bの迷子登録情報を検索し(ステップS7404)、該当データの有無を判断する(ステップS7405)。ここで、該当データなしの場合には、ユーザー端末装置2の画面上に、図176に示すような該当データ無しという検索結果の画面G7402が表示される(ステップS7406)。
【0463】なお、上記の行政側捕獲迷子登録データ検索手段29Bによる検索処理は、ユーザー側の各入力事項と行政側の各入力事項とが全て一致しなければ、該当データ無しになるようにしてもよく、あるいは、双方の各入力事項の大部分が一致していれば、該当データありになるようにしてもよく、さらには、予め定められた主要事項が一致していれば、該当データありになるようにしてもよい。
【0464】ステップS7405で、該当データありの場合には、管理サーバ20は、捕獲迷子検索結果の一覧表示画面を作成し(ステップS7407)、作成した一覧表示画面を、図6の捕獲迷子検索結果一覧表示画面送信手段29Cにより、ユーザー端末装置2に送信する(ステップS7408)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図177に示すような捕獲迷子検索結果一覧表示画面G7403が表示される(ステップS7409)。飼い主は、この画面G7403で、データ選択入力を行い、入力した選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS7410)。
【0465】管理サーバ20は、選択信号を受信すると、該当ペットについての詳細データを図6の行政側捕獲迷子登録データベース49Bの迷子登録情報から作成し(ステップS7411)、作成した詳細データをユーザー端末装置2に送信する(ステップS7412)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図178に示すような捕獲迷子の詳細データの画面G7404が表示される(ステップS7413)。迷子になった自分のペットを探している飼い主は、この画面G7404の内容を参照し、行政(または管理サーバ20)に連絡するか否かを判断し(ステップS7414)、連絡しない場合には、別の捕獲迷子の詳細データを閲覧するため、ステップS7409の図177の捕獲迷子検索結果一覧表示画面G7403の表示に戻る。一方、連絡する場合には、図178の画面G7404の下部に設けられた「連絡」ボタンをクリックすると、その連絡信号を受信した管理サーバ20が、飼い主発見暫定処理を行い(ステップS7415)、図6の行政側捕獲迷子登録データベース49Bのデータが更新される(ステップS7416)。
【0466】その後、管理サーバ20は、行政(保健所)に対し、飼い主発見暫定通知を送信する(ステップS7417)。この通知の送信は、Web画面による送信であってもよく、あるいは、例えば電子メールやファクシミリ等による送信であってもよい。そして、行政は、行政端末装置3で飼い主発見暫定通知を受信する(ステップS7418)。さらに、管理サーバ20は、飼い主発見暫定処理を完了した旨の通知をユーザー端末装置2に送信する(ステップS7419)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図179に示すような飼い主発見暫定処理完了通知の画面G7405が表示される(ステップS7420)。以上により、図152および図153の迷子捜索サービスのユーザー側の検索処理を終了する。
【0467】図180〜図189には、ペット管理システム10による情報検索処理の流れがフローチャートで示されている。また、図190〜図209には、情報検索処理に伴う画面例が示されている。これらの情報検索処理は、主として図7の情報検索処理手段31および情報検索処理用データベース51により実現されるサービスである。
【0468】図180および図181において、階層検索を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた各サービスに関する情報の階層検索申込画面を表示し、この階層検索申込画面上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8001)。なお、ここでは、階層検索の一例として、基本データベース41に記憶された基本情報について階層検索を行う場合を説明する。他の各サービスに関する情報の階層検索も同様である。
【0469】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS8002)。ここで、一致する番号がない場合には、前述した図19および図20のステップS2001〜S2026のペットIDの登録処理を行う。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、対象情報の存在するデータベース(ここでは、例えば、基本データベース41とする。)から一次階層になるカテゴリー検索フォームを作成してユーザー端末装置2に送信する(ステップS8003)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図190に示すような対象情報カテゴリー検索フォームの画面G8001が表示される(ステップS8004)。飼い主は、この画面G8001で、対象情報を検索するのに適切なカテゴリーを検索または選択し、その選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8005)。
【0470】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、対象となるデータベースから、カテゴリーに応じた二次階層となるトピックを取得し(ステップS8006)、トピック検索フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8007)。なお、ステップS8006での受信内容は、検索履歴データベース51Aやヒット数データベース51Bに登録される。
【0471】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図191に示すようなトピック検索フォームの画面G8002が表示される(ステップS8008)。飼い主は、この画面G8002で、対象情報を検索するのに適切なトピックを検索または選択し、その選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8009)。
【0472】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、対象情報についての情報の分類と目録が現段階で細分化されているか否かを判断し(ステップS8010)、細分化されている場合には、細分化された目録フォームを作成し(ステップS8011)、作成した目録フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8012)。なお、ステップS8010での受信内容は、検索履歴データベース51Aやヒット数データベース51Bに登録される。
【0473】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図192に示すような目録フォームの画面G8003が表示される(ステップS8013)。飼い主は、この画面G8003で、表示された目録フォームの中から、対象情報を検索するのに適切なトピックを検索または選択し、その選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8014)。
【0474】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、ステップS8010の処理に戻り、再び、対象情報についての情報の分類と目録が現段階で細分化されているか否かを判断し、以降、対象情報についての情報の分類と目録がこれ以上細分化されていないと判断されるまで、ステップS8010〜S8014のループ処理が繰り返される。
【0475】一方、ステップS8010で、対象情報についての情報の分類と目録が現段階で細分化されていないと判断された場合には、管理サーバ20は、該当情報の任意の項目より構成される一覧フォームを作成し(ステップS8015)、該当レコードの一覧フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8016)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図193に示すような該当レコードの一覧フォームの画面G8004が表示される(ステップS8017)。飼い主は、この画面G8004で、該当するレコードを一覧フォームから検索または選択し、その選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8018)。
【0476】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、対象となるデータベース(ここでは、例えば、基本データベース41とする。)から該当レコードの詳細フォームを作成するとともに、ユーザー検索履歴データベース51Aを作成し、かつ、ヒット数データベース51Bを作成し(ステップS8019)、該当レコードの詳細フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8020)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図194に示すような該当レコードの詳細フォームの画面G8005が表示され(ステップS8021)、飼い主による閲覧に供される(ステップS8022)。以上に述べた図180および図181の階層検索処理は、主として図7の階層検索処理手段31Aにより行われるものである。
【0477】図182および図183において、フリーワード検索を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた各サービスに関する情報のフリーワード検索申込画面を表示し、このフリーワード検索申込画面上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8101)。なお、ここでは、フリーワード検索の一例として、基本データベース41に記憶された基本情報についてフリーワード検索を行う場合を説明する。他の各サービスに関する情報のフリーワード検索も同様である。
【0478】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS8102)。ここで、一致する番号がない場合には、前述した図19および図20のステップS2001〜S2026のペットIDの登録処理を行う。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、対象情報の存在するデータベース(ここでは、例えば、基本データベース41とする。)からフリーワード検索フォームを作成してユーザー端末装置2に送信する(ステップS8103)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図195に示すような対象情報フリーワード検索フォームの画面G8101が表示される(ステップS8104)。この画面G8101には、検索語の入力部が設けられている。飼い主は、この画面G8101で、対象情報を検索するのに適切なキーワードを入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8105)。なお、AND検索、OR検索、NOT検索に応じた複数のキーワードから条件検索を行うことが可能となっている。
【0479】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、受信したキーワードから該当情報を検索し、該当情報の任意の項目より構成される一覧フォームを作成し(ステップS8106)、該当レコードの一覧フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8107)。なお、ステップS8106での受信内容は、検索履歴データベース51Aやヒット数データベース51Bに登録される。
【0480】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図196に示すような該当レコードの一覧フォームの画面G8102が表示される(ステップS8108)。この画面G8102には、追加検索語の入力部が設けられている。飼い主は、この画面G8102で、対象情報のキーワード絞込検索が必要か否かを判断し(ステップS8109)、絞込検索が必要と判断した場合には、図197の該当レコードの一覧フォームの画面G8103に示す如く、絞込検索に必要なキーワード(図示の例では、「東京」)を入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8110)。なお、AND検索、OR検索、NOT検索に応じた複数のキーワードから条件検索を行うことが可能となっている。
【0481】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、受信したキーワードから該当情報を検索し、該当情報の任意の項目より構成される一覧フォームを作成し(ステップS8111)、該当レコードの一覧フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8112)。なお、ステップS8111での受信内容は、検索履歴データベース51Aやヒット数データベース51Bに登録される。
【0482】すると、ステップS8108の処理に戻り、ユーザー端末装置2の画面上には、再び、図196に示すような該当レコードの一覧フォームの画面G8102が表示される。飼い主は、この画面G8102で、再び、対象情報のキーワード絞込検索が必要か否かを判断し(ステップS8109)、以降、絞込検索が必要でないと判断されるまで、ステップS8108〜S8112のループ処理が繰り返される。
【0483】一方、ステップS8109で、絞込検索が必要でないと判断された場合には、飼い主は、図196の該当レコードの一覧フォームの画面G8102で、該当するレコードを一覧フォームから検索または選択し、その選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8113)。
【0484】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、対象となるデータベース(ここでは、例えば、基本データベース41とする。)から該当レコードの詳細フォームを作成するとともに、ユーザー検索履歴データベース51Aを作成し、かつ、ヒット数データベース51Bを作成し(ステップS8114)、該当レコードの詳細フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8115)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図198に示すような該当レコードの詳細フォームの画面G8104が表示され(ステップS8116)、飼い主による閲覧に供される(ステップS8117)。以上に述べた図182および図183のフリーワード検索処理は、主として図7のフリーワード検索処理手段31Bにより行われるものである。
【0485】図184および図185において、条件検索を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた各サービスに関する情報の条件検索申込画面を表示し、この条件検索申込画面上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8201)。なお、ここでは、条件検索の一例として、基本データベース41に記憶された基本情報について条件検索を行う場合を説明する。他の各サービスに関する情報の条件検索も同様である。
【0486】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS8202)。ここで、一致する番号がない場合には、前述した図19および図20のステップS2001〜S2026のペットIDの登録処理を行う。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、対象情報の存在するデータベース(ここでは、例えば、基本データベース41とする。)から条件検索フォームを作成してユーザー端末装置2に送信する(ステップS8203)。
【0487】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図199に示すような対象情報の情報検索フォームの画面G8201が表示される(ステップS8204)。この画面G8201には、例えば、ペットID、動物の名前、動物の種類、種別、生年月日、性別、地域、血統書の有無、飼い主ID、飼い主の名前、飼い主の住所、その他含まれる語句等の各入力部が設けられている。飼い主は、この画面G8201で、対象情報を検索するのに適切な条件項目を選択し(ステップS8205)、選択した条件項目に検索内容を入力し、あるいは候補項目より条件を選択入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8206)。
【0488】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、受信した条件項目から該当情報を検索し、該当情報の任意の項目より構成される一覧フォームを作成し(ステップS8207)、該当レコードの一覧フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8208)。なお、ステップS8207での受信内容は、検索履歴データベース51Aやヒット数データベース51Bに登録される。
【0489】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図200に示すような該当レコードの一覧フォームの画面G8202が表示される(ステップS8209)。この画面G8202には、検索項目の入力部が設けられている。飼い主は、この画面G8202で、対象情報の絞込検索が必要か否かを判断し(ステップS8210)、絞込検索が必要と判断した場合には、図201の該当レコードの一覧フォームの画面G8203に示す如く、絞込検索に必要な検索項目(図示の例では、「東京」)を入力するか、あるいは任意の候補項目より検索項目を選択入力し、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8211)。
【0490】管理サーバ20は、入力情報を受信すると、受信した検索項目から該当情報を検索し、該当情報の任意の項目より構成される一覧フォームを作成し(ステップS8212)、該当レコードの一覧フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8213)。なお、ステップS8212での受信内容は、検索履歴データベース51Aやヒット数データベース51Bに登録される。
【0491】すると、ステップS8209の処理に戻り、ユーザー端末装置2の画面上には、図202の該当レコードの一覧フォームの画面G8204に示す如く、対象情報が前回よりも絞り込まれた状態の画面が表示される。飼い主は、この画面G8204で、再び、対象情報の絞込検索が必要か否かを判断し(ステップS8210)、以降、絞込検索が必要でないと判断されるまで、ステップS8209〜S8213のループ処理が繰り返される。
【0492】一方、ある程度、対象情報が絞り込まれた状態となり、ステップS8210において、絞込検索が必要でないと判断された場合には、飼い主は、図202の該当レコードの一覧フォームの画面G8204で、該当するレコードを一覧フォームから検索または選択し、その選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8214)。
【0493】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、対象となるデータベース(ここでは、例えば、基本データベース41とする。)から該当レコードの詳細フォームを作成するとともに、ユーザー検索履歴データベース51Aを作成し、かつ、ヒット数データベース51Bを作成し(ステップS8215)、該当レコードの詳細フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8216)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図203に示すような該当レコードの詳細フォームの画面G8205が表示され(ステップS8217)、飼い主による閲覧に供される(ステップS8218)。以上に述べた図184および図185の条件検索処理は、主として図7の条件検索処理手段31Cにより行われるものである。
【0494】図186および図187において、履歴検索を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた各サービスに関する情報の履歴検索申込画面を表示し、この履歴検索申込画面上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8301)。なお、ここでは、履歴検索の一例として、基本データベース41に記憶された基本情報について履歴検索を行う場合を説明する。他の各サービスに関する情報の履歴検索も同様である。
【0495】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS8302)。ここで、一致する番号がない場合には、前述した図19および図20のステップS2001〜S2026のペットIDの登録処理を行う。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、対象情報に関する履歴範囲フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8303)。
【0496】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図204に示すような対象情報に関する履歴範囲フォームの画面G8301が表示される(ステップS8304)。この画面G8301には、検索起点の日付を入力する検索起点入力部と、検索期間を入力する検索期間入力部とが設けられている。飼い主は、この画面G8301で、履歴範囲を任意の検索期間から選択するか、あるいは日時や時刻を指定する(ステップS8305)。
【0497】そして、履歴情報がユーザー端末装置2側か管理サーバ20側のどちらの側に記憶されているのかを判断し(ステップS8306)、管理サーバ20側と判断された場合には、選択指定した履歴範囲を管理サーバ20に送信する(ステップS8307)。管理サーバ20は、選択指定情報を受信すると、管理サーバ20の内部の履歴情報、任意の履歴検索項目、あるいはカタログ情報を、選択指定された履歴範囲より抽出する(ステップS8308)。なお、ステップS8308での受信内容は、検索履歴データベース51Aやヒット数データベース51Bに登録される。
【0498】一方、ステップS8306で、履歴情報がユーザー端末装置2側に記憶されていると判断された場合には、ユーザー端末装置2の内部の履歴情報、任意の履歴検索項目、あるいは任意のカタログ情報を、選択指定された履歴範囲より抽出し、管理サーバ20に送信する(ステップS8309)。
【0499】続いて、管理サーバ20は、ユーザー端末装置2から履歴情報あるいは履歴検索項目を受信した場合(ステップS8310)、および、ステップS8308で管理サーバ20の内部の履歴情報や履歴検索項目やカタログ情報を抽出した場合には、履歴検索項目より該当レコードの一覧フォームを作成し(ステップS8311)、作成した該当レコードの一覧フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8312)。なお、ステップS8310での受信内容は、検索履歴データベース51Aやヒット数データベース51Bに登録される。
【0500】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図205に示すような該当レコードの一覧フォームの画面G8302が表示される(ステップS8313)。飼い主は、この画面G8302で、履歴検索情報が適切か否かを判断し(ステップS8314)、適切でないと判断した場合には、ステップS8305に戻り、再度、履歴範囲を任意の検索期間から選択するか、あるいは日時や時刻を指定する処理を行う。
【0501】一方、ステップS8314で、履歴検索情報が適切であると判断した場合には、該当するレコードを一覧フォームから検索または選択し、その選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8315)。
【0502】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、対象となるデータベース(ここでは、例えば、基本データベース41とする。)から該当レコードの詳細フォームを作成するとともに、ユーザー検索履歴データベース51Aを作成し、かつ、ヒット数データベース51Bを作成し(ステップS8316)、該当レコードの詳細フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8317)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図206に示すような該当レコードの詳細フォームの画面G8303が表示され(ステップS8318)、飼い主による閲覧に供される(ステップS8319)。以上に述べた図186および図187の履歴検索処理は、主として図7の履歴検索処理手段31Dにより行われるものである。
【0503】図188および図189において、ヒット数検索を行う際には、先ず、飼い主は、ユーザー端末装置2で、管理サーバ20から送信されてきた各サービスに関する情報のヒット数検索申込画面を表示し、このヒット数検索申込画面上でペットIDあるいはメールアドレス(ここでは、ペットIDとする。)の入力を行い、入力した情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8401)。なお、ここでは、ヒット数検索の一例として、基本データベース41に記憶された基本情報についてヒット数検索を行う場合を説明する。他の各サービスに関する情報のヒット数検索も同様である。
【0504】次に、管理サーバ20は、この入力情報を受信すると、入力されたペットIDと一致する番号があるか否かを確認する(ステップS8402)。ここで、一致する番号がない場合には、前述した図19および図20のステップS2001〜S2026のペットIDの登録処理を行う。一方、一致する番号があった場合には、管理サーバ20は、対象情報に関するヒット数範囲フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8403)。
【0505】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図207に示すような対象情報に関するヒット数範囲フォームの画面G8401が表示される(ステップS8404)。この画面G8401には、例えば、ヒット数順番(多い順または少ない順)、検索件数、検索起点の日付、検索期間、ワード絞込み、カテゴリ等の各入力部が設けられている。飼い主は、この画面G8401で、ヒット数の多少あるいはヒット数の範囲を選択するとともに、任意の検索期間を選択するか、あるいは日時や時刻を指定する(ステップS8405)。
【0506】そして、ヒット数情報がユーザー端末装置2側か管理サーバ20側のどちらの側に記憶されているのかを判断し(ステップS8406)、管理サーバ20側と判断された場合には、選択指定したヒット数範囲を管理サーバ20に送信する(ステップS8407)。管理サーバ20は、選択指定情報を受信すると、管理サーバ20の内部の履歴情報、任意の履歴検索項目、あるいはカタログ情報を、ヒット数に応じて、指定されているヒット数範囲より抽出する(ステップS8408)。なお、ステップS8408での受信内容は、検索履歴データベース51Aやヒット数データベース51Bに登録される。
【0507】一方、ステップS8406で、ヒット数情報がユーザー端末装置2側に記憶されていると判断された場合には、ユーザー端末装置2の内部の履歴情報、任意の履歴検索項目、あるいは任意のカタログ情報を、ヒット数に応じて、指定されているヒット数範囲より抽出し、管理サーバ20に送信する(ステップS8409)。
【0508】続いて、管理サーバ20は、ユーザー端末装置2からヒット数情報あるいはヒット数検索項目を受信した場合(ステップS8410)、および、ステップS8408で管理サーバ20の内部の履歴情報や履歴検索項目やカタログ情報を抽出した場合には、ヒット数検索項目より該当レコードの一覧フォームを作成し(ステップS8411)、作成した該当レコードの一覧フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8412)。なお、ステップS8410での受信内容は、検索履歴データベース51Aやヒット数データベース51Bに登録される。
【0509】すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図208に示すような該当レコードの一覧フォームの画面G8402が表示される(ステップS8413)。飼い主は、この画面G8402で、ヒット数検索情報が適切か否かを判断し(ステップS8414)、適切でないと判断した場合には、ステップS8405に戻り、再度、ヒット数の多少あるいはヒット数の範囲を選択するとともに、任意の検索期間を選択するか、あるいは日時や時刻を指定する処理を行う。
【0510】一方、ステップS8414で、ヒット数検索情報が適切であると判断した場合には、該当するレコードを一覧フォームから検索または選択し、その選択情報を管理サーバ20に送信する(ステップS8415)。
【0511】管理サーバ20は、選択情報を受信すると、対象となるデータベース(ここでは、例えば、基本データベース41とする。)から該当レコードの詳細フォームを作成するとともに、ユーザー検索履歴データベース51Aを作成し、かつ、ヒット数データベース51Bを作成し(ステップS8416)、該当レコードの詳細フォームをユーザー端末装置2に送信する(ステップS8417)。すると、ユーザー端末装置2の画面上には、図209に示すような該当レコードの詳細フォームの画面G8403が表示され(ステップS8418)、飼い主による閲覧に供される(ステップS8419)。以上に述べた図188および図189のヒット数検索処理は、主として図7のヒット数検索処理手段31Eにより行われるものである。
【0512】このような本実施形態によれば、次のような効果がある。すなわち、ペット管理システム10は、家系図作成手段22Aおよび家系図データベース42Aを備えているので、家系図データベース42Aに記憶された家系図情報に基づき、ペットの家系図を自動的に作成することができる。このため、ペット同士の間の関係を明確に把握することができる。例えば、従来、オスのペットの飼い主は、自分の飼っているペットの子供がその後どこでどのようにして育っているのかという情報を知ることが困難であり、また、メスのペットの飼い主であっても、自分の飼っているペットの子供が、貰われた先でどのように成長しているのかという情報を知ることが困難であったが、これらの情報を容易に把握することができる。
【0513】そして、このような家系図情報を世代を超えて家系図データベース42Aに蓄積していけば、管理サーバ20により、子供だけではなく、孫や曾孫の代に渡っても情報を取得することができる。
【0514】また、このような家系図を作成すれば、由緒正しい新しい血統を作り出すことができ、血統書の代用とすることができる。このため、ペットについての血統に基づく適性を把握することもできるので、ペットの人間社会に対する役割を大きく、かつ的確に引き出すことができる。
【0515】さらに、このような家系図を作成すれば、飼い主が死亡した際に、家系図を参照して、その飼い主が飼っていたペットの引取先を検索したり、そのペットの親族等の飼い主に引取依頼の通知を出したり、連絡をとって引取りの交渉をしたりすることもできる。
【0516】また、飼い主からペットのDNAを調査するための媒体(例えば、体毛等)または調査結果を提供してもらい、家系図情報としてDNAデータを家系図データベース42Aに蓄積保存してもよい。このようにすれば、管理サーバ20の親族鑑定手段により、DNAによる親族鑑定を行うことができる。
【0517】そして、家系図サービス用データベース42は、ペットの個体特徴を記憶する個体情報データベース42Bを備えているので、家系図作成手段22Aにより、家系図の中に個体特徴の表示を含めることができる。このため、家系図から得られる情報が増加し、自分の飼っているペットと一定の関係にある家系図に含まれる他のペットについての詳細情報を得ることができるので、飼い主による情報取得の、より一層の容易化を図ることができる。
【0518】また、連絡フォーム記憶手段42C、連絡フォーム送信手段22B、および連絡内容通知手段22Cが設けられているので、連絡フォームを用いて、家系図に含まれる他のペットの飼い主と容易に連絡をとることができる。このため、家系図に含まれる他のペットについての情報を容易に取得することができる。
【0519】さらに、ペット管理システム10は、管理サーバ20を介してユーザー端末装置2を操作する飼い主同士に情報交換をさせることにより結婚プロデュースを行うことができる。このため、ペットの結婚相手を容易に探すことができるうえ、結婚相手候補のペットについての個体特徴を参照することができるので、自分の納得のいく相手を探すことができる。従って、人間社会に対して大きな役割を果たすペットを繁栄させることができ、また、結婚相手を探すことを通じ、自分の飼っているペットに対して愛護の精神や愛着の精神が沸いてくることから、飼い主のモラル向上を図ることもできる。
【0520】また、ペット管理システム10は、コメントデータベース45B、対応コメント検索手段25A、およびコメント付加画面送信手段25Bを備えているので、図109の健康入力フォームを用いて飼い主により入力された健康状態に、予め用意された診断コメントを自動的に付して画面表示することができる(図110参照)。このため、飼い主は、ペットの健康管理を行ううえで有用な情報を、迅速かつ低コストで得ることができる。また、ペットの健康状態を日々チェックできるので、ペットの健康維持を容易に行うことができ、ひいてはペットが人間にもたらす各種の効果も、より一層確実に得ることができる。さらに、ペットの日々の健康管理を行うことで、自分の飼っているペットに対する愛護の精神や愛着の精神を向上させることができるので、飼い主のモラルを向上させることもできる。
【0521】そして、ペット管理システム10は、健康状態表示グラフ作成手段25Cを備えているので、個体健康用データベース45Aに記憶されたデータに基づき、健康状態の経時変化を含む表示を行うグラフを自動的に作成することができる。このため、飼い主は、作成されたグラフを参照することにより、ペットの健康チェックを容易に行うことができる。
【0522】また、ペット管理システム10は、診療補助資料作成手段25Dを備えているので、例えばペットが病気になったとき等に、獣医等の診断者に対し、診療補助資料を作成して送信または送付することができる。このため、獣医等の診断者の診療サポートを行うことができる。
【0523】さらに、ペット管理システム10は、DNAデータベース45EおよびDNA情報検索手段25Lを備えているので、飼い主は、DNA情報からペットの潜在的な体質や注意事項を把握することができる。
【0524】そして、ペット管理システム10は、知識データベース45Dおよび理想状態検索手段25Kを備えているので、例えば、あるペットについての理想体型や理想運動量等の理想的な状態(各値の適正値や平均値、あるいは各状態の適正状態や平均的状態)を検索することができる。具体的には、例えば、ある種類のオス猫が、ある年令に達し、その時の季節が春夏秋冬のいつならば、体重や体高や体長等の各平均値(適正値)は、いくらである等の情報を容易に得ることができる。
【0525】また、ペット管理システム10は、思い出データベース44A、思い出データ入力フォーム記憶手段44B、思い出データ検索フォーム記憶手段44C、思い出データ検索手段24A、および思い出日記表示画面送信手段24Bを備えているので、ペットに対する飼い主の日々の思い出日記の記録および閲覧を行うことができる。このため、ペットに対する愛護の精神や愛着の精神が沸いてくることから、飼い主のモラルを向上させることができる。
【0526】さらに、記録済みの思い出日記を閲覧するにあたり、日付を直接に入力して思い出日記を画面表示させるダイレクト表示と、先ず月を入力してカレンダーを画面表示させるカレンダー表示とを選択できるので、システムの操作性や使い勝手の向上を図ることができ、飼い主の負担を軽減できるとともに、この負担軽減により飼い主のシステム利用頻度を向上させることができるため、より一層徹底したペット管理を行うことができる。
【0527】そして、ペット管理システム10は、思い出アルバム作成手段24Cを備えているので、ペットに対する飼い主の数々の思い出を容易にまとめることができる。このため、ペットに対する愛護の精神や愛着の精神をより一層向上させることができ、飼い主のモラルをより一層向上させることができる。
【0528】また、ペット管理システム10は、ユーザー側事前登録データベース49A、ユーザー側入力フォーム記憶手段49C、行政側入力フォーム記憶手段49D、およびユーザー側事前登録データ検索手段29Aを備えているので、飼い主は、自分の飼っているペットが迷子になったときに備えて、事前にそのペットの個体情報を登録しておくことができ、行政が迷子になったペットを捕獲した際に、そのデータを用いて迷子になったペットの飼い主を探すことができる。このため、迷子の発見を容易に行うことができ、飼い主の手間や心配を軽減できるうえ、迷子発見の容易化に伴い、そのペット自身も、早期に飼い主の元に戻れることから、人間社会に対する役割を充分に果たすことができる。
【0529】さらに、万一、飼い主がペットを捨てたとしても、行政がそのペットを捕獲した際には、飼い主だった者を特定することができるので、これにより捨てペットの防止を図ることができ、飼い主のモラルを向上させることができる。
【0530】そして、ペット管理システム10は、行政側捕獲迷子登録データベース49B、行政側捕獲迷子登録データ検索手段29B、および捕獲迷子検索結果一覧表示画面送信手段29Cを備えているので、飼い主は、自分の飼っているペットが迷子になったときに、行政の登録した捕獲迷子についてのデータを検索し、迷子になった自分の飼っていたペットを見つけることができる。このため、飼い主の手間を、より一層軽減できる。
【0531】また、ペット管理システム10は、迷子発見通知手段29Dを備えているので、迷子が発見された旨の情報を、飼い主に早期に伝達することができるため、飼い主の不安を早期に解消させることができ、ペットを早期に飼い主の元に戻すことができる。
【0532】さらに、ペット管理システム10では、迷子捜索用のユーザー側入力フォームおよび行政側入力フォームを用いて入力できるペットの個体情報として、DNAデータ、虹彩データ、インプラントチップデータ、肉球データ等が含まれるので、個体の特定の容易化、確実化を図ることができる。このため、迷子発見の容易化、捨てペットの防止を、より一層図ることができる。
【0533】そして、ペット管理システム10は、保険サービス提供手段30および保険サービス用データベース50を備えているので、種別・年齢別の保険料設定しか行うことができなかった従来の場合に比べ、種別・年齢別に加え、個体の遺伝情報を基盤とした料率設定を行うことができる。また、寿命・症例・外傷事例等の豊富なデータおよび判例等による多角的なデータに基づく料率設定を行うことで、より確実な料率設定を行うことができる。さらに、虹彩データ、DNAデータ、インプラントチップデータ、肉球データ等により、完全な個体識別を行うことができるので、安全で確実な保険サービスを実現することができる。
【0534】なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
【0535】すなわち、前記実施形態のシステムは、ペット管理システム10となっていたが、本発明の生物管理システムは、これに限定されるものではなく、ペット以外の生物、例えば牛や馬や羊等の家畜を管理する家畜管理システム等であってもよい。
【0536】また、前記実施形態では、ペット管理システム10は、家系図サービス、結婚プロデュースサービス、思い出日記サービス、健康セルフチェック等の健康管理サービス、行政支援サービス、一生スケジュールサービス、遺伝子情報サービス、迷子捜索サービス、および保険サービスを提供するシステムとなっていたが、ペットの個体データを管理サーバで管理することにより、これら以外にも様々なサービスを提供することができる。例えば、前記実施形態では、血液データを迷子捜索サービスに用いていたが、怪我をしたペットの治療支援サービス等に用いてもよい。
【0537】その他にも、例えば、民間サービス業者端末装置7と管理サーバ20との間でネットワーク1を介して情報交換を行うことにより、民間サービス業者としては、的確なニーズの把握、より良い商品の開発・製造、宣伝活動等を行うことができ、管理サーバ20の運用者としては、各種の民間サービスの紹介、民間サービスとの提携等により、ペット管理システム10の内容の充実、利便性の向上等を図ることができる。
【0538】さらに、前記実施形態のペット管理システム10で行われていた各サービスと併せて、例えば、留守番監視サービス、種別データベース(図鑑)の作成、全国獣医マップの作成、ペットショップマップ作成、ペットシッター紹介、冠婚葬祭の挙行、トリミングカタログ作成、美容情報配信、ペットフード栄養分析、獣医QアンドA、動物ホームページ系統分類検索エンジン、交流掲示板、品評会情報およびネット品評会、犬猫グッズ販売、世界の犬・猫動画配信サービス、世界の希少動物動画配信サービス、GPSチップ埋め込み首輪開発、法律相談等の各種サービスを行うようにしてもよい。
【0539】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、管理サーバ、生物の飼い主の操作するユーザー端末装置、あるいは行政の操作する行政端末装置を、ネットワークで接続して生物管理システムを構成し、管理サーバに接続されたデータベースに生物に関するデータを登録することにより、飼い主に対し、生物についての家系図作成、結婚プロデュース、思い出日記、健康管理、あるいは迷子捜索の各サービスを提供するので、生物の管理を徹底して行うことができ、生物の人間社会に対する役割向上あるいは生物に対する人間のモラル向上を図ることができるという効果がある。
【出願人】 【識別番号】899000068
【氏名又は名称】学校法人早稲田大学
【出願日】 平成14年3月11日(2002.3.11)
【代理人】 【識別番号】100114638
【弁理士】
【氏名又は名称】中野 寛也
【公開番号】 特開2003−263488(P2003−263488A)
【公開日】 平成15年9月19日(2003.9.19)
【出願番号】 特願2002−65078(P2002−65078)