レスキュー車、歩行者はねる　現場急行中に

　８日午前９時５０分ごろ、東京都新宿区北新宿の都道交差点で、豊島区高田の救急現場に向かっていたレスキュー車が、道路を横断してきた近くの無職の男性（８５）と接触。男性は頭を強く打ち重傷を負った。

　警視庁戸塚署の調べでは、現場は片側２車線の信号機のある交差点。レスキュー車は左車線を走行し、赤信号の交差点を通過しかけたところ、右車線の車列の間から出てきた男性とぶつかったという。

　東京消防庁によると、レスキュー車は「自転車のチェーンに指を挟んだ」との１１９番通報を受けて出動する途中で、サイレンを鳴らし、赤色灯を付けていたという。

　同庁は「交通事故を起こし、住民にけがを負わせたことは誠に申し訳ありませんでした。今後は、安全運行を徹底させ、事故の根絶を図ります」とコメントした。