イスラエル軍のガザへの攻撃は救急車などにも及んでいて、これまでに21人の医療関係者が死亡するなど、深刻なダメージを与えています。
WHO=世界保健機関によりますと、イスラエル軍の攻撃で、これまでに救急車11台が破壊され、医療関係者21人が死亡、30人が負傷しています。
ガザでは、イスラエルによる封鎖で医薬品や医療器具の不足がもともと深刻化していて、今回の攻撃での死傷者に病院が対応しきれない状態が続いていました。
さらに救急車も直接の攻撃を受けていることに、WHOでは、「今や医療活動が崩壊状態にある」としています。
また、8日には、人道支援物資を運んでいた国連の車列がイスラエル軍の戦車の砲撃を受け、2人のドライバーが死亡しました。
国連はイスラエル軍を非難した上で、安全が保障されていないとして、ガザへの支援物資配給の中断をよぎなくされています。(09日11:01)