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歴史資料館が着工

2009年01月09日

写真

遺跡の北側(写真右)から埋め戻しが進む工事現場。南側(同左)には黒っぽい江戸時代の土層が見える=松江市殿町

◆松江市、遺跡埋め戻し開始◆

 松江市は7日、同市殿町の市歴史資料館(仮称)の建設に着工した。建設予定地から見つかった江戸時代の家老屋敷遺跡の埋め戻し作業が、20日ごろまで続くという。市は年明けにも着工する方針を示していた。

 現場では8日、大型のダンプカーが土を運び込み、遺跡の北側からショベルカーで土をかぶせていた。市は遺跡を埋め戻し、約7割を地中で保存する計画。市歴史資料館整備室によると、計約1800立方メートルの土を盛るという。今月30日には起工式を行い、3月ごろから基礎くい打ちなどの本格工事に入る予定だ。

 計画見直しを訴えていた地元住民団体「城下町松江の景観と町づくりを考える会」代表世話人の三反田輝雄さん(82)は「遺跡の保存に対していろいろな意見が出ているなかで、工事を強行することは本当に残念だ」と話した。

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