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ジンバブエ:コレラが深刻 現地に日赤の緊急医療チーム

ジンバブエへ向け出発する日赤の緊急医療チーム=成田国際空港で2009年1月10日、駒木智一撮影
ジンバブエへ向け出発する日赤の緊急医療チーム=成田国際空港で2009年1月10日、駒木智一撮影

 アフリカ南部のジンバブエでコレラの感染被害が深刻化している問題で、日本赤十字社の緊急医療チーム第2班が10日、成田国際空港から首都ハラレに向けて出発する。

 日赤によると、世界保健機関(WHO)の調査では、コレラの感染は昨年11月ごろから始まり、今年に入ってジンバブエの全10州に広がった。7日現在の死者は1778人、感染者は3万5931人を数える。

 第2班は医師3人、看護師4人、技術員1人、事務員4人の計12人。昨年12月18日に派遣された第1班と合流し、段階的に業務を引き継いで2月9日まで治療や衛生教育などの支援に当たる予定。

 チームリーダーを務める大阪赤十字病院の中出雅治国際医療救援部長(49)は出発前に成田空港で「赤十字のネットワークを使って、人とモノを効率的に使用してコレラの流行を食い止めたい」と話した。第1班からの連絡では、昨年3月の大統領選以降も政治的混乱が続き、清潔な水が手に入らず、治療、予防共に進まないのが実情だという。

毎日新聞 2009年1月10日 11時10分(最終更新 1月10日 12時36分)

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