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2009/01/09 14:20 KST
双竜自が法廷管理を申請、上海汽車が経営放棄


【ソウル9日聯合ニュース】双竜自動車筆頭株主の中国・上海汽車集団が、深刻な流動性危機に陥った双竜自の経営を放棄した。

 同社は9日に中国本社で開かれた理事会で、ソウル地裁に法廷管理(日本の会社更生法に相当)を申請したことを明らかにした。双竜自はこの日、ソウル地裁に回生手続き開始申請、財産保全処分申請、包括的禁止命令申請を行った。法廷管理が始まれば、上海汽車の経営権行使が中止される。事実上、双竜自の経営から手を引いたことになる。

 上海汽車は2004年10月に債権団と本契約を結び、株式48.9%を5900億ウォンで取得し双竜自筆頭株主となった。その後、持ち株を51.3%まで増やした。

 双竜自は報道資料を通じ、「理事会を通じ、緊迫した資金流動性危機に対応し持続成長が可能な企業に生まれ変わるため、法廷管理申請を決定した」と発表した。最近の世界的な金融危機に伴う景気低迷の余波で内需販売が急減、輸出船積も減少し経営赤字が拡大した上、金融市場の信用収縮が急速に進み正常な資金調達も不可能となり、深刻な資金流動性危機に直面したと述べた。さまざまな経路を通じ政府、金融機関など利害関係者と共生の枠組みを作ろうと努力したが、利害の一致に失敗し、迫る資金流動性危機の解消に向けた避けられない選択として、理事会で法廷管理の申請を決議したと説明した。

 双竜自は固定費支出を大幅に削減するため、依願退職の施行、循環休職を通じた平均賃金50%減額給付、向こう2年間の賃金削減(最高30〜10%)、昇進・採用などの凍結、福祉支援の暫定中断などを労働組合と話し合う計画だ。