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着床前診断で乳がん遺伝子ゼロの女児誕生、英国

  • 2009年01月10日 13:57 発信地:ロンドン/英国
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米ニューヨーク(New York)にある研究所で働く研究員(2008年12月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Chris Hondros

【1月10日 AFP】英国の27歳の女性が同国で初めて、着床前遺伝子診断で乳がんリスクを高めるBRCA 1と呼ばれる遺伝子を持たない受精卵を選び妊娠、女児を出産した。ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(University College LondonUCL)の医師団が9日、発表した。母子ともに健康だという。

 女性は夫の家系に乳がんの発症が多かったため診断を希望した。医師団は、娘に遺伝しないとの保障が得られて夫婦は胸をなで下ろしていると話した。

 BRCA 1を持つ女性では、乳がん発症率は80%、卵巣がん発症率も60%に上る。また、子どもに遺伝する確率は50%だという。

 着床前遺伝子診断は英国でも2006年に認可され、嚢(のう)胞性線維症などの疾病について体外受精による受精卵のスクリーニングに利用されている。英国では比較的珍しいが、米国やベルギーでは乳がんリスクのスクリーニングとして行われている。(c)AFP

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