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【データ首都圏】自転車事故 10万人当たり 静岡市突出236件 (2/2ページ)
高齢者に次いで高校生の事故が多いことから、同県は4月に全国初の「学校警察連携制度」を導入。県警が違反生徒に交付した「自転車安全指導カード」を学校側が交通教育に活用することで「増加していたカードが大幅な減少に転じた」(県教委)という。県警は同時に、安全講習を修了した小学生に「自転車運転免許」を発行する長期的対策も始めた。
気ぜわしい年末、軽い気持ちで乗った自転車で重大事故を起こさないようにしたい。(磯山道彦)
押して歩く配慮も必要
自転車産業振興協会の福田悦裕・常務理事の話 「自転車は手軽で健康づくりにも向く半面、危険とも背中合わせだ。『車道の左端走行が基本』を忘れずに。6月の道交法改正でルールが明確化され、13歳以下と70歳以上は歩道通行ができるようになったが、歩行者との重大事故も多い。状況によっては自転車を押して歩く配慮も必要だ。ブレーキやタイヤの点検、夜間はライトの点灯や反射板で自分を目立たせることが安全につながる。飲酒や携帯電話を使いながら乗るのは論外だ」