夏にもかかわらず、日中、冷房の利いたオフィスにいると、汗をかかずに一日が終わってしまった、ということはないだろうか。そんなとき、たっぷり汗をかけるお風呂ヨガがお薦めだ。

「お風呂の中でヨガのポーズをすると、汗がよく出るし、お湯で浮力がつくので、ポーズがとりやすい」と龍村ヨガ研究所の龍村修さん。ぬるめのお湯で行えば、ホットヨガに比べ、体への負担は少ない。それに、紹介するポーズは、どれも手軽にできるものばかりなのに、汗出し効果はバツグン！驚くほど汗が出る。

　また、「水圧がかかるため、意識して呼吸を行えば、おのずと呼吸も深くなる」と龍村さん。
　汗をかくことは、体の排せつ力を高めること。そして、いい汗をかくのには、やはり「深い呼吸が必要」（龍村さん）。

　まずは、呼吸を深くするために、体のゆがみを調整し、肋間筋をほぐすポーズから。腹式呼吸をしながら、前後、左右、ねじりの3方向に、ゆっくりと、肋骨の間の筋肉をほぐしていく。
すると、胸が広がりやすくなり、自然に呼吸が深くなってくる。体の循環が良くなり、汗が出やすい体になるのだ。

　お風呂ヨガで汗をたっぷりかいた後は、シャワーで流し、入浴後はあおむけになり大の字で横になる「くつろぎのポーズ」で2、3分リラックスしよう。

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