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増設したメモリーの余りが高速RAMディスクとして使える

2009年1月8日 page:1/8次へ

 

「RamPhantom3 LE」(アイ・オー・データ機器)

「RamPhantom3」(アイ・オー・データ機器)

メモリーを増設するなら今、でも4ギガ積んでも使えるのは…

 メモリーが今、底値といわれていて、今まで2ギガ、4ギガ積むのに数万円かかったものが、アホみたいに安くなってる。筆者のノートPC、Thinkpadのメモリーも、行きつけの「問屋」(上海問屋)のサイトを見てびっくり。なんと筆者のノート対応メモリー、2ギガが1枚2000円を切っている、つまり2ギガ×2枚=4ギガで約4000円也だ。最近、OSをVistaに変えた筆者、これはもう、「積むっきゃない!」って感じ。

 とはいえ、XPでもVistaでも、4ギガ積んでも3ギガ〜3.5ギガぐらいしかOSの仕様で使えないのは周知の事実(64ビット版Vistaなら大丈夫らしい)。というわけで、2ギガ2枚積んでみた筆者のノートでは、3ギガほどが使われ、あとの1ギガは使われないままだ。

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図01 筆者のノートのタスクマネージャ「パフォーマンス」タブ。メモリーを4ギガ積んでいるにもかかわらず、3ギガちょいしか認識されていない

 確かにそれでずいぶんとPCが余裕を持った動きになったのは事実だが、やはり1ギガ程度のメモリーを遊ばせておくのは忍びない。ここで登場するのが「RamPhantom」のような、RAMディスク作成ソフト。

 とりあえずソフトの説明は下記のような感じ(説明は「RamPhantom3」のもの)。

RamPhantom3はメモリーの一部を利用して仮想ディスクドライブ(RAMディスク)を作成するソフトです。RAMディスクは、通常のハードディスクに比べデータの転送速度が圧倒的に速く、動作音もありません。頻繁にハードディスクへデータを読み書きするソフトウェアやテンポラリとしてハードディスク上の領域を使用するソフトウェア(Adobe社Photoshop等)をお使いの場合にRamPhantom3を導入頂くことで、これらソフトウェアを快適にご利用いただけます。

また、従来機能に加え、32bitのWindowsがインストールされたパソコンに対し、OSが使っていないメモリー領域に仮想ディスクドライブを作成する新機能を搭載。メモリーの全領域を有効に利用することができます。

 「RamPhantom」は、以前製品版を購入して、使ったことがあった。別にメモリーが余ったわけではなく、少ないメモリーからRAMディスク分を捻出して、IEのキャッシュとか、ソフトのテンポラリをRAMディスクに指定して、遅いノートを高速化しよう、という意図であった。ただしやってみたものの、やはりRAMディスクよりメモリー、ということで(メモリーも当時高価だったから、そうそう増設もかなわなかったわけである)、それ以来筆者のHDDにお蔵入りしていた、というわけである。

 ところが今回、1ギガ分メモリーが余る、ということで、「RamPhantom」を使うのなら今、という気持ちになったのであった。


 
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

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