東京都新宿区のマンションで8日未明、指定暴力団住吉会系の男性組員が刺殺された事件で、警視庁組織犯罪対策4課と新宿署は10日、同区新宿7、同組系幹部、山本五一容疑者(52)を殺人容疑で逮捕したと発表した。同課の調べに「刃物で刺したが殺そうとは思わなかった」などと供述している。
逮捕容疑は、山本容疑者は8日午前1時ごろ、同区新宿7のワンルームマンションの一室で、同じ住吉会系傘下の組に所属する二階堂勝彦組員(64)の胸や顔をペティナイフ(刃渡り約10センチ)で刺して殺害したとしている。9日午前9時半ごろ、「自分がやった」と新宿署に出頭した。マンションは2人が所属する組の事務所で、2人は7日夜から酒を飲んでいたという。以前から仲が悪かったといい、警視庁は動機の解明を進めている。
毎日新聞 2009年1月10日 11時13分