ジャワ島地震、死者3068人に…20万人が家失う
【ジャカルタ=黒瀬悦成】インドネシア・ジャワ島中部で27日午前5時54分(日本時間同7時54分)発生したマグニチュード(M)6・3の大地震で、同国政府の災害対策本部は同夜、ジョクジャカルタ特別州を中心に3068人の死亡が確認されたことを明らかにした。
負傷者は数千人に上るとみられるほか、インドネシア赤十字によると、20万人以上が家を失ったとされ、インドネシアとしては2005年3月28日に1700人以上が死亡したスマトラ島沖地震を上回る大惨事となった。
現地からの情報によると、ジョクジャカルタ特別州では民家などが倒壊し、多くの住民が逃げる間もなく壊れた建物の下敷きになった。震源地に比較的近い同州南部のバントゥル市では、大半の建物が全半壊したとの情報もある。
(読売新聞) - 5月28日1時54分更新
日本の支援に期待=ジャワ島地震を救援-世銀総裁
世界銀行のウルフォウイッツ総裁は27日、京都市内で記者会見し、「日本は(世銀の)第2の株主であると共に、貧困削減と成長・開発に向けての貴重なパートナー」と述べ、海外援助における日本の重要性を強調した。
同総裁は小泉純一郎首相が4月に現職首相として初めてアフリカを訪問したことなどを評価。そのうえで、世界で最も貧しい地域としてアフリカのサブ・サハラ地域を挙げ、「日本からは遠い国だが、植民地など軍事的絡みがない日本には重要な役割がある」と支援に期待を寄せた。
また、インドネシアのジャワ島中部を襲った巨大地震について、「世銀として、被害の状況やニーズを把握している最中だ。必ず支援・救援に駆け付ける」と語った。 (時事通信) - 5月27日23時0分更新
世界遺産のヒンズー教寺院群が被害=インドネシア・ジャワ島地震
【ジャカルタ27日時事】インドネシア・ジャワ島中部で27日起きた地震で、中ジャワ州にある世界遺産のヒンズー教寺院群プランバナンの大半の建造物が全壊または半壊した。同国文化・観光省によれば、がれきの撤去には1年を要する見通しで、修復のめどは立っていないという。
プランバナンは世界で最も美しいヒンズー教寺院と言われ、200以上の寺院から成る。同じく世界遺産に登録されている同州の仏教遺跡ボロブドゥールとともに、日本からの観光客も多い。
(時事通信) - 5月27日19時0分更新
自称先進国の対応を見守りたいと思います。