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2009年PC春モデル:1600×768ドット液晶/588グラムの“ポケットスタイルPC”――「VAIO type P」 (1/2)

米国で開催中の2009 International CESにて発表された薄型軽量の新型VAIOノート「VAIO type P」が1月16日に国内でも発売される。直販価格は7万9800円からだ。

薄型軽量ボディに無理のないキーボードと高解像度ワイド液晶を装備

tm_0901pnews_01.jpg モバイル向けVAIOで最小、最軽量、最安のモデルとなる「VAIO type P」

 ソニーは1月8日、VAIOの新シリーズとなる薄型軽量のミニノートPC「VAIO type P」を発表した。店頭販売向けにワイヤレスWAN搭載モデル「VGN-P80H/W」と、3色展開のワンセグ搭載モデル「VGN-P70H/R」「VGN-P70H/G」「VGN-P70H/W」を用意する。VGN-P80H/Wは近日、それ以外の3モデルは1月16日に発売する予定だ。価格はオープンで、実売価格はいずれも10万円前後と予想される。

 VAIO type Pは、2008年12月24日からVAIOのホームページにティーザー広告が掲載された新型のモバイルPCだ。“ポケットスタイルPC”という新コンセプトを掲げ、高機能化した携帯電話とともにPCを持ち出してもらうため、薄型・軽量化に注力しつつ、PCの強みである「キー入力のしやすさ」と「情報表示能力の高さ」を重視して設計したという。

 ボディは同社が“ジャストKeyboardサイズ”と呼ぶパームレストのない横長のデザインを採用する。本体サイズは245(幅)×120(奥行き)×19.8(高さ)ミリ、重量はVGN-P80H/Wが約636グラム、VGN-P70H/R・G・Wが約634グラムだ。バッテリーはリチウムイオンポリマーを採用。駆動時間は標準バッテリーで約4.5時間、別売のバッテリーパックL装着時で約9時間をうたう。ちなみに、バッテリーパックL装着時は重量が約118グラム増える。

 キーボードはキーとキーの間にスペースを設けた日本語86キーのアイソレーションキーボードを搭載する。主要キーのキーピッチは約16.5ミリ、キーストロークは約1.2ミリ。ポインティングデバイスはスティック型で、3つのクリックボタンを備える。

 本体のカラーは天然石をイメージした3色展開だ。VGN-P80H/WとVGN-P70H/Wはクリスタルホワイト、VGN-P70H/Rはガーネットレッド、VGN-P70H/Gはペリドットグリーンのパール入り光沢塗装を用いている。スティック型ポインティングデバイスのキャップとデスクトップの壁紙もカラーごとに異なるものが用意されている。

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tm_0901pnews_05.jpgtm_0901pnews_06.jpgtm_0901pnews_07.jpg 左がクリスタルホワイト、中央がガーネットレッド、右がペリドットグリーンのカラーバリエーション。いずれもシルバーとのツートーンカラーとなっている。天板の素材はマグネシウム合金、本体は樹脂製だ

 液晶ディスプレイは新開発の8型ワイドパネルを搭載し、1600×768ドットと横に長い高解像度表示が可能だ。画面は光沢タイプで、LEDバックライトを備えている。キーボード右下のボタンを押すことで、デスクトップ上で開いているウィンドウを画面全体に自動で整列される機能も持つ。

tm_0901pnews_08.jpgtm_0901pnews_09.jpg 6段配列のアイソレーションキーボードとスティック型ポインティングデバイスを採用している(写真=左)。光沢仕様の8型ワイド液晶ディスプレイは1600×768ドットと高精細な表示が特徴で、ボタン1つで2枚のWebページを並べて表示することも可能(写真=右)

CPUはSilverthorneのAtom、OSはVista Home Basic、そしてファンレス

 ワイヤレスWANとワンセグの有無、本体カラー以外の仕様は4モデルで共通化されている。CPUはAtomプロセッサーを装備するが、Netbook向けのN270ではなく、Silverthorneの開発コード名で知られるMID/UMPC向けのZ500番台だ。CPUはAtom Z520(1.33GHz)、メインメモリは2GバイトのDDR2-533 SDRAM(オンボード/増設不可)、HDDは1.8インチで60Gバイトとなる。

 チップセットはグラフィックス機能のIntel GMA 500を統合したIntel System Controller Hub US15Wだ。これにより、非力なCPUながら、WMVやMPEG-4 AVC/H.264のHD映像を一部対応ソフトからハードウェアデコードで再生できる。また、低消費電力のプラットフォームを採り入れたことで、ファンレス設計を実現した。

 インタフェースは2基のUSB 2.0、ヘッドフォン、専用I/Oポート、SDHC対応SDメモリーカード/MMCスロット、メモリースティックPROスロット、有効画素数31万画素のWebカメラを搭載。専用I/Oポートに接続する別売のアダプタを使うことで、アナログRGB出力と1000BASE-Tの有線LANにも対応する。

tm_0901pnews_10.jpgtm_0901pnews_11.jpg 前面にはワイヤレス通信のスイッチ、電源スイッチ、メモリカードスロットを配置(写真=左)。背面は薄型のリチウムイオンポリマーバッテリーで占有されている(写真=右)

tm_0901pnews_12.jpgtm_0901pnews_13.jpg 左側面にはACアダプタ接続用のDC入力、USB 2.0、ヘッドフォンが並ぶ(写真=左)。手前には放熱用の通風口があるが、冷却ファンは内蔵していない。右側面に専用I/OポートとUSB 2.0を備えている(写真=右)

tm_0901pnews_14.jpg 専用I/Oポートに接続するオプションのアナログRGB出力/有線LANアダプタ。付属の小型ACアダプタと連結して持ち運べるように、ACアダプタと接続する溝が用意されている

 そのほか、ネットワーク機能はIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN(11nはドラフト準拠)とBluetooth 2.1+EDRを標準で備えている。さらにVGN-P80H/WはNTTドコモのFOMA HIGH-SPEED対応ワイヤレスWANモジュール(下り最大7.2Mbps)を内蔵し、GPS機能も搭載する。

 OSは32ビット版Windows Vista Home Basic(SP1)がプリインストールされる。ソフトウェア関連では、GPSおよび無線LAN経由で現在位置を取得し、同社が運営するソーシャルマッピングサービス「PetaMap」と連携して周辺地図と周囲にある飲食店などのスポット情報を一覧したり検索できる機能を備える。

 そのほか、電源オフの状態からWindowsよりも高速に起動が可能なLinuxベースのインスタントモードも搭載する。インスタントモードは、同社のAV機器に幅広く採用されているクロスメディアバーのインタフェースを装備。Windowsのパブリックフォルダ内にある写真や動画、音楽の再生、Webブラウザ(Firefox)、Skypeなどの機能を利用できる。

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