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あの自殺した松岡元農相を脅かした男

●「本当に働こうという人か」

「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まってきているのか」

 東京・日比谷公園の「年越し派遣村」に集まった500人の失業者をこう評し、野党から総スカンを食らった自民党の坂本哲志総務政務官(58)。6日に慌てて発言を撤回し、謝罪会見を開いたが、職を失った労働者などからは「辞めろ」の大合唱だ。一体どういう男なのか。

 坂本は熊本県大津町出身。中大法学部を卒業後、地元の熊本日日新聞に就職。15年間勤め、91年に熊本県議選に自民党公認で出馬し当選。4期務めた後、03年の衆院選で熊本3区から無所属で出馬し、現職の松岡利勝議員を競り負かして初当選を果たしている。

「熊日記者時代は、県政担当。地方紙で県庁詰記者は花形だから、優秀だったハズです。当時、現政調会長代理の園田博之衆院議員(熊本4区)に気に入られたのが、政治家転身のきっかけになったと聞いている。県民性を表す『肥後もっこす』そのものというのか、昔から反骨精神ムキ出しのヒネくれた性格だった。今回の発言は、思わず本音が漏れたのが真相でしょう」(政治ジャーナリスト)

 この数年間は、熊本3区で松岡利勝としのぎを削ってきた。

「坂本氏はもともと、自殺した松岡元農相が面倒を見ていたのに、03年の衆院選では『反松岡』を掲げて当選した。それ以来、旧松岡後援会は『坂本許すまじ』が合言葉です。坂本氏は松岡氏の葬儀の時にも『帰れ』と罵声(ばせい)を浴びせられるほど憎まれていました」(地元県議会議員)

 05年の郵政選挙では、“改革派”に転じた松岡氏に敗れたものの、07年の松岡農相自殺後の補選で返り咲き、自民党に所属することになった。あのコワモテの松岡議員を恐れさせたくらいの男だから、舌禍批判なんて怖くもないか。

(日刊ゲンダイ2009年1月7日掲載)


関連ワード:
派遣村  自殺  自民党  熊本県  松岡利勝  
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