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09/01/08(木) 06:15
優れたバリスタリーダー論
※09/01/09 18:30にちょっと修正・追記
◆コメント
"一般のリーダー論"をバリスタ的に調整しました。
最下部のような書籍のタルタル的理解・解釈のまとめ。

◆読者対象について
この記事は、全ての人に役に立つわけではありません。
およそ2:6:2の法則が働きます。
上位2割の人は、既にこの内容を理解しているため、この記事を読んでも役に立たない。
下位2割の人は、この内容を教えても、できるようにならないので、役に立たない。
その中間にいる6割の人は、少しでもが役に立つ部分がある。

ネット記事を書く人間の多くが、こういう2割の人たちがいるということが分からないほど世間知らずでも愚かでもないことは、彼らの文章を読めば分かります。
このことから、そういうネット記事を書く人間は、その2割ではなく、その記事が役に立つかも知れない6割の人間に向けて書いている、ということが分かるわけです。

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◆優れたリーダーは、自分のチーム内での立ち位置と周りの状況を熟知している。

バリスタのような、さまざまな面子の集まったチームはまとまりにくい。このような多様性は、創造性と連携を生み出す源のはずだが、コミュニケーションを阻害する原因にもなりうる。

対人関係の調和は、チーム活動に関する項目において、相互評価と自己評価がどれくらいずれているかで評価できる。
例えば、あるチームリーダーが自らを「創造的なリーダー」と評価していても、はたして他メンバーも同様の評価を下しているだろうか。実はこの一致度が高ければチームパフォーマンスが改善されることが明らかになっている。

しかし、残念なことにチームメンバーは次のように振舞うことが多い。
・自分の短所を隠す
・本当の自己評価を明らかにするのをためらう。もしくはいっさい公にしない。
・自分の専門知識が批判されると脅かされているように感じる。
・そのような批判に直面すると、自己防衛に回る。同時に偏見を抱き、その相手が類稀なる才能の持ち主であってもそれに気づかないことも少なくない。

分別をもってこのような情報交換をすれば。コミュニケーションの輪が広がり、およそ楽しい議論ではないという理由からタブー視されている話題も取り上げられるようになる。また、他メンバーの間違った認識を正したり、自分が他メンバのどこを色眼鏡で見ているかを知ったり、また自分の態度と自己評価を修正できる。

◆味方が指示を聞かない理由

頭が良く、意欲的にとり組むんだけど、どこか頼りにできない。
ポテンシャルはあるが若干視野が狭いために、暴走するリスクがあり、安心して任せられないタイプの人間である。
だから、そんな人の発言は受け入れられない。顔見知りの味方のそばにいた方が安心だ。

罵倒や負のインセンティブを利用した動機付けを頻繁にする場合は、こういった状況になる事が多い。

優れたリーダーならば、他人の行動に関して脊髄反射的レスするのではなく、一度立ち止まって考えてみるべきである。
他人の行動に関しては必ず意味があるので、その辺のバランスは状況依存であるが、よく分析してから判断しなければならない。
まして、そのジョブでバリスタに参加したことも無いのに、判断を下すなんてのは論外。

基本的に指示を失敗する人の典型として、
・誰でも正しいことをするべきだ、ということを主張するだけで、人物を動かせると思っている。
・味方に甘えている。

そもそも、正しいか間違っているかという2つの事象の問題ではなく、常に、様々な妥協をしながら、結果として、正しい方向にどれだけ近づけることができるか、そういうゲームなのである。
そして、2点目の、安易にチームメンバーを味方だと思っているのも、致命的だ。

結局、統率力とは、いかに自分の味方を増やし、自分の構想を推し進めるか、というパワーゲームだ。
論理的な正しさや、自分の思いこんだ正しさだけで、統率力を推進できると思うのは、間違いなのだ。

因みにこのやり取りが、敵のチーム内でも起こっていることをお忘れなく。
敵チームと自分の指示出している味方チームのどちらが、雰囲気よくまとまって動けてるかを見ることで指示の成功具合を知ることができる。

◆指示通りにユーザーを動かす

指示を与えてユーザーを動かすには…。

人の行動には「欲動」が大きく関係しており
それは「獲得」「絆」「理解」「防御」の4種類であることが知られている。

獲得:社会的地位を含め、希少なものを手に入れる。
絆:個人や集団などの結びつきを形成すること
理解:好奇心を満たすことや自分の周りの世界を知ること
防御:外部の猛威から身を守り正義を広めること

これらを与える(正のインセンティブ)ような発言、
これらを失う(負のインセンティブ)ような発言を与えればよい。

正のインセンティブの例としては、
・得点王なんてすごいですね!
・たまには称号狙ってみてはどうですか?

逆に負のインセンティブの例としては、
・ルークまで下がらない奴は敵のスパイ。
・クソタルがさっさと精霊撃てよ。
など。

負のインセンティブは非常に効果的であるが、使いすぎるとどうなるのかは言うまでもない。
実際、昔のE様はこの手の指示が非常に上手かったと思うw
最近は優しくなりすぎて、たまには少し罵られたいとも思えるwww

正のインセンティブ例は、デールカーネギー先生著の
「人を動かす」を読めば完璧である。
これはいかに人を気持ちよく自発的に行動を促す方法について書かれてある。

▽人を動かす三原則
・批判も非難もしない。苦情もいわない。
・卒直で、誠実な評価を与える。
・強い欲求を起こさせる

▽人に好かれる六原則
・誠実な関心を寄せる。
・笑顔で接する。
・名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つことばであることを忘れない。
・聞き手にまわる。
・相手の関心を見抜いて話題にする。
・重要感を与える―誠意をこめて。

▽人を説得する十二原則
・議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。
・相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
・自分の誤りをただちにこころよく認める。
・おだやかに話す。
・相手が即座に'イエス'と答える問題を選ぶ。
・相手にしゃべらせる。
・相手に思いつかせる。
・人の身になる。
・相手の考えや希望に対して同情を持つ。
・人の美しい心情に呼びかける。
・演出を考える。
・対抗意識を刺激する。

▽人を変える九原則
・まずほめる。
・遠まわしに注意を与える。
・まず自分の誤りを話した後、相手に注意を与える。
・命令をせず、意見を求める。
・顔を立てる。
・わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる。
・期待をかける。
・激励して、能力に自信を持たせる。
・喜んで協力させる。

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◆参考書籍
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Shanyさん
Shanyさん
自己紹介
[コメント 08/12/15]
バリスタは自分の好きなようにやってればいいと思うけどね。
いろんな"ひゃっほいの形"を理解して下さい。
・得点王になりたい人
・燃やしまくりたい人
・倒しまくりたい人
・殴られまくりたい人
・ただケアルしていたい人
・指揮したい人
・say/tell/shoutが好きな人

何かを喚き散らしたところで変えられるのは自分の考え方だけ。いつか気づけるといいね。

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