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2009年01月10日(土)

東部低迷、過半数が流出 居住地の病院利用
峡中は8割地元、地域格差鮮明に

 山梨県内の入院患者で居住地域の医療機関を利用している人の割合が、県東部地域で46%にとどまり、過半数が他地域に“流出”していることが、9日までの県のまとめで分かった。公立病院の常勤医不足などで、入院患者を受け入れられない地域医療の現状をうかがわせる結果。一方、医療機関の多い甲府市を含む峡中地域では八割が地元の医療機関を利用していて、あらためて医療をめぐる「地域間格差」が浮き彫りになった。
 県医務課によると、県内60病院と入院可能な約90診療所の2007年5月のレセプト(診療報酬明細書)データを集計。精神、リハビリ、高度医療(県立中央病院、山梨大病院)を除いた一般的な入院診療を対象に、患者の住所と入院先の医療機関の所在地を調べた。
 峡東医療圏と、ほかの中北、峡南、富士・東部の3医療圏を分割した計7地域ごとにみると、居住地域外の医療機関に入院した人の割合が最も高かったのは東部で、807人のうち436人(54・0%)に上った。次いで峡南北部41・6%、峡北40・9%、峡南中南部39・3%など。
 東部から“流出”した人の入院先は、県外が31・8%と最多で、峡東8・3%、富士北ろく7・9%と続いた。峡南中南部も12・6%が県外だった。
 県医務課は「県境にある地域は隣県の医療機関を利用しやすい点もあるだろうが、東部は人的に、峡南は施設的に課題があり、入院患者を受け入れられないためではないか」と分析している。



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