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年越し派遣村:失業者に融資や資金提供 都社協と実行委

東京都の保健師に健康相談をする「年越し派遣村」から施設に移った男性(手前)=東京都中央区の十思スクエア(旧十思小)で2009年1月7日午後、小林努撮影
東京都の保健師に健康相談をする「年越し派遣村」から施設に移った男性(手前)=東京都中央区の十思スクエア(旧十思小)で2009年1月7日午後、小林努撮影

 東京・日比谷公園の「年越し派遣村」にいた失業者らの自立を支援するため、東京都社会福祉協議会と派遣村実行委員会は7日、融資や資金の提供を始めた。移転先となった都内4カ所の施設では、都による無料の健康相談も始まった。8日からは健康診断も行う。

 就職の面接や住居探しに出向く交通費がない失業者も多いため、社福協は上限5万円の融資を開始。実行委も、派遣村に寄せられた寄付金の中から1人1万円の資金を配った。

 また都の保健師が移転先を巡回、この日は22人の健康相談に応じた。移転前に派遣村に登録した失業者の中には、衰弱している人も多く十数人が入院、1人は肺結核と診断されていた。【工藤哲】

毎日新聞 2009年1月7日 20時40分(最終更新 1月8日 8時38分)

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