ラスベガス(CNN) 米マイクロソフト(MS)のバルマー最高経営責任者(CEO)は7日、次期基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」の試験版が、9日からオンラインでダウンロード可能にすると発表した。現行OS「Vista」の改良は中止する方針のもようだ。
バルマー氏は国際家電見本市のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が開催される当地のホテルで基調講演を行い、「これまでで最高のウィンドウズを発売する」と、ウィンドウズ7がより早く操作性が良いOSになると自信を示した。度々批判を浴びた Vista のセキュリティーや互換性の問題、ウィンドウズ7の具体的な発売日には言及しなかった。
ウィンドウズ7の試験版は昨年12月インターネット上に流出し、評価は今のところ上々。タッチスクリーンとの互換性や、開いているウィンドウの透明表示、タスクバー上のアイコンで最近編集したデータなどに簡単にアクセスできる機能、向上したネットワーク機能などが新たな特徴だ。
バルマー氏がCEOとしてCESで基調講演を行ったのは今回が初めてだが、テンポの良い語り口が好評だった半面、新しい情報をもっと公開してほしかったとの意見も出ている。