現在位置:asahi.com>文化・芸能>文化>文化一般> 記事 「官製広報」では物足りぬ 裁判員制度巡り日弁連が漫画2007年03月08日19時18分 日本弁護士連合会は8日、裁判員として選ばれた市民が裁判官とともに有罪か無罪かを決めるまでを描いた漫画「裁判員になりました――疑惑と真実の間で――」を、15日付で発行することを明らかにした。 漫画「家栽の人」で知られる毛利甚八さんの作。毛利さんは同日の記者会見で、最高裁などが作った広報映画を「人間の性格や感情の動きが全く描かれていない。裁判官は全員いい人という前提で描かれている」と批評。今回の漫画では裁判官3人のそれぞれの性格に気を配ったという。 漫画では、右陪席判事が「法廷でうそをつく被告人をたくさん見てきた」と発言して裁判員から批判を浴びる「悪玉」として描かれる一方、裁判長は制度の意義を裁判員たちに説く「善玉」として登場する。 希望する学校(中学校以上)や図書館には3部、公共機関・医療機関には1部を無償で送る。個人や企業には1部100円で販売する。問い合わせは日弁連(03・3580・9844)へ。 PR情報 |