| 世界ウルルン滞在記〜ルネサンス〜、第1回目の旅人は、ガレッジセールのゴリさん。運動神経が抜群に良く、鉄棒の大車輪やブレイクダンスなど得意技も多い体力派。「イノシシ狩りがしたい!ジャングルマンになりたい!」というゴリさんが、タイのジャングルに向かいます。 |
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*ムラブリ族*
タイの先住民ムラブリ族は、北タイとラオスの国境に広がる原生林の中で暮らす人々です。現在の人口はわずか300人ほど。何世紀ものあいだ、木の皮をたたいて布状にしたものをまとい、文字も持たず、広大な森を住処にしてきました。森の中にバナナの葉を使った寝床を作り、そのバナナの葉が枯れて黄色くなるころには別の場所へ移動してしまうため、タイ人や近郊のモン族の人々から「ピー・トン・ルアン(黄色い葉の精霊)」と呼ばれていた彼ら。森の中で数家族ごとにグループを作って狩猟採集生活を行い、1週間ほどで周囲に食べ物がなくなると移動するというシンプルな生活を送ってきたのです。 |
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*食料は平等に分ける* 原生林の開発によって森が狭くなり、30年ほど前から周囲の山岳民族と接触を始めた彼らは、政府の指導によって定住する村を形成するようになりました。現在は、竹で建てた家 屋や衣服、貨幣、教育など様々なものがムラブリ族の社会に入り、若い世代を中心に生活習慣が変わりつつあります。元々、ムラブリ族の人々は、アナグマ・モグラ・竹ネズミ・カメ・小鳥などの小動物を獲り、ヤマイモや木の実、蜂蜜を採集するために、パチンコや槍、堀り棒を持って森の中を移動していました。森での住居は、木の枝を二本立てて横木 を一本渡し、これにバナナの葉を斜めにかけたもの。地面にもバナナの葉を敷き詰めます。彼らの社会には、冠婚葬祭や儀式もなく、独自の宗教もありませんでした。ただ一 つ、ムラブリ族が守っている絶対的な掟は、「食料を平等に分けること」だけです。森で とれた食料は、例え小さな鳥一羽でも、その場にいる全員に平等にいきわたるよう、等分に分け合って生きてきたのです。 |
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*裏話* |
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