十日町病院等の医療提供体制に関する検討会(伊藤正一座長)は、基幹病院建設後の県立十日町病院の運営形態について、専門外来と重傷患者の入院機能をもつ2・5次機能の中核病院とするなどの答申案をまとめた。15日、県庁で江口孝雄・県病院局長と田口直人・十日町市長に答申する。
答申案によると、新十日町病院は専門外来と重傷患者の入院機能をもつ2・5次機能の中核病院とし、ベッド数は現行の275床程度。経営形態、経営母体は公共性を重視した医療機関とする。
松代病院は2次機能をもつ地域医療病院とし、新十日町病院と連携のもと、医療、保健、福祉機能を備えた包括的なセンターとする。ベッド数は現行の55床程度。経営形態は新十日町病院との一体的な経営を検討する--としている。【神田順二】
毎日新聞 2009年1月10日 地方版