岡山放送局

2009年1月10日 19時47分更新

緊急就農相談会


景気の冷え込みで雇用情勢が悪化する中、仕事を失った人たちにも農業で働くことに興味を持ってもらおうと、JA岡山中央会などが緊急の相談会を開きました。
この相談会はJA岡山中央会などで作る「岡山県担い手対策推進本部」が開いたものです。

推進本部では、新たな農業の担い手を増やそうとこうした相談会を県の内外で開いていますが、雇用をめぐる情勢が急速に悪化する中、仕事を失った人たちにも農業で働くという選択肢を考えてもらおうと当初の予定になかった10日も相談会を開くことにしたものです。

会場にはもともと農業に興味を持っていた人に加えて職を失った人も訪れ、相談員から農業をはじめた人の具体例などについて説明を受けていました。

自動車部品の工場を解雇されたという倉敷市の男性は、「定年後にやろうと思っていた、花を栽培する仕事を探している。これから農業法人などにも直接詳しく話を聞いてよく考えたい」と話していました。

この緊急就農相談会は1月24日にも、岡山市の「サン・ピーチOKAYAMA」で開かれることになっています。