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最終更新:2009年1月10日(土) 18時4分

ガザ市民の避難先を砲撃、30人死亡

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 イスラエル軍によるガザ攻撃開始から10日で2週間となりました。攻撃が続く中、イスラエル軍がパレスチナ住民を避難させた民家を砲撃し、およそ30人が死亡していたことが分かりました。

 国連安全保障理事会が停戦を求める決議を採択したにもかかわらず、イスラエルは「決議に実効性はない」などとして、10日もガザ攻撃を続けています。

 ガザでの死者は、ついに800人を超えました。こうした中、国連が発表した新しい報告書の内容が波紋を広げています。

 今月初め、イスラエル軍はガザ中心部のザイトゥン地区で、およそ100人のガザ市民が避難していた民家に砲撃を加え、子どもを含むおよそ30人が死亡したのです。この民家に人々を誘導したのは、イスラエル軍だったといいます。

 「突然、大勢のイスラエル兵が訪ねてきて驚きました。イスラエル兵は私たちに、(砲撃された)家に行くように言いました」(砲撃現場にいた住民)

 「お母さんを捜しに行ったら死んでいて、兄弟たちも死にました」(少年)

 イスラエル軍は、「ガザ市民を民家に誘導していない」として、事実関係を否定しています。

 国連の決議を無視する形で続けられる戦闘で、ガザでの惨状がさらに拡大することが、今、強く懸念されています。(10日17:38)