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日本生物科学研究所は1959年に設立され、無菌ミニ豚およそ400匹を飼育している。 毛のないヌードミニ豚やヌードウサギを開発するなど、日本の代表的な実験動物研究所だ。
今回の無菌ミニ豚の無償寄贈は、国家霊長類センターの張奎泰(チャン・キュテ)センター長と彼の日本東京大学博士課程の恩師である高橋教授が日本生物科学研究所側を繰り返し説得したことで実現した。 両機関の間で共同研究の了解覚書も交換し、日本生物科学研究所の科学者を韓国に招請してセミナーを開くことも怠らなかった。
こうした努力に感動した日本生物科学研究所側が種豚も譲ってくれたのだ。 さらに仁川(インチョン)空港までの航空費52万円も全額負担してくれた。 この研究所が外国に種豚を分譲したのは今回が初めて。 このため日本で関連手続きを踏み、無菌運送装置を製作するのに6カ月かかった。 普通共同研究をする場合、去勢した豚を提供する。 繁殖できないようにする措置だ。
これまで国内の需要量はほとんど輸入に依存してきた。 国内には研究用のミニ豚供給業者が一つあるが、準無菌(SPF)級で品質が落ち、実験の利用には限界がある。 年間の国内需要は70億-100億ウォン。 国家霊長類センターは今後、種豚を活用して大量繁殖させ、国内で必要な生命工学実験用の無菌ミニ豚を供給する計画だ。
日本の血統付き無菌ミニ豚が韓国へ(1)