唱歌メドレー「ふるさとの四季」より

故郷→春の小川→朧月夜→鯉のぼり→茶摘→夏は来ぬ
→われは海の子→村祭→紅葉→冬景色→故郷

参考文献 学研「私の心の歌 冬」 その他2冊

童謡、雪。合唱の世界ではこの「ふるさとの四季」版の雪が最も多くの人々に歌われているのではないでしょうか。合唱人間の誰しも(たぶん)が、このふるさとの四季版を通して「えっ!この歌、雪やこんこんじゃなくて、雪やこんこだったんだ!」と割と衝撃の事実を知るのです。
そう、こんこんじゃなくて、こんこなんですね!もう少し詳しく突っ込むと、こんこは「こうこ」という昔の言葉が変形したもので「来い」という意味。つまり「雪やこんこ」は訳すると「雪よ、もっと降れ」になります。
また、長い間こんこんと勘違いされてきましたが、「こんこんというのも雪の降りしきる様を表現する、大変綺麗な擬音じゃないか」と評価され、こんこんもこんこんで他の歌作品や詩に使われ、自立して立派に1人立ちをしている感があります。

それでは聞いてください、どん!

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管理人的には、MIDI作成が簡単な割に良くできたと満足しておりまする

雪やこんこ 霰やこんこ
降っては 降っては
ずんずん 積る
山も野原も 綿帽子かぶり
枯木残らず 花が咲く


雪やこんこ 霰やこんこ
降っても 降っても
まだ降り やまぬ
犬は喜び 庭駆けまわり
猫はこたつで 丸くなる


もともと尋常小学校(昔の小学校全般のこと)の2年生の為に文部省が発行した歌集に載っていたもので作詞者、作曲者共に不明です。
あまりに楽しく平和すぎる歌だということで戦時中は歌集から削除され、戦後には再び掲載されたという歴史があり、当時の日本政府の動向が垣間見れます。

あとですね、「♪や〜ま〜も野原もわ〜たぼ〜しかぶり♪」この綿帽子は日本のお嫁さんが結婚式の時に被る白いあの綿帽子のことで、雪をお嫁さんの綺麗さ美しさに例えてあるんだそうですよ。




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