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政治

道税収入100億円減 08年度 法人税落ち込む 道債圧縮目標困難に(01/09 07:15)

 道の二〇〇八年度の道税収入が、景気低迷により、当初予算見込みに比べ百億円を超えて落ち込む見通しであることが八日分かった。財源不足は道債(借金)を増発して穴埋めするが、〇九年度の道税収入も本年度当初予算を数百億円下回る可能性がある。財政再建のため一四年度までに道債残高を五兆円に圧縮する道の目標は、早くも達成が困難な状況に追い込まれそうだ。

 〇八年度の当初予算で、法人税や住民税などの道税収入は前年度と同程度の六千八十億円を見込んでいた。上半期で、道路特定財源の暫定税率失効分を除き約三十七億円見込みを下回っていたが、道幹部は八日、「法人税などの落ち込みが大きく、数十億円の二けた単位では収まらない」と述べ、減収幅が百億円以上となる見通しを示した。今後、精査が進めば百五十億円を超える可能性がある。

 また、〇九年度についても国が都道府県税収入全体で本年度比18%減を見込んでおり、「大企業が多い東京や愛知ほどではないが、道税も数百億円規模で落ち込む恐れがある」(道幹部)という。

 道はこうした財源不足を、減収補てん債や臨時財政対策債などを発行して穴埋めする方針。

 ただ、道は約五兆六千億円ある道債残高を一四年度までに五兆円に圧縮する目標を掲げているため、当初見込みを下回った税収を補てんするための借金は、五兆円の目標と切り離す案も浮上している。

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