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WBC:「米国のマウンドに太極旗を立てる」

韓国代表が出陣式

 金寅植(キム・インシク)監督はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の見通しに関して慎重だった。それはイ・スンヨプ=巨人=や朴賛浩(パク・チャンホ)=フィリーズ=ら中心選手の代表入りが難しいという心配からだ。また、選手らがまだ一度も合同練習を行っていないこともあった。

 しかし選手らは違った。「もう一度世界を驚かせたい」(朴鎮万〈パク・ジンマン〉=サムスン=)「野球の本場米国で太極旗(韓国の国旗)をマウンドに立ててくる」(孫敏漢〈ソン・ミンハン〉=ロッテ=)と自信に満ち溢れていた。

 第2回WBCに出場する韓国代表が8日、新羅ホテル(ソウル市中区奬忠洞)で出陣式兼ユニホーム発表会を行った。出陣式には、金寅植監督や金城漢(キム・ソンハン)ヘッドコーチらコーチ陣7人と韓国代表2次候補32人のうち28人が参加した。

 イ・スンヨプ、朴賛浩、秋信守(チュ・シンス)=インディアンス=は個人的な理由で欠席し、金東柱(キム・ドンジュ)=斗山=は代表入りを固辞した。金寅植監督は「金東柱の代わりに李机浩(イ・ボムホ)=ハンファ=を代表に選出した」と語った。代表チームは合流や交代などに備え32人を維持しつつ、2月28日までに最終候補28人を決めなければならない。

 この日の出陣式には金炳賢(キム・ビョンヒョン)が久しぶりに公の前に姿を現し注目を集めた。昨季所属チームを見つけることができなかった金炳賢は「よく休み、よく遊んだ。2、3カ月前から投球バランスを取り戻すことに専念するとともに、体力作りに励んでいる」と話した。続けて「これまであまり投球をしていないが、10日ほどあれば十分」と自信を見せた。2度目のWBC出場に対する意気込みについては、第1回WBCの準決勝で福留(カブス)に2ランを浴びたことを挙げ、「ミスといえばミスだし、実力が足りなかったともいえる。二度とああいったミスは繰り返さない」と語った。

 一方、特定の選手を挙げて雪辱を誓う選手もいた。金広鉉(キム・グァンヒョン)=SK=は「日本戦に登板し青木(ヤクルト)を抑えたい。北京五輪で3安打も浴びたから」と話した。

 李大浩(イ・デホ)=ロッテ=は「2006年のアジア大会で台湾の郭泓志(ドジャース)に完ぺきに抑えられた。台湾との1回戦ではその借りを返したい」と語った。出陣式を終えた選手らは各チームの練習に復帰した後、来月14日に合同合宿地のハワイに向かう。

 なお、この日初公開されたWBC韓国代表のユニホームのデザインは北京五輪のユニホームとほぼ同じだった。スポンサーのナイキは「五輪優勝の勢いをそのまま維持したいため」と説明した。

陳仲彦(チン・ジュンオン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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