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「不採算」部門堅持求める 県病院事業局経営再建説明会2009年1月9日

 2011年度までの経営黒字化を目指す経営再建計画を策定している県病院事業局(知念清局長)は8日午後、南風原町の県立南部医療センター・こども医療センターと名護市の県立北部病院で病院職員を対象に計画を説明した。同医療センターでは医師から「(小児の)こころの診療科など患者ニーズのある不採算部門を維持するしっかりした計画があるのか」など政策医療として不可欠な診療科目の堅持を求める声や、再建計画の実効性を問う意見が相次いだ。
 説明会には、県立精和病院の職員らも含め総勢約110人が参加。知念局長は14日に開かれる県医療審議会県立病院のあり方検討部会が、県立病院の地方独立行政法人化を答申に盛り込むと説明。しかし、同局としては「現在の経営形態(地方公営企業法の全部適用=全適)のままでも改善の余地がある。私が局長の間は全適で経営健全化へ向け頑張りたい」と理解を求めた。
 職員からは「3年以内の黒字化へ向け、県からは毎年いくらの繰入金が入るのか」との質問も。これに対し知念局長は「今、交渉中で数字は明らかにできない。しかし、われわれはきちんとした数字を持って計画を建てている。病院長と一緒に県三役にも説明をしている」と話した。


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