東京・日比谷公園にあった「年越し派遣村」の実行委員会は9日、派遣村から都内4カ所の施設に移った失業者の新たな宿泊場所について、都内2カ所の旅館に250人分を確保したことを明らかにした。廃校になった小学校の体育館など現在の4施設は12日で使用期限が切れる。旅館は来週末まで借り上げる予定。
村長でNPO「自立生活サポートセンターもやい」の湯浅誠事務局長は「大多数の失業者のアパートの確保が間に合わないほか、施設は狭く、十分に体を休めることができないため」と理由を説明した。【山本太一】
毎日新聞 2009年1月9日 東京夕刊