生後17日、体重2.6キロの女児への生体肝移植に成功したと、自治医科大(栃木県下野市)が8日発表した。手術に当たったチームの一人で、同大移植外科の水田耕一准教授によると、国内の生体肝移植では年齢が最も若く、体重が最も軽い記録という。
手術を受けたのは仙台市の伊達聖伸(きよのぶ)さん(33)の次女香凜(かりん)ちゃん。原因不明の劇症肝炎と診断され、同大の移植外科と消化器外科のチームが昨年10月下旬に手術を行った。香凜ちゃんは昨年12月27日に退院。体重は約4キロになり、元気に育っているという。
水田准教授によると、これまでの国内の最年少記録は05年に新潟大で成功した生後25日。