「楢山節考」 私はこの映画を見て衝撃を受けた記憶があります。
年老いて役に立たなくなった老人を食い口を減らすために冬の寒い時期に山に捨てに行く衝撃的な内容に驚いた記憶があります。
老人を大切にする韓国では理解できない野蛮な行為だと怒りを覚えた記憶があります。
しかし今の日本は正に「姥捨て山」の状況です。
テレビに映し出された派遣労働者がバスに乗せられ宿泊施設に向かう光景を見て、バスは本当に宿泊施設に向かうのかと疑りたくなりました。
このバスは途中から進路を変え焼却炉に向かうのではないかと勘ぐりたくなりました。
派遣労働者で職を失った人々は「生ゴミ」と比喩してもおかしくありません。
「生ゴミ」は熱を加えて味をつけて調理すれば人間が食べれる程度まで誤魔化すことができます。
まさに派遣労働者も正社員として正式な職場で働くことは無理があると考えますが人が嫌がる仕事なら職に就くことができると思います。
例えば老人介護施設での排泄物の始末はできると思います。
しかし野暮ったい男に排泄物を始末してもらう老人は悲劇です。
女性が男に陰部をさらけ出すことは老人でも抵抗があります。
結局男は必要とされないのです。
人手不足で困っている老人介護施設でも男の必要ありません。
職を失った派遣労働者を必要とする職場は無いと考えるのが必然です。
ナチスヒトラがユダヤ人を列車に乗せガス室まで運んだ光景をダブらせて、派遣労働者も生ゴミ処分施設に運ばれるのではないかとテレビを見ていました。
合法的に彼らを処分できる施設が必要となる時代が来るのかもしれません。
日本経済も不況でいかに食い口を減らすことができるかが今後を占う鍵となります。
「生めよ増やせよ」の時代は終わりました。
これから質の時代になります。
質の高い人間が生き残れる時代に突入したのです。
そのためには何か資格を取るのが生き残る手段でもあります。
生ゴミ処分場が人生の終着駅とならないように、、、
ファイティン!!